ワンピース

ワンピース 932-933 考察 感想 小紫の正体は日和?「キツネのお面」が意味するものとは?ロビンの運命 レビュー

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。

『ワンピース』【最新話】992話「残党」では赤鞘九人男の波状攻撃&必殺技がカイドウにトドメを刺すか?!

992話「残党」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

2月9日(土)発売『週刊少年ジャンプ 11号」掲載『ワンピース』932話「将軍と花魁」を読みました。

以下ネタバレありの考察と感想(レビュー)なので、未読の方はご注意ください。

931話「おそばマスク」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

ワノ国・花の都「オロチ城」では将軍・黒炭オロチの宴が行われています。

花魁「小紫」は三味線の名手であり教養人

黒炭オロチは国中から芸者を集め、部下達をお追従役に、まさに酒池肉林のやりたい放題。

そんな中、ワノ国1の花魁《おいらん》小紫が三味線を弾き始めます。

オロチもオロチの部下も、他の芸者達もこの曲を知っているらしく、盛り上がりも最高潮に達しています。

小紫が「キツネのお面」をかぶり三味線を弾く:『ワンピース』932話より引用

【引用画像・出典】小紫が「キツネのお面」をかぶり三味線を弾く:『ワンピース』932話より引用

江戸時代の花魁というのは、書を読み礼儀・立ち居振る舞いも気品あふれ、楽器も弾けるという教養人でした。
ワノ国の花魁も、美しさだけではなく、そのような芸術的な素養が求められているのでしょう。

小紫もワノ国1の美女というだけではなく、ワノ国1の芸術家であると言えます。

小紫の「キツネの仮面」が意味するところは善なのか悪なのか?

ただ、ここで気になるのは小紫が三味線を「べべんっ!」と弾くときに、なぜか「キツネのお面」を付けて、顔を隠していることです。

「キツネのお面」をつけて、三味線を弾くというと、真っ先に思い出すのが「ワノ国編」が始まったときに、開幕の音頭を取っていた「キツネ面」の三味線の女性です。

あの場面は、『ワンピース』の他の物語では見られなかった演出でした。

あの物語の導入を担う人物が「小紫」だったか、「小紫に関係する重要人物」なのでしょうか。

日本では「キツネ」というのはプラスとマイナス、両面的な見方をされます。

  1. キツネは神の使いであり、善である(稲荷神社などに祀られる)
  2. キツネは人を騙し、悪である(九尾のキツネ)

キツネが神の使い、もしくは神であるというのは、田畑を荒らす害獣をキツネが追い払ったからと言う説があります。

そして、キツネが悪であるというのは、中国・朝鮮半島などにも「妖狐」の伝説があるように、狡猾な性格が反映しているとみられます。

花魁・小紫は「キツネ」の面をつけているということは、キツネの善悪の側面、どちらかを象徴しているでしょう。

では、小紫は「善悪」どちらに属するのでしょうか。

小紫は、老和尚をたぶらかして、金を貢がせるだけ貢がせて、金がなくなるとアッサリ捨てるという、結婚詐欺みたいなことをしていました。

この部分だけ見ると、小紫はとんでもない「毒婦」であり、悪であると言えます。

しかし、禿《かむろ》の「おトコちゃん」をやさしくかばうところなど、善である側面もあるので、一概に悪と判定することもできません。

今ではすっかり「麦わらの一味」の精神的支柱となっているナミも、登場当時はとんでもない守銭奴で、ルフィ達を何度も騙して金をまきあげていました。

ナミにはアーロンから自分の住んでいる島を買い取るという目標があり、そのために「悪」となる決意を決めてやっていました。

もしかしたら、小紫にもそういう事情があり、自分の何らかの計画のために金銭を集めているのではないでしょうか。

小紫に騙された老和尚にしても、小紫に貢いだ金銭は貧しい者たちから不正に巻き上げた金でしょうから、巻き上げられたとはいえ、自業自得です。

「花の都」を荒らす「丑三つ小僧」は富者から金を巻き上げて、貧者達に配るという義賊的な存在でしたが、小紫ももしかしたらそういう動機があるのではないでしょうか。

小紫は「モモの助」の妹・日和なのか?

花魁・小紫の立ち居振る舞いや態度を見ていると、ある種の矜持を感じます。

芸者となっても気位は高く、男に媚を売るのはあくまで演技という芯の強い女性で武士道に通ずるモノがあります。

かつて、日本でも落ちぶれた武士の娘が芸者となる例がいくらでもありました。

とくに幕末から明治にかけては、食い詰めた華族の娘が芸者に身をやつすということが多かったのです。

もしかすると、小紫もかつての武士・大名「光月おでん」の娘で行方知れずの日和《ひより》なのかもしれません。

モモの助や錦えもんたちが20年前からやってきていて、モモの助が8歳なので、20代中盤くらいと思われる小紫とも年齢の計算は合います。

932話で黒炭オロチがモモの助の話題を出したとき、意味深な表情をしていたことから、日和=小紫説はかなり有力と言えるのではないでしょうか。

いきなり父と母を失い、兄は家臣達と未来へタイムリープしてしまうという過酷な状況のなか、

日和は生き抜くため、そして復讐のために将軍・黒炭オロチの部下である居眠り狂死郎に近づいたと考えると、つじつまも合ってきます。

今後、日和はかならず登場すると思いますが、現時点では「小紫」の線が一番高いように思います。

隠密「オロチお庭番衆」に見つかったロビンの運命は?

