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『ゴールデンカムイ』159話【最新話】ネタバレ考察「ウイルタ民族」あらすじ感想 アシリパさん達とオロッコが接触

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こんにちは! 月に100冊以上マンガを読むことぶき@kotobukujp )です。

2018年5月24日(木)発売の『週刊ヤングジャンプ 25号』収録の野田サトル『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」を読みました。

前号では休載でしたが、今回はセンターカラーでの復活です。

『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」より引用

『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」より引用

ことぶき
なかなかかっこよさげな扉絵ですが、「脱糞」とかのキーワードが『ゴールデンカムイ』っぽいですね。
敷香:『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」より引用

敷香:『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」より引用

アシリパたちは樺太のロシア国境近くの町「敷香《しすか》」にいます。

敷香《しすか》は現在の「ポロナイスク」というところで、不死身の杉本のハラキリショーが行われた豊原から288km離れた樺太の町です。

杉本のハラキリショーの模様、158話「大トリ」のネタバレ考察はこちらを見てください。

アシリパたちが敷香で見た黒貂とオロッコの天葬とは?

町と言ってもそんなに大きな町ではなく、アシリパさん達は黒貂《くろてん》を捕ろうとしています。

ホイヌとアイヌ語で呼ばれるカラフトクロテンは毛皮が高く売れるとのこと。

ことぶき
黒貂を捕るための罠にも、民族の住むところによって違いがあるのは面白いです。

そんな猟の中、アシリパさん達はオロッコ(ウイルタ民族)の天葬の棺を見つけます。

天葬:『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」より引用

天葬:『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」より引用

ことぶき
組み立てた木の上に棺を置いた天葬、鳥葬のように自然に遺体を処理してもらおうという葬送なのでしょうか。

中国には高い断崖に棺をかけるという習慣を持つ民族がいますが、似たような発想かも。

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樺太の3つの少数民族とは?

樺太には3つの少数民族がいて、

  1. 樺太アイヌ
  2. オロッコ(ウイルタ民族)
  3. ギリヤーク(ニブフ民族)

と分かれているそうです。

樺太の3つの少数民族:『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」より引用

樺太の3つの少数民族:『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」より引用

オロッコもギリヤークも江戸時代に樺太を踏査した間宮林蔵がはじめて日本に紹介したとのこと。

ことぶき
つくづく間宮林蔵の活躍におどろきです。

オロッコは今も樺太に住んでいて、数百人の集落があるそうですが、ロシア人との混血が進んでいるそうです。

北海道にも少数いたようですが、すでに和人やアイヌと溶け込んでしまっているとのこと。

ギリヤークはどこかで聞いたことがあって、調べてみると、日本の楽曲や小説でしばしば登場していました。

たとえば

  • 伊福部昭「ギリヤーク族の古き吟誦歌」 - 声楽曲
  • 大江健三郎「幸福な若いギリヤク人」『大江健三郎全作品2』新潮社
  • 村上春樹「1Q84」新潮社

です。

ことぶき
村上春樹の『1Q84』ではチェーホフの小説の話題の時にギリヤークの話題が出ました。私はそのとき読んで記憶に残っていたのでしょう。

ギリヤークは現在も樺太に数千人単位で住んでいるそうです。

ことぶき
現在ではギリヤークという呼び名ではなく、自分たちの言葉である「ニブフ」という呼称を使っています。

樺太アイヌが住んでいるのは敷香までで、少し北にはオロッコ、一番北にはギリヤークが住んでいたとのこと。

キロランケによると、木の上に棺を乗せて天葬をするのはオロッコだけでその文化も消えつつあるとのこと。

トナカイとオロッコの「冬の家」とは?

尾形は何か大型動物を撃っています。

尾形はエゾシカを撃ったと思っていましたが、実はエゾシカではなく「トナカイ(馴鹿)」でした。

ことぶき
トナカイといえば、サンタのイメージしかなかったですが、樺太にも生息していたんですね。

そのトナカイは遠くに逃げないようにするための首輪「ウラーチャーンガイニ」がついていて、誰かが飼ってるトナカイでした。

それも近くのオロッコが放牧していたものでした。

飼育している馴鹿には「ウラーカーガルダニ」という馴鹿飼育用板鈴が着いていたりして、一目で分かります。

アシリパ達は、トナカイの飼い主であったオロッコが住むアランダウ(冬の家)を訪れます。

オロッコはトナカイといっしょに移住しながら天幕で生活するという遊牧生活をしているのです。

アシリパたちのトナカイ猟

オロッコの老人は「トナカイを殺したならトナカイで返してほしい」と頼みます。

アシリパ達がトナカイを飼ってないと知ると、野生の山トナカイを捕ってほしいと言います。

オロッコの習慣で、

飼いトナカイは財産だから食べない
狩りで殺すのは野生の馴鹿

なんですね。

キロランケはアシリパの父も尾形と同じような状況になったことをアシリパに教えます。

アシリパはそのことは初めて聞いたと言って、ちょっと嬉しそうです。

アシリパ:『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」より引用

アシリパ:『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」より引用

野生の馴鹿は雪の下の栄養あるトナカイゴケを主食としています。

ことぶき
日本人が想像するコケというより、普通の草みたいな植物です。

トナカイ猟の方法とは、群れの中の「ヌガ」という見張りの番兵をまず撃ったり、「オロチックウラー(化けトナカイ)」というおとりを使った方法があり、なぜかアシリパさんが知っていました。

実はアシリパさんの父(アチャ)が昔アシリパに話してくれていたのです。

ことぶき
幼い頃の記憶というのは、忘れてしまったようで、何かのきっかけで思い出すもんですね。

いつものように白石がトナカイに頭を噛まれ、ぶつくさ文句を言います。

白石:『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」より引用

白石:『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」より引用

すると、キロランケは「予定通り」で敷香から先に進むにはオロッコとの接触がどうしても必要なんだと言います。

『ゴールデンカムイ』159話「ウイルタ民族」まとめ

159話「ウイルタ民族」を簡単にまとめると

  • アシリパ、キロランケ、尾形、白石は敷香にいる
  • 敷香でオロッコの天葬を見つける
  • 尾形が飼いトナカイを撃ってしとめる
  • オロッコの集落に謝りに行く
  • 野生の山トナカイを捕って弁償することにする

となります。

『ゴールデンカムイ』160話 展開予想

次回160話もアシリパさんサイドの話となるでしょう。

山トナカイでオロッコに弁償したアシリパさん達は、さらに北を目指すと思われます。

そして、これより北、つまりロシア領に行くためにはオロッコの助けが必要不可欠なのでしょう。

ことぶき
当時、ロシアと日本は戦争終結後まもないため、日本人とアイヌ人がロシア側へ行くのはかなり困難だったでしょう。

ただ、アシリパたちがこれ以上北へ行ってしまうと、杉本達が追いつくのはさらに難しくなってしまいます。

曲馬団でハラキリショーをするより、しゃにむに追ったほうが良かったかも知れません。

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