こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むことぶき(@akitoshijp )です。

前回の157話までのネタバレ考察はこちらを見てください。 今回の記事ではヤマダ曲馬団での修行の日々と、杉本出演までをまとめてネタバレ考察しています。 前回の154話「残り時間」の ...
『ゴールデンカムイ』155,156,157話 ネタバレ考察 樺太公演で杉本が大ピンチに!あらすじ感想
自分の大切な鶴見中尉の写真を雑に扱われたと勘違いした鯉登音之進に模造刀を真剣にすり替えられていました。
そんなことも気づかぬまま、不死身の杉本のハラキリショーがはじまりました。
この記事の目次
杉本の真剣ハラキリショーは無事に終わるのか?
かなりムカつく顔をしながら観客を乗せていく杉本。

杉本:『ゴールデンカムイ」158話「大トリ」より引用

まずは水をかけて腕を切りますが、切れないはずなのになぜか切れてしまい、血が噴出します。
鯉登音之進が持っている手品用の模造刀に今からすり替えるのも、中断するのも不自然で、観客がしらけてしまうので、そのまま足を切るパフォーマンスをします。

ついにそのまま切腹の場面となり、杉本はハラを切ろうとします。
杉本は腹の筋肉だけを切ることで血を噴出させ、どうにかショーを成立させようとがんばります。
そんな大ピンチの中、舞台上に怪しいロシア人が現れ、杉本にリボルバー式の銃を構えます。

ロシアの殺し屋:『ゴールデンカムイ」158話「大トリ」より引用
杉本はすかさず、持っていた真剣で銃を持つ指を切り刻み、ロシア人を切って捨てます。
続いて現れたロシア人も、刀を投げて倒します。
こうして現れたロシア人によって、ハラキリショーは殺陣ショーに変わり、観客はその演出に大興奮、大盛り上がりです。

裏で逃げようとしたロシア人は女装した月島軍曹にボコボコにされ、拘束されます。
こんなトラブルがあったのにもかかわらず、無事にショーは終わります。
杉本を襲ったロシア人の正体と、真の狙いとは?
月島が捕らえたロシア人を尋問すると、そのロシア人はロシア政府に依頼された殺し屋で本当は山田座長を狙うつもりだったことを自白します。

このロシア人達は、ハラキリショーの詳細も知っていたはずで、ハラキリに使われる刀が偽物と言うことも知っていたため、堂々と正面から舞台上で殺しに来ていました。
まさか模造刀が本当の真剣に変わっているとは思わなかったので、指を切られたロシア人はかなり驚いていました。

このロシア人達は、なぜヤマダ座長を狙ったのか。
それはヤマダ座長が、実は元陸軍将校で、ロシアでスパイ活動をしていたからでした。
ヤマダ座長はヤマダ曲馬団座長という身分に扮して、日露戦争の前からロシア巡業のかたわら、裏では諜報活動を行っていたんです。
日露戦争で勝利したとは言え、ロシアは脅威であり続けましたから、日本政府も警戒していたのでしょう。

傍らにいた山田フミエ先生は、ロシア政府に感づかれたヤマダ座長を「三流スパイ」といったあと、拳銃でロシア人の息の根を止めます。

ヤマダ座長と山田フミエ:『ゴールデンカムイ」158話「大トリ」より引用

ヤマダ曲馬団との涙の別れ
杉本のハラキリショーも無事に終わり、ヤマダ曲馬団との別れが訪れます。
谷垣ニシパを常に励まし続けてきた紅子先輩はこの町で残ります。
谷垣も号泣。首の血管が浮き上がるほど大泣きです。

紅子先輩と谷垣ニシパ:『ゴールデンカムイ」158話「大トリ」より引用
というテロップが入ります。
樺太は今後、第二次世界大戦末期にソ連軍が条約を破って進軍してきた結果、阿鼻叫喚の地獄の様相となります。

樺太の新聞「樺太日日新聞【豊原版】」には、杉本達の記事も載っていました。
杉本の記事は
と二行だけな上、とんでもない誤字となってました。

しかも、紙面をよく見ると見出しは鯉登音之進について書かれていて、杉本はあまり目立っていません。

ヤマダ座長はその鯉登音之進の絶技に惚れ込んで、鯉登を曲馬団の団員にしてアメリカ公演に連れて行こうとします。
ただ、鶴見少尉に惚れ込んでいる鯉登は、当然のように断ります。
パルチザンの行方とは?
月島軍曹は自分たちが追っているパルチザンの男の行方をヤマダ座長に聞きます。
すると、ヤマダ座長は豊原から北に530キロ離れたロシア領の港町に樺太最大のアレクサンドロフサカヤ刑務所があり、そこにパルチザンもいるのではないかと語ります。


アレクサンドロフサカヤ刑務所とキロランケ:『ゴールデンカムイ」158話「大トリ」より引用
当時も今もロシアは多民族国家で、アジア系民族もかなり多いのです。
杉本はキロランケの目的地はその刑務所に違いないと判断します。
アシリパさんは杉本を見つけることができるのか?
杉本が決死のハラキリショーまで行って、見つけてもらおうとしたアシリパさん。
山に落ちていた「ウンコ」を見つけて大よろこびしています。
まだ湯気が立っているから近くに獲物がいるというので、大興奮ですが、そのウンコは白石がさっきしたものでした。

アシリパさんとウンコ:『ゴールデンカムイ」158話「大トリ」より引用

まぁ今と違って情報が伝わる速度は遅いですし、新聞に載ったと言うことは、そのうちアシリパさんの耳にも届くでしょう。

『ゴールデンカムイ』158話「大トリ」まとめ
今回の話を簡単にまとめると
- 杉本は真剣にもかかわらずハラキリショーを決行
- 切腹の場面で謎のロシア人乱入
- 杉本は真剣でロシア人を斬る
- ヤマダ曲馬団・樺太公演大成功
- ヤマダ座長は実は日本のスパイだった
- 杉本達はアレクサンドロフサカヤ刑務所を目指す
- アシリパさんはウンコを見ていた
となります。
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