ゴールデンカムイ 漫画

『ゴールデンカムイ』1巻 ネタバレ考察 感想 あらすじ とにかくアイヌのアシリパさんがかわいい

投稿日:2018-04-03 更新日:




2018年4月9日から『ゴールデンカムイ』のアニメが始まります

アニメ開始前に、もう一度読んで、まとめてみました。

以下ネタバレありの考察と感想なので、未読の方はご注意ください。

第1話「不死身の杉本」

時は明治37年、中国の旅順にある二〇三高地でロシアの機関銃掃射に突撃を仕掛ける日本陸軍。

首に弾丸を受けながらも白兵戦でロシア兵士を倒しまくる主人公・杉本佐一の奮戦が描かれます。

ことぶき
二〇三高地をめぐる旅順の戦いは死者16,000人の被害を出しました。それだけロシア側の要塞は堅く、機関銃の威力がすごかったのです。

この日露戦争の描写は回想で、杉本は今は北海道で砂金取りをしています。

いっしょにいるオジサンは杉本が日露戦争の奮闘の末、「不死身の杉本」と呼ばれていたことを知っています。

本来ならそれほどの戦果を上げれば勲章をもらい、年金暮らしできるはずなのですが、杉本は上官をボコボコにしたせいで貧乏暮らしをしているようです。

そんなオジサンは昔、北海道で砂金のゴールドラッシュがあり、アイヌたちが日本に抵抗するために軍資金を貯めていたとのこと。

しかし、その金を独り占めにした者がいて、盗った金は8万円(現在の8億円)にも上るそうです。

その男は警察に捕まり、今は網走監獄に収監されていて、金塊はどこかに隠したとされています。

その男は外部に金塊の場所を知らせるため、囚人に暗号の入れ墨を彫り、地図としたとのこと。

ことぶき
その入れ墨を入れられた死刑囚は、移送されている途中に逃亡したそうです。

そんな話を聞いた杉本は、夢で同郷の梅子のことを思い出し、梅子の夫・寅次は日露戦争で死んでしまったようですが、梅子は目の病気で200円(約200万円)必要ということを思い出します。

起きると、さっき話していたオジサンが杉本を殺そうとしています。

ことぶき
酔った勢いでしゃべりすぎたと思ったようです。

逃げたオジサンを探していると、そのオジサンはなぜか顔と四肢だけを出して、うつろな顔で土の中に埋まっています。

引きずり出すとハラワタを熊に食われていました。

ことぶき
ヒグマは獲物を食い切れなかったとき、土饅頭をかぶせて自分のモノだとアピールするそうです。今後、『ゴールデンカムイ』には、これ以上にヤバいシーンがたくさん登場しますが、初めて読んだときはかなりゾッとしました。

杉本はそのオジサンこそが入れ墨を入れられた死刑囚だと分かります。

近くにヒグマがいて、杉本も殺されると思ったとき、どこからともなく矢が飛んできます。

矢を放ったのはアシリパさんでした!

アシリパ:『ゴールデンカムイ』1巻より引用

アシリパ:『ゴールデンカムイ』1巻より引用

ことぶき
アシリパは『サムライスピリッツ』のナコルル以来のアイヌ・ヒロインだと思っています。造形も性格もかわいい。

アシリパはトリカブトやアカエイの毒矢でヒグマを倒します。

ただ、倒した熊はオジサンを襲った熊ではなく、マタカブリ(冬徘徊する者)という冬ごもりし損なった危険な熊なようです。

杉本はアシリパさんに協力を頼むと、アシリパさんは殺されたアイヌの中に自分の父もいたことから快諾します。

第2話「ウェンカムイ」

アシリパさんによると、ヒグマは一度人間を殺すと、人間しか食べなくなる「ウェンカムイ(悪い神)」になってしまうそうです。

火をも恐れないヒグマが突然現れて、杉本は腹の下に潜り込み白兵戦をしかけます。

アシリパさんは熊の額を狙いますが、装甲のように堅い額に弾かれてしまいます。

ことぶき
熊の攻撃力・防御力からすると、人間は本当に脆い生き物ですね。

エゾオオカミが助けに来て、なんとか逃げた杉本。

杉本は襲いかかるヒグマの体重を利用して心臓を刺し、倒しました。

杉本は親友の妻だった女性のための金、アシリパさんは親の仇のため、手を組むことになります。

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第3話「罠」

アシリパさんはリスを捕らえる罠(くくり罠)を作り、杉本と小樽に向かいます。

ことぶき
明治末期、小樽は「北のウォール街」と呼ばれるほどの金融都市だったそうです。小樽商科大学の前身もありますし、商売も盛んでした。今の観光のイメージとだいぶ違いますね。

