こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むことぶき(@akitoshijp )です。
2018年4月5日発売の『週間ヤングジャンプ』18号収録の『ゴールデンカムイ』154話「残り時間」を読みました。
前回の『ゴールデンカムイ』153話「京都」のネタバレ考察はこちらを見てください。 2018年3月29日発売の『週間ヤングジャンプ』17号収録の『ゴールデンカムイ』153話「京都」を読みました。 前回の『 ...
『ゴールデンカムイ』153話 ネタバレ考察「京都」あらすじ感想 人斬り用一郎の正義と榎本武揚
人斬り用一郎(土井新蔵)が土方歳三にバッサリと斬られた前回。
人斬り用一郎の最後と土方歳三との違いとは?

土方歳三は網走監獄の犬童四郎助から取り返したエトピリカのクチバシを土井新蔵に返します。

もう助からない土井新蔵を介錯して楽に死なせようとする土方歳三ですが、土井新蔵は「楽に死ぬのは申し訳ない」と断ります。
土井新蔵は幕末の時代、勤皇派の暗殺者として多くの人を殺したことから、できるだけ苦しんで死んで償いとしたいと思っているようです。
勤皇派の道具としてゴミのように扱われ、北海道に流れ着いた土井新蔵はアイヌ人の妻と知り合い、そこで初めて「人間」としての安らぎを得たのでした。

人斬り用一郎(土井新蔵)とアイヌの妻:『ゴールデンカムイ』154話「残り時間」より引用

土方歳三は同じく幕末の動乱を生きながら、函館の五稜郭の戦いで死ねなかったことを負い目と思っていないとのこと。
豊原(ユジノサハリンスク)を走る杉本達
杉本達はなぜか樺太の街を爆走しています。

ユジノサハリンスクは現在でも樺太の中心地で、人口は20万人を超えます。『ゴールデンカムイ』の作中の時期は4万人くらいの人口だったと考えられます。
杉本達は子供に入れ墨の写しが入った背嚢を奪われてしまったようです。
泥棒の子供は、軽々と屋根の上を飛び回り、杉本達から逃げます。
子供はテントのあるところまで逃げて、シルクハットをかぶったオジサンに殴られます。
杉本達はどうにか追いつき、長吉と呼ばれた子供とシルクハットの男は土下座して平謝りします。
オジサンは責任をとると言って、長吉をおもむろに刀で切りつけて血が出ます。
子供にいきなり斬りつけたオジサンを見て、杉本はブチ切れてオジサンを殴ります。
しかし、長吉の顔は切れていません。

明治時代のサーカス(曲馬団)とは?
オジサンと長吉は「芸人」で、長吉はアクロバットをする軽業師だったとのこと。

長吉:『ゴールデンカムイ』154話「残り時間」より引用

このオジサンたちが属するサーカスは「曲馬団『ヤマダ一座』」とのこと。
オジサンは座長の山田でした。

山田座長:『ゴールデンカムイ』154話「残り時間」より引用

「ヤマダ一座」はロシア各地で巡業し、大盛況となり、樺太での公演を控えているとのこと。
サーカスに出演要求する杉本の意図とは?
杉本はいきなり自分を樺太巡業に「不死身の杉本ハラキリショー」として出すように山田に頼みます。
なぜ急にサーカスに出たいと言い出したかというと、とにかく目立ってアシリパさんに自分が生きていることを知らせるためでした。


しかし、たしかに目立てばアシリパさんから見つけてもらいやすくなりますが、その分トラブルにも遭いやすくなります。
杉本に恨みを持っている者や、入れ墨を狙う賊から襲われる可能性もあります。

アシリパさんが見つけてくれるのが先か、トラブルに巻き込まれてしまうのか。
次回から始まる155「ヤマダ曲馬団」,156「不死身の杉本ハラキリショー」,157話157話「樺太島大サーカス」のヤマダ曲馬団での練習と本公演のネタバレ考察はこちらを見てください。 今回の記事ではヤマダ曲馬団での修行の日々と、杉本出演までをまとめてネタバレ考察しています。 前回の154話「残り時間」の ...
『ゴールデンカムイ』155,156,157話 ネタバレ考察 樺太公演で杉本が大ピンチに!あらすじ感想