イム様は、ワンピースの世界政府の最高権力者で世界政府「マリージョア」の中心・パンゲア城に住んでいるキャラクターである。
五老星を従えるほどの実力と権威を持ち、天竜人の頂点に立っていると考えられる。
その強大な力と権威から『ワンピース』最大の敵、ルフィ達が最後に対峙するラスボスとなると予想される。
イム様の外見と性別
イム様は長い王冠のような物を被っており、登場してしばらく経つが、黒いシルエットでその姿が隠されてる。
『ONE PIECE』作中では世界会議レヴェリー編である90巻906話で初めて登場したが、外見はハッキリとは描かれない。
普段はパンゲア城内の秘密の部屋である「花の部屋」で過ごし、蝶と戯れているようだ。
蝶と戯れる様子や、手配書を手にしている外観などから、小柄な女性である可能性が高い。
虚の玉座に座るイム様
90巻の908話では、五老星全員がひざまずく前で、誰も座れないはずの「平和の象徴」「虚《から》の玉座」にイム様が座った。
「虚の玉座」は「この世界にたった一人の王」などいないということを公に示すための玉座であり、何人たりとも座ってはいけないはずなのだが、五老星はこの王座に座ったイム様を崇めているようだ。
順当に考えれば、イム様は世界政府・しいては世界全体を裏から操る陰の実力者と言えるだろう。
最初の20人の王「ネロナ・イム聖」と同一人物なのか
イム様は世界政府を樹立した「最初の20人の一人」である「ネロナ・イム聖」と関連がありそうだ。
「ネロナ・イム聖」に言及したのはカマバッカ王国の革命家イワンコフだった。イワンコフは1086話において、800年前にこの世界を創造したとされる「最初の20人」に「ネロナ家」の「イム聖」という王がいたことを語る。
イムという名前が共通のため、イム様とネロナ・イムは同一人物である可能性もある。
イム様の名前の由来
イム様の名前について、今まで多くの考察がなされてきた。「イム」を「仏」という漢字に読み替えることで「仏蘭西(フランス)」と関係があるのではとか、「仏(ほとけ)」に関係がるのでは無いか等々。
「ネロナ」という姓をイムと同じように合成すると「神」という漢字になる。
とすれば、イムも「仏(ほとけ)」と読み替え、「ネロナ・イム」=「神・仏」とするのが妥当ではないか。
つまり、ワンピースの世界においてイム様は神や仏と同じほどの力と権威を持っているのだ。
イム様「不老不死」説
イム様は800年前の「最初の20人」の一人「ネロナ・イム聖」と同一人物と考えられる。だが、ワンピース世界において800年も生きている人物はいるのだろうか。
ワンピースの世界には「オペオペの実」の能力による「不老手術」がある。
オペオペの実は高度な医療技術を宿す悪魔の実であり、才気ある者が使用した場合には人類の夢が叶うという。
人類の夢の一つと言えば「不老不死」。秦の始皇帝を始め数多の王者が目指してきた究極の夢である。ワンピースの世界であれば「オペオペの実」能力者が自らの命と引き換えに「不老手術」を施すことができるという。
イム様は数百年前にオペオペの実能力者から不老手術を受け、800年以上生き続けているのではないか。
イム様の悪魔の実の能力
イム様は五老星同様に悪魔の実の能力者と考えられる。イム様はアラバスタ王国のコブラと闘った際、ドラゴン・悪魔のような姿に変身し、矢のような尻尾(?)でコブラを貫いた。