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『ワンピース』902話 考察「END ROLL」あらすじ 感想 プリンの「最後のお願い」が明らかに!?

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。


『ワンピース』【最新話】992話「残党」では赤鞘九人男の波状攻撃&必殺技がカイドウにトドメを刺すか?!

992話「残党」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

2018年4月23日発売の『週刊少年ジャンプ 21・22合併号』に掲載された第902話「END ROLL(エンドロール)」を読んで、ネタバレありの考察をしてみました。

前回の901話「死んでも死ぬなよ!!」のネタバレ考察はこちらを見てください。

サンジはルフィを背負い、ジェルマ66(ダブルシックス)の兄妹と父の助けによって、ナミたちがまつサニー号にたどり着きました。

艦隊に包囲され、絶体絶命の時、ジンベエの仲間・タイヨウの海賊団が助けに来て、包囲から逃れることができました。

ペドロの死を知ったサンジの反応とは?

サンジは自分を助けに来たペドロが、死んでしまったことを聞かされます。

そして、

世界が待っているんだ
あのお二方だけは
絶対に死なせてはいかんのだ

とペドロが言ってたことを思い出し、

そうかペドロは
死んだのか

とつぶやきます。

ペドロに「お前の死に場所はここじゃなかったんじゃねェか?」と問います。

サンジは自分を迎えに来たせいでペドロが死んでしまったことに責任を感じているようです。

サンジを慰めるキャロット、号泣の理由とは?

ペドロの死に落ち込むサンジをキャロットは

大丈夫だよ サンジ
ペドロは自分の意思でそうしたの
責任なんか感じないで!

と励まします。

キャロット:『ONE PIECE』902話「END ROLL」より引用

キャロット:『ONE PIECE』902話「END ROLL」より引用

キャロットたちは、サンジたちにモコモ公国を救ってもらったことを感謝していて、その恩返しとしてペドロも当然のことをしたのだと言うのです。

ペドロがもしいなかったら、全員助からなかったことを思い出し、キャロットはサンジをなでながら

「ありがとう」って 言ったげて
これでよかったんだから

といいながら号泣します。

キャロットはサンジたちよりペドロとの関係が深く、一緒にいた時間が長い分、もっと悲しいんですよね。

サンジはそんなキャロットの様子を見て、ペドロが守りたかったモノと、ペドロの気持ちを理解します。

ペドロはビッグ・マムに寿命をかなり奪われていて、余命が長くないことを知っていたので、もともとこうなることが分かっていて助けに来たのかもしれません。

サニー号の上ではチョッパーがルフィを治療し、ブルックが舵を取っています。

船上に「わたあめ雪」が降り、ナミはビッグ・マムのナワバリの出口が近いことを感じます。

しかし、トットランドではビッグ・マムが完全復活し、ルフィたちを猛追してきています。

プリンの「最後のお願い」がついに明らかに!

