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キングダム 603話 考察 感想 李牧が攻撃陣形で王翦を攻め、信と尭雲が激突? レビュー

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。

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2019年6月13日(木)発売の、『週刊ヤングジャンプ 28号』(電子版)を買って、原泰久『キングダム』603話「十五日目の異変」を読みました。

以下ネタバレありの考察と感想(レビュー)なので、未読の方はご注意ください。

602話「李牧の陣形」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

赤い伝統衣装を着た古代中国(春秋戦国)の女子画像

鄴《ぎょう》からの知らせを受けた李牧。

鄴からの伝言

鄴の城主・季伯《きはく》からの伝言は危機的なものでした。

  • 傷病兵に紛れて、王翦の手下が鄴に入場する
  • 闇に紛れて鄴の食料庫をすべて焼く
  • 王翦の手下はすべて死亡
  • 鄴は難民であふれて兵糧がないと、飢えから暴動が起こる
  • 暴動が起これば、鄴は半日で陥落する

というもので、李牧もさすがに茫然とするばかり。

季伯の願いと李牧の対応

鄴の城主・季伯の願いは

  1. 朱海平原の戦いをやめて、今すぐ南下
  2. 鄴を包囲している桓騎将軍を撃破
  3. 鄴が暴動を起こさないようにする

でした。

確かに趙国の要である鄴が陥落してしまえば、趙国は国として大ダメージを受け、亡国への道をたどるしかありません。

かといって、もうすでに李牧の軍と王翦の軍が激突寸前なので、すぐに朱海平原の戦をやめるというわけにもいきません。

王翦はちょうど両軍の中央軍が戦う時に合わせるように、鄴の報がとどくようにしてたんですね。おそるべしです。

この報告を受けた李牧の反応は、恐るべきものでした

李牧は

  • 鄴の季伯は食糧全てを喪失しても、3日は暴動を抑えられるはず
  • 15日目の今日、王翦軍を破る
  • 鄴へ1日で移動し、桓騎軍を討つ

という決断をします。

まず季伯が3日間暴動を抑えられるかどうかがバクチですが、1日で王翦を破り、返す刀で桓騎軍を破るというのも、かなりの難業です。

しかし、今すぐ鄴へ向かうと王翦軍に後ろから攻撃され、鄴には桓騎軍がいるので挟み撃ちにあって全滅してしまうでしょう。これ以外にもう道はありません。

李牧は

超攻撃特化型陣形「大鶴《だいかく》」

に陣形を変更します。

この突然の陣形変化に李牧の部下達も焦りますが、戦況を理解する者は鄴に異変があったことを察知しています。

李牧の超攻撃特化陣形「大鶴」に対する王翦の陣形とは?

王翦は、李牧が攻撃特化の陣形に組み替えたことを見て、自分の鄴「食料庫」襲撃計画が成功したことを悟ります。

そして、迎え撃つ王翦も「全面攻撃」の陣を敷きます。

李牧にも余裕がありませんが、それは敵地深くまで入り込んでいる王翦も同じです。どちらももう兵糧に余裕がないのです。

ついに王翦と李牧がガチンコの全面衝突。

中国の長い歴史に残る名将同士の戦いを原泰久先生がどう描くか、楽しみです。

秦軍右翼の飛信隊の勢いをうけた馬南慈の判断と対応とは?

秦軍・右翼では飛信隊の勢いが止まりません。

趙軍左翼の馬南慈《ばなんじ》はなかなか頑強ですが、戦の勢いでは信たちが押しています。

老獪な馬南慈はこの状況を見て、いったん「退く」という判断をします。

ただ退却するのではなく、正面から今の飛信隊にぶつかり合うより、李牧軍を攻撃し始めた信たちを横から攻撃し、すりつぶすつもりなのです。

馬南慈の冷静沈着な意図を、飛信隊の軍師・河了貂《かりょうてん》はすぐに察知し、やっかいに感じます。

趙軍左翼の頭脳は趙峩龍《ちょうがりゅう》で、その趙峩龍を討って安心できると思いきや、馬南慈も匈奴と対峙してきた名将で、知略に相当優れています。

馬南慈は冷静な判断をし、指令を出したものの、なんと尭雲軍と趙峩龍軍は前進してきて飛信隊と真っ向から戦うことを選んだのです。

馬南慈は冷静ですが、尭雲と尭雲軍の兵士と主を討たれた趙峩龍軍の兵士はそこまで冷静になれないのです。

尭雲は飛信隊の信と玉鳳隊の王賁を討つとかたく心に誓って、負傷した右手も関係なく前線に出て来ました。

飛信隊・信の負傷は尭雲よりも軽傷なので、まだ戦えそうですが、王賁は意識不明の重態から復帰したばかりなので、捕捉されれば危ういでしょう。

それに信にはまだ不安要素がいくつかあります。

『キングダム』604話 王翦と李牧の戦い、龐煖が信を探し出すか 展開予想

604話「李牧の戦術」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

李牧と王翦の激突も気になるところですが、趙・三大天の一角である龐煖《ほうけん》が戦場をうろついて、信をさがしていることが気がかりです。

秦軍左翼の蒙恬《もうてん》軍に多大なるダメージを与えた後、龐煖は朱海平原を彷徨しています。

龐煖のターゲットである信は右翼にいるので、すぐには到着できないでしょうが、いずれ激突するでしょう。

龐煖も手傷を負っていますが、信のほうが疲労もダメージも大きく蓄積しています。

龐煖 VS 信 がガチでやり合った場合、やはり経験等の面でまだ龐煖のほうが有利なのではないでしょうか。

飛信隊が予定通り、李牧の陣を横から攻撃できれば王翦軍にかなり有利に働くでしょうが、なかなかそう簡単にことは進まないでしょう。

李牧と王翦、どちらも攻撃特化の陣形で激突しますが、普段から慣れている陣形を使う王翦のほうが幾分有利かもしれません。

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