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ワンピース 928-929考察 感想 花魁「小紫」は悪人なのか?仲間になる可能性と日和との関係 レビュー

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。

『ワンピース』【最新話】992話「残党」では赤鞘九人男の波状攻撃&必殺技がカイドウにトドメを刺すか?!

992話「残党」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

12月22日(土)発売『週刊少年ジャンプ 4・5合併号」掲載『ワンピース』928話「花魁小紫登場《おいらんこむらさきとうじょう》」を読みました。

以下ネタバレありの考察と感想(レビュー)なので、未読の方はご注意ください。

本記事では928話 後半の花魁「小紫」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)を書いています。

前半の兎丼におけるルフィと雷ぞうの脱獄計画の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

928話「花魁小紫登場」ではタイトルの通り、ワノ国一の美女・花魁《おいらん》「小紫《こむらさき》」の姿と性格が明らかになります。

小紫は時代劇等で描かれる「芸者・花魁」の典型的なパターンの服装をしています。
花魁「小紫」:『ワンピース』928話「花魁小紫登場」より引用

【引用画像・出典】花魁「小紫」:『ワンピース』928話「花魁小紫登場」より

顔は和風ではなく、二重まぶたに厚い唇はハリウッドの女優っぽいです。

花魁「小紫」に恨みを持つ男たちとは?

927話では花魁の「小紫」が黒炭オロチの城に向かっていることが明かされました。

花魁道中では小紫のあまりの美しさで失神者が続出するという事態となっています。

その花魁道中の最中、三人の暴漢が小紫に襲いかかります。

男たちは弁慶風の男に長刀で一掃されているところから見ると、こういう暴漢の乱入は日常茶飯事なのでしょうか。

その中の一人、僧侶風のオヤジ・びん豪は「小紫太夫を身請けする」ことを目標に、大金を小紫に貢いでいたようです。

日本の江戸時代の遊郭では、借金のカタに売られた女性が働いていましたが、ワノ国の遊郭の構造もそれに誓いのでしょう。

びん豪は

  • 倉を売る
  • 家族も売る
  • 自分の薬代まで貢ぐ

という徹底ぶりで、自分が一文無しになるまで金をつぎ込みました。

小紫が、そこまでして一緒になりたいと思わせる手練手管を使ったのだと思いますが、宗教界にいて女慣れしていなかった僧・びん豪がハマりすぎてしまったという面もありそうです。

小紫はその金を全部使ってしまったと突き放し、「身請け」の話はウソっぱちだったことを暴露すると、当然びん豪は激怒。

しかし、小紫のバックには「居眠り狂死郎」がケツモチとして付いていることが分かり、何も言えません。

居眠り狂死郎は悪徳両替商で武士の身分ももっているようですが、女衒《ぜげん》のようなことまでしているようです。小紫が僧侶から金を巻き上げる計画も、居眠り狂死郎がシナリオを書いていると思われます。現代で言うインテリヤクザ的な野郎です。

全てを失ったびん豪と同じような目にあった男は、花の都から追放されます。

黒炭オロチの政策として、金を生まない者は花の都に住む権利はないとのこと。

現代社会でも東京、北京、ワシントンなど各国の首都は金を稼ぐ能力がなければ容赦なく追い出され、都落ちを余儀なくされますが、ワノ国は現実社会の鏡とも言えそうです。

小紫太夫は護衛に守られ、悠々とオロチ城に到着します。

小紫は守銭奴なのか?ナミとの比較から考える

小紫が僧侶を騙し、金を巻き上げた経緯とか「貧乏人は嫌い」というセリフを見ると、魚人のアーロンに捕らわれていたナミを彷彿とさせます。

ナミは自分の故郷の村を買い取るという目的のために、悪に徹していましたが。小紫がこれほど金を求めるのも、もしかしたら何らかの計画があるのかもしれません。

小紫は禿《かむろ》の「おトコ」ちゃんをかわいがっていたり、あんまり悪そうには見えないんですよね。

私の予想としては、小紫もかつてのナミのように、遠大な目的があり、そのためには居眠り狂死郎にも取り入っているのではないかなと思います。

もしくはビッグ・マムの娘でサンジと偽の結婚式をあげたプリンちゃんのように、改心してルフィたちに協力するようになるのかも。

そういえば、普通の男でも失神するほどの美しさを持つ小紫を見たサンジの反応は、わりと普通で、倒れたりもしませんでしたね。航海中に多くの美女を見ているため耐性ができているのかも。それかワノ国の人たちがウブすぎるかですね。

これから将軍・黒炭オロチと会うようですが、そこでもオロチを手玉に取ろうとするでしょう。

オロチはかなり小紫にご執心なようなので、金を巻き上げることもできるかもしれません。しかし、その意図を読まれると一気に危うい状況に陥ってしまいそうです。

編笠村でのモモの助の覚悟 妹の日和はどこ?

ワノ国・九里の編笠村《あみがさむら》では

  • モモの助
  • お玉

がのどかに話し合っています。

モモの助は錦えもんの鬼ヶ島「火祭り」襲撃計画に向けて、剣の修行に余念がありませんが、お玉は自分と同年代の少年と話したくてたまらないようです。

お玉はモモの助のことを「もも君」と呼んでいます。

お玉とモモの助は同じ8歳でタメなので問題ないのですが、モモの助は光月家の跡取りなので身分が全然違います。

モモの助は大名の子として、無礼だとお玉に注意しますが、お玉はまったく気にしません。

結局モモの助は、お玉の言動を許してしまうところを見ると、モモの助の心根の優しさがよく分かります。

錦えもんの計画が成功し、ワノ国の実験が光月家に戻ると、現在の身分制度と金銭によってひどい状況となっているワノ国も落ち着くことでしょう。

モモの助たちは兄妹の話となり、モモの助の妹・日和《ひより》が生きていれば26歳だと明かします。

たぶん日和は生きているでしょうが、モモの助はあえて探さないようにしているようです。

光月家の血をひく生き残りがいるとなれば、たとえ女性であっても捕らえられ、軟禁されてしまうことをモモの助はよく分かっています。

モモの助は、妹・日和を探すのは、カイドウとオロチを倒してからと決めています。

光月家の当主と判明してからのモモの助は、子供ながらいっぱしの侍(サムライ)です。登場時のエロいだけのガキではありません。

吉田松陰もモモの助と同じくらいの時に、兵学をたたき込まれ、藩主に講義していたことをみれば、覚悟が決まれば子供でもここまでの気概を持つことができます。

モモの助は筋力等はまだまだ発展途上ですが、人口悪魔の実「スマイル」で小型の龍に変身できるという能力を持っています。

カイドウが巨大な龍なので、モモの助の「スマイル」はカイドウをベースに制作された可能性もあります。

カイドウとの決戦においては、重要な役割を演じそうです。急成長して「ゴンさん」ならぬ「モモさん」に変身するかも。

『ワンピース』929話 小紫とオロチの会見はどうなる?展開予想

『ワンピース』929話の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

929話では小紫と将軍・黒炭オロチの会見が描かれそうです。

黒炭オロチは小紫に心の底から惚《ほ》れ込んでいるようなので、小紫の美貌と手練手管は権力者にも有効に働いています。

小紫はオロチに対しても「びん豪」にしたように、金をつぎ込ませるのかもしれません。

一国の将軍なら、花魁を身請けすることは簡単かもしれませんが、小紫は金だけではない条件を突きつけてきそうです。

びん豪との件から、小紫のバックには居眠り狂死郎がついていることが明らかになりましたが、小紫を使って狂死郎がオロチに何かしかける可能性も高いです。

小紫の正体はモモの助の妹・日和?

小紫登場の後に、モモの助の妹の話題が挿入されて928話は終っています。

さらに日和が26歳という情報も明かされたため、小紫は日和の成長した姿という可能性も出て来ました。

小紫が金に汚くなったのも、両親と兄とも別れ、天涯孤独の身で生きて行かざるを得なかったためかもしれません。

スパイの世界でも、目立たないように隠れているよりむしろ派手な格好をして、スパイと思わせないという手法がありますが、小紫もその手を使っているのかも。

世界会議(レヴェリー)の情勢は?

聖地マリージョアでは四年に一度の世界会議(レヴェリー)が行われています。

黒ひげ・ティーチの情報では革命軍が天竜人に宣戦布告し、海軍と大規模な戦闘となっているようですが、どうなっているのでしょうか。藤虎(イッショウ)は革命軍幹部の動きを読んでいる節があったので、革命軍が奇襲に失敗し、不利な状況にありそうです。

また黒ひげの動きも気になります。

黒ひげはモリアを捕虜とし、モリアの能力を手に入れただろうしペローナにも危険が迫っています。

モリアの能力で黒ひげ陣営がゾンビを作り出すようになれば、一気に黒ひげの戦力は増強されそうです。

海軍 VS 革命軍、ワノ国でのルフィ VS カイドウ、そしてビッグ・マムが参戦し、各勢力が消耗していくなか、漁夫の利を狙う黒ひげ。

マリンフォードでの頂上決戦の時のように、このままでは黒ひげが良いところだけ手に入れてしまいそうです。
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