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2018年1月29日(月)、『ジャンプ+』で賀来ゆうじの『地獄楽《じごくらく》』の第2話が公開されました。

山田浅ェ門・佐切:『地獄楽』第2話より引用

衝撃の第1話のネタバレ考察と感想はこちらを見てください。
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『地獄楽』ネタバレ考察 感想 第1話 『ハンターハンター』を彷彿とさせるダーク忍者マンガ
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第2話は首斬り専門の役人・山田浅ェ門の血族の話から始まります。
山田浅ェ門・佐切の苦悩とは?

前回登場した佐切の父・山田浅ェ門吉次は一族の中でも達人中の達人で、噺家の罪人が落語をしている最中に苦もなく首を斬るほどの腕前でした。

その父の腕を目指している若き佐切ですが、首を切った者たちが群がってくる幻を消すことができません。
その恐怖で重くなった刀で罪人を切れば、罪人をいたずらに苦しませてしまい更に刀が重くなるという悪循環に陥ってしまいます。

将軍と島へ向かった人間の成れの果てとは?
場面は江戸になり、死罪となるべき罪人たちが第11代将軍・徳川斉慶の前に集められています。
- 三十人殺の強盗・谷尾清吉
- 連続放火魔・二木丸
- 殺人同心・木戸周監
- 快楽殺人者・安達又五郎
などヤバそうな人間ばかり。
すべての罪が許される「公儀御免状」の説明をし、「極楽」のような島の説明が始まります。
説明の途中で、島に向かった60人のうちの唯一の生存者の与力が出てきます。
その姿は異様極まるもので、体中から花や茎が生えています。

花に侵食された与力:『地獄楽』第2話より引用

自我はあるのかないのか不明ですが、わけのわからないことをニヤつきながら呟くのみで、正常な状態ではありません。

これを見て抜けようとする罪人は、あっという間に首を切られてしまいます。
この任務を放棄する罪人は、同行する山田浅ェ門一族が瞬時に首を切るとのこと。
向かった島で勝手なことをしても打ち首です。

上陸者の資格をかけてのバトルロワイヤル開始
上陸するにあたり、また注意事項があります。
それは上陸するには人数が多すぎるので、人数を絞るためにお互いに殺し合えということ。
死罪人たちには拒否権はないのでバトルロイヤルになり、将軍はその殺し合いを見て満足しています。
佐切が女だから突破できると踏んだ罪人たちが佐切を襲い、佐切はまた自分が斬ってきた幻にとらわれて身動きができなくなっているところ、主人公の画眉丸が現れ、罪人たちを殺します。
佐切は自分に必要なのは殺しを恐れない強さではなくて、殺した命を背負う覚悟だったのだと悟ります。
おもわず涙する佐切。
そしてバトルロイヤルは終わり、上陸組が決まります。
島へ上陸できる10人の選ばれし者たちとは
上陸できるのは
- 「賊王」亜左弔兵衛
- 「剣龍」民谷巌鉄斎
- 「百本狩り」いがみの慶雲
- 「山の民(サンカ)」ヌルガイ
- 「殺し念仏」法流坊
- 「抜け忍」がらんの画眉丸
- 「人喰い花魁」あか絹
- 「くの一」傾主の杠
- 「転び伴天連」茂籠牧耶
- 「備前の大巨人(だいだらぼっち)」陸郎太
の10人でした。
前半に出てきた快楽殺人者や放火魔は早々に退場してしまいました。

その分、生き残ったキャラのアクの強さが際立ちます。
どのキャラも一癖も二癖もありそうですが、気になるのは「山の民(サンカ)」のヌルガイ。

これから向かう島「常世の国」でも独特な働きを思想です。
ヌルガイは見た目は弱そうですが、肉体的な強さを凌駕する何かをもっているのでしょう。
2話目も55ページという大ボリュームで、江戸編が終わり、すぐに島へ向かうようです。
次回は船の中で何かトラブルが起こりそうです。

なぜ人が花になってしまうのか、その島はどんな島なのか、次の連載が楽しみです。