杉本とアシリパはたいした成果も得られないまま、森に帰ろうとします。

そのとき、追ってきた男が特大の罠(くくり罠)にかかり、捕らえられます。

第4話「のっぺら坊」

捕らえた男の入れ墨を移しながら、アシリパさんの親の仇のことを尋問します。

その男によると、首謀者は「のっぺら坊」と呼ばれていて、文字通り顔がなかったとのこと。

そこで、入れ墨の男は狙撃され殺されてしまいます。

狙撃した男は金塊を追っている屯田兵の部隊、陸軍最強の北海道・第七師団の尾形上等兵でした。

大日本帝国陸軍・第七師団:『ゴールデンカムイ』1巻より引用

大日本帝国陸軍・第七師団:『ゴールデンカムイ』1巻より引用

第5話「北鎮部隊《ほくちんぶたい》」

ことぶき
大日本帝国陸軍 第七師団は日露戦争で旅順・奉天という激戦地で戦った精鋭で「北鎮部隊」と呼ばれていました。

第一話の二〇三高地で主力となったのも旭川の第七師団でした。当時の日本陸軍は東北・北海道の師団が滅法強かったのです。

そんな最強の兵士に対しても杉本は負けておらず、格闘の末、撃退します。

アシリパさんは罠にかかったリスの皮を剥いでチタタプ(肉を刃物で叩いてひき肉にするアイヌ料理)を作ります。

ことぶき
チタタプというのは「我々が刻むもの」という意味だそうです。作るときに「チタタプ」と言いながら作るそうで、言わないとアシリパさんにボコられます。

ニリンソウと混ぜたリスのチタタプのつみれ汁はモノクロの漫画なのに匂い立つようで、メチャメチャ美味しそうです。

リスのチタタプのつみれ汁:『ゴールデンカムイ』1巻より引用

リスのチタタプのつみれ汁:『ゴールデンカムイ』1巻より引用

杉本とアシリパは「ヒンナ(アイヌ語でおいしい)」と言いながら食べます。

ことぶき
アイヌ料理がたくさん紹介されるのも『ゴールデンカムイ』の見所です。ほぼ料理漫画みたいな回もあります。

第6話「迫害」

くくり罠を獣道にしかけるアシリパさん、さっそく白石由竹が罠にかかります。

白石は杉本に

そのアイヌはお前さんの飼いイヌか?

と聞いて杉本ブチ切れ。

アシリパさんは慣れてるから気にしないと言います。

ことぶき
当時、アイヌの人に対する差別はこんなにもひどいものだったんですね。後にヘタレでギャグのオチ担当のムードメーカー・白石も最初はこんなイヤなヤツだったとは。

杉本は、昔の回想で自分たちの家族も結核で差別されていたことを思い出しました。

ことぶき
当時、結核は治す術がないし、結核菌は感染するので避けられていました。

杉本は自分が感染しているかもしれないので、梅子を置いて村を出て来たんですね。

アシリパさんと杉本がウサギを捕ろうとしていると、白石は口の中からカミソリを出し、関節を脱臼させて抜け出します。

ことぶき
白石は「脱獄王」と呼ばれるほど、脱獄の名人でした。
脱獄王・白石由竹:『ゴールデンカムイ』1巻より引用

脱獄王・白石由竹:『ゴールデンカムイ』1巻より引用

逃げた白石を追う杉本、その二人に「ニブシ フム」というマイナス30度の猛烈な寒気が襲います。

第7話「脱獄王」

川に落ちてしまった二人は低体温症で死にそうになりつつ、火を起こそうとします。

どうにか弾丸の火薬で火を起こし、九死に一生を得ます。

ことぶき
白石によると、入れ墨の囚人は全部で24人とのこと。

その中の一人の老人がメチャクチャ強くて、警備を惨殺して逃げたと白石は言います。

その老人は箱館戦争(五稜郭の戦い)の敗残兵、旧幕府の侍で土方歳三らしいことが分かります。

土方歳三:『ゴールデンカムイ』1巻より引用

土方歳三:『ゴールデンカムイ』1巻より引用

ことぶき
土方歳三は新撰組の副長で、史実では五稜郭で戦死したことになっています。

この巻の最後で、これまた異様な風体をした鶴見中尉が出てきます。

鶴見中尉:『ゴールデンカムイ』1巻より引用

鶴見中尉:『ゴールデンカムイ』1巻より引用

ことぶき
鶴見中尉は外見も内面もかなりヤバいヤツで、『ゴールデンカムイ』は本当にキャラが濃いです。







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