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和月伸宏『るろうに剣心――明治剣客浪漫譚・北海道編――』1巻を読みました。

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ストーリー協力に奥さんの黒碕薫を加え、壮大な物語が始まります。
1巻は以下の5話が収録されています。
- 序幕「明日郎前科アリ 前編」
- 序幕「明日郎前科アリ 後編」
- 第1幕「明治十六年 神谷道場」
- 第2幕「函館山 交戦」
- 第3幕「弥彦の刀」
この記事の目次
『るろうに剣心――明治剣客浪漫譚・北海道編――』の概要
『るろうに剣心』の本編は1994年から1999年まで『ジャンプ』に連載されていました。

和月伸宏先生は続編「北海道編」構想があったものの、「剣心のドラマは人誅編で既に終わっているから」と断っていたそうです。

2017年9月に『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』が『ジャンプスクエア』10月号より連載開始されます。
京都編から5年後、28歳だった剣心は33歳になっているということで、本編連載時は年上だった剣心が自分よりも年下になってしまいました。
志々雄の部下になっていた少年・長谷川悪太郎が刑務所を出てくるところから序章がはじまります。
一緒に出て来た井上阿爛《あらん》も良いキャラで、なかなか良い滑り出しです。
ただ、途中、和月伸宏先生が書類送検されて連載継続が危ぶまれることとなりましたが、どうにか続けることができるようになりました。

『るろうに剣心――明治剣客浪漫譚・北海道編――』登場人物
北海道編は従来の主要キャラに加えて
- 長谷川明日郎《はせがわ あしたろう》
- 井上阿爛《いのうえ あらん》
- 久保田旭《くぼた あさひ》
という3人の少年少女が登場します。
明日郎は元「悪太郎」という名前で、完全に昔の「弥彦ポジション」ですね。
弥彦は元士族でしたが、スリを強制的にやらされていました。
井上阿爛はハーフの少年で、文明開化後の象徴的存在で、旭は多額の借金を抱えて自らを買い戻そうと奮闘する少女。

神谷道場の
- 緋村剣心《ひむら けんしん》
- 神谷薫《かみや かおる》
- 明神弥彦《みょうじん やひこ》
も中盤から登場します。
弥彦は5年ですっかり成長し、神谷道場をとりまとめるほどとなっています。

剣心と薫の息子・緋村剣路《ひむら けんじ》はほぼ小型の剣心という感じですが、まだまだ小さすぎて剣の腕は未知数です。
神谷薫の父、越路郎は生きて北海道にいる?
なぜ「北海道編」と銘打たれているかというと、ひょんなことから、薫の父・神谷越路郎《こしじろう》が生きていて、北海道にいるかもしれないということが判明したからです。
明治初期はまだ警察組織も住民台帳も完備されていませんでしたから、こうして失踪者が「死亡」と間違えられたことが多かったのでしょう。
特に北海道はまだ開拓途中なうえ、広すぎるので、だれがどこにいるのか等、把握するのは難しいです。
剣客兵器「函館」を拠点とする逆賊の目的は何なのか?
特に函館は五稜郭の戦いなど、元幕府軍の影響が強かったところで、まだ明治政府も完全に支配下におけていなかったため、怪しい輩が跋扈しています。
劍客兵器《けんかくへいき》と呼ばれる武装集団を調査するため斎藤一《さいとう はじめ》が派遣され、昔のキャラも動き出します。
1巻の最終コマでは相楽左之助《さがら さのすけ》も登場し、役者は揃った感があり、今後に期待せざるを得ません。
北海道に渡れば、アイヌとの接触もあるでしょうし、『ゴールデンカムイ』と併せて読むと面白そうです。