オロチ城に芸者として潜入し、ポーネグリフを探っていたロビン(おロビ)。

「オロチお庭番衆」(ワノ国の直属忍者部隊)に囲まれて大ピンチとなってしまいました。

お庭番衆の首領・福ロクジュはロビンを始末する気満々ですし、忍者達もかなりの手練れでロビンは絶体絶命です。

ただ、ロビンもかつてバロックワークスの副社長として、数々の修羅場をくぐってきて、少々のことでは動じません。

ロビンは福ロクジュに脅迫されますが、答えません

ロビンはとっさに「自分は丑三つ小僧」で花の都の金の流れを調べているとウソをつきます。

しかし丑三つ小僧はさっきオロチ城内に現れたばかりで、ウソとバレてしまいます。

なんと丑三つ小僧も城内に現れているんですね。錦えもん主導の計画を知っていて、それに呼応したのでしょうか。

ロビンは手裏剣や暗器で撃たれてしまいますが、そこは「ハナハナの実」の能力者、自分の分身を作って、逃げおおせます。

おロビの「分身の術」、忍者よりも忍者っぽいですね。手や足を無限に増やせるというところはもはや妖術として恐れられそうです。

ロビンはナミとしのぶ、ブルックに伝えます。

ブルックは頭に三角巾をつけて、完全に幽霊の格好をしています。

黒炭オロチは光月家の亡霊を心の底から恐れていますから、このまま城内に現れれば、大パニックになりそうです。

お庭番衆から逃れたロビンは黒炭オロチがさわぐ宴会場に戻り、体よくまた情報収集に励み、「火祭り」についての情報を探り出そうとします。

さすがロビン、肝が据わっています。お庭番衆に狙われているというのに動じません。ルフィ、ゾロ並の胆力です。

ロビンが逃げおおせられるとすると、逆に不利になってしまうのは「オロチお庭番衆」のほうです。

自分たちの戦力をすべてさらしてしまったので、ルフィ達に敵方の忍者情報を自ら教えてしまうことになるのですから。

忍者(隠密)はスネークのように姿を見られる前に相手を消すことが最優先課題で、的に自らの正体をしられてしまうのは大変な失態です。

福ロクジュがロビンを一気に仕留めなかったのは後々、ルフィ達に有利にはたらいていくでしょう。

小紫はロビンに嫉妬しているように見せかけていますが、その表情はまさに悪女。

まぁ、男はこんな顔されたら許さざるをえないでしょう。罠と分かっていたとしても。男のサガです。

小紫が黒炭オロチを思いっきりビンタ、おトコちゃんの命は助かるのか。

黒炭オロチは光月トキが遺した予言

20年後に「赤ざや9人男」が現れてオロチを倒す

を信じていて、とにかく亡霊を恐れています。

オロチは本気にしている者の、オロチの部下達は20年前のことだし、光月家の関係者は全員死んだと思っているので、ぜんぜん信じていない様子です。

だいたい20年も経てば忘れてしまうことが普通ですが、オロチはよほど光月おでんとトキに後ろ暗いところがあるのでしょう。

オロチの恐れようがあまりに酷いので、部下達は笑いをこらえています。

しかし、笑いをこらえられなくて、笑い声を出してしまう人物が現れます。

小紫の禿《かむろ》である「おトコ」ちゃんでした。

まだ子どもなので、オロチの怖さも分かってないし、感情が素直に出てしまったのでしょう。

黒炭オロチ将軍はもちろん激怒、なんと刀を抜いて、おトコに斬りかかろうとしてしまいます。

周りの部下も止めるわけにはいかず、あわや「おトコ」が斬られてしまいそうになったとき、小紫がオロチの前に立ちはだかります。

小紫はなんと、オロチの頬を思いっきりビンタしてしまいました。

そのビンタはかなり激しく、大柄なオロチが吹っ飛んでしまうほど。

小紫はそんなに腕力のあるように見えませんが、ものすごい威力です。

小紫も何らかの「悪魔の実」能力者なのでしょうか。

それとも火事場の馬鹿力なのか、単純に物理が強いのか分かりません。

まわりは何とか小紫に謝らせて、場をおさめようとしますが、小紫は全く動じません。

黒炭オロチはリュウリュウの実の古代種(?)「ヤマタノオロチ(八岐大蛇)」の真の姿を現し、小紫を殺そうとします。

ロビンはおトコを守っているもののお庭番衆に見つかり、大ピンチ

居眠り狂死郎が刀に手をかけるという一触即発の緊迫した場面で932話は終わります。

『ワンピース』933話 展開予想 居眠り狂死郎はどうでる?小紫の運命は?

933話の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

なんだか大変なことになって、事態が大きく動いた932話ですが、933話でも大混乱が続きそうです。

居眠り狂死郎はこの大混乱をどう押さえるつもりなのでしょう