ビッグ・マムの進撃とともに、

引かれ合わないあやつり芝居
香り誘う花の蜜にもしたたかな心ある様に
世に甘みほど恐いものなし

という歌が流れます。

この歌はお互いにひかれ合いながらも、敵同士という間柄のサンジとプリンを指しているのでしょう。

ビッグ・マム海賊団の艦隊を足止めしているジンベエとタイヨウの海賊団はどうにか持ち堪えています。

「ルフィ達さえナワバリを抜けりゃわしらも用済み!!!」と力を振り絞り、海流の動きを変えてしまいます。

ジンベエ達の決死の努力でビッグ・マム海賊団は「麦わらの一味(ルフィ達)を見失ってしまいました。

死闘が繰り広げられる中、プリンは一人泣いています。

プリンはビッグ・マムの命令でサンジをだますよう言われ、「おやすいご用」と従いました。

ビッグ・マムはそんなプリンを見て「お前はまるでお人形だねプリン おれの操り人形さ」と満足げです。

ビッグ・マムのこの言い方、完全に「毒親」の思考法ですね。娘の行動を洗脳レベルで支配しています。

プリンは「私は人形じゃ無い」と思いつつも、母の期待に背かないよう行動します。

プリンはサンジが「結婚しよう」と言ってくれた時のことを回想し、そのときは「バカいえ どうせお前も私の正体を知れば」と思っていたことが明らかになります。

母親であるビッグ・マムや周りの人に三ツ目のことを気持ち悪がられていたプリンは

誰も私を好きになりはしない 私は醜い化け物なんだ

という自己認識を持っています。

そのコンプレックスである第三の目をサンジは

なんて 美しい瞳だ

と言ってくれました。

そして、サンジはプリンにだまされたと分かった後も

婚約者(フィアンセ)役はプリンちゃんで良かった

と言って一切恨み言を言いませんでした。

こうして自分のことをすべて丸ごと受け入れてくれたサンジにプリンは最後に「一つだけお願い」をしていました。

この「最後のお願い」は896話で出ていましたが、その内容がついに明らかになります!

その最後のお願いというのは私が考察したとおり、やはりサンジに口づけをすることでした。

突然タバコを取られてキスされたサンジは当然驚き、目がハートになります。

しかし、プリンは「ありがとう さよなら」と言って、サンジの直前の記憶、つまりキスをした記憶を抜いてしまいました。

プリンとサンジ:『ONE PIECE』902話「END ROLL」より引用

プリンとサンジ:『ONE PIECE』902話「END ROLL」より引用

すべて忘れてしまったサンジは、戸惑いますが、プリンは去ってしまいました。

『ONE PIECE』には珍しい涙あふれる悲恋の展開です。このままプリンとサンジの関係は終わってしまうのでしょうか。

プリンちゃんはサンジとの記憶を胸に、これ以上の進展を望んでいないのでしょうか。

ルフィたちの船がナワバリの外へ抜けた事を知り、サンジの兄弟と姉・父であるジェルマ66(ダブルシックス)は船に戻り、任務完了を宣言します。

カタクリとブリュレの子供の頃の悲劇とは?

一方、ブリュレの鏡世界(ミロワールド)ではルフィとの壮絶な戦いで倒れたカタクリが目を覚まします。

ブリュレは

背をつけて敗けるお兄ちゃんなんて見たくなかった

といい、ルフィが置いた帽子を取ります。ブリュレはカタクリがうつ伏せで倒れていたのに、わざわざ背を付けたことを見逃していません。

そして、昔からカタクリが食事中に背をつけてデザートを食べていたことを覗いてたと告白します。

ブリュレはカタクリが弟や妹たちのために完璧な男を演じたことをずっと分かっていたんですね。

カタクリが完璧な男を演じるようになったキッカケは、子供の頃ブリュレをおそった悲劇が関係していました。

大きな口を隠さなかったカタクリはフクロウナギとバカにされますが、バカにした相手をボコボコにすることで沈黙させていました。

カタクリにボコボコにされた相手は、カタクリにかなわないので妹のブリュレを襲い、顔に大けがをさせました。

何で自分じゃなくて妹がやられてしまうんだと責任を感じたカタクリに対して、ブリュレは

あたし 痛くないよ お兄ちゃんはそのままでいいんだよ

と健気なことを言います。

ブリュレ(子供の頃):『ONE PIECE』902話「END ROLL」より引用

ブリュレ(子供の頃):『ONE PIECE』902話「END ROLL」より引用

兄のコンプレックスを刺激しないように気を遣う、健気な妹ですね。というか子供の頃のブリュレかわいいですね。今と顔が違いすぎるような。

カタクリは、自分のせいでブリュレが顔に一生残る傷を付けられたことで、自分の甘さを痛感し、ブリュレを襲った相手に完璧な恐怖を与え、復讐します。

こうしてカタクリは完璧主義者となり、賞金10億ベリーの男となったんですね。

カタクリはルフィたちがナワバリから逃れたことをブリュレから知らされ、安堵します。

カタクリはルフィと死闘を繰り広げ、お互いに実力を認め合った好敵手として、こんなところで終わってほしくなかったのでしょう。

ブリュレはそんなカタクリの考えを半ば予想していたようですが、自分は兄をこんな目に遭わせたルフィを許さないと言います。

どこまでも兄思いのブリュレにまた涙。今回の『ONE PIECE』は感動ポイント多すぎます。

ビッグ・マムは「LIFE OR DEAD」とルフィたちを追いかけますが、ルフィたちはすでに安全圏まで抜けてしまっています。

ビッグ・マムのナワバリから抜けたルフィ達の行動とは?

ルフィたちはジンベエとタイヨウの海賊団、ジェルマ66(ダブルシックス)という強力な盾を得て、四皇の一角であるビッグ・マムのナワバリから脱出に成功しました。

ギャング・ベッジと協力してビッグ・マムを倒す予定でしたが、やはりさすが四皇。勝敗は持ち越しです。

安心したルフィがまずしたことというと、サンジのメシを食べることでした。

今まで専属コックであるサンジがいなかったことで、散々な食事しかなかったルフィたちは安全でタダでおいしいサンジのご飯に改めて感動します。

東の海(イーストブルー)の海上レストラン「パラティエ」では、サンジの育ての親・ゼフも食事を作っています。

サンジもゼフも

どんな時でも腹はへる
どんな敵でも腹はへる

という哲学をもっていて、たとえどんな相手であっても

さぁ食え
食いてェ奴にゃ
食わせてやる
話はそれからだ

という対応をしています。

遠く離れていても、サンジはゼフの生き様を尊敬し、無意識に同じ言動をするようになっています。

サンジの実の父であるジャッジは、最後までサンジが兵器として未完成なことを恥じ、料理好きのサンジを認めませんでした。

ジャッジもビッグ・マムに負けないくらい毒親ですね。

サンジにはゼフという育ての親がいたため、まっすぐに育つことができましたが、プリンにはそういう存在がいないので、本当に心を開ける仲間もいません。

ここでは分かれてしまったサンジとプリンですが、どうにかサンジがプリンのことを救い出すというような展開になってほしいと願います。

902話「END ROLL」のまとめ

902話を簡単にまとめると

  • サンジがペドロの死を知る
  • キャロットがサンジを慰める
  • プリンの「最後のお願い」は「サンジとのキス」
  • プリンはサンジとのキスの記憶を抜き取る
  • カタクリが完璧な男を目指すきっかけは妹のブリュレのためだった
  • ジェルマ66(ダブルシックス)撤退
  • ジンベエたち・タイヨウの海賊団の生死は不明
  • ルフィ達はビッグ・マムのナワバリを抜け、サンジのメシを食べる

となります。

プリンちゃんの悲恋、そしてカタクリとブリュレの兄妹愛など、見どころ盛りだくさんでした。

ビッグ・マム編以降の展開はどうなる?

902話で四皇ビッグ・マムをめぐる「ホールケーキアイランド編」は終わりのようです。

サンジの離脱から、奪還、そして撤退戦までかなりのボリュームでした。

ただ、いろいろな伏線が残されたままでちょっとモヤモヤします。

まず、ビッグ・マム海賊団からルフィ達を逃がすために「しんがり」をつとめたジンベエ達・魚人海賊団がどうなったのかが分かりません。

ルフィが「死んでも死ぬなよ」とドンと言っていたので、死ぬことはないと思いますが、フラグになってしまっていないか心配です。

あと個人的にいちばん気になるのが「ペコムズ(ナゾムズ)」の生死です。

ペコムズは897話「ペコムズのカカオ島脱出作戦」でルフィをビッグ・マム海賊団の包囲から逃がすために、スーロン(月の獅子)化し、暴走しました。

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その後、取り押さえられたようですが、どうなったのか不明です。

めちゃめちゃ良いキャラだったので、生き残っていてほしいのですが。

903話「5番目の皇帝」では、世界会議(レヴェリー)開催を前に騒然とする世界と、ルフィ達の新たな賞金額が発表されます。ネタバレ考察はこちらを見てください!


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992話「残党」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。


『ワンピース』90巻に収録予定の901話~最新908話までをまとめました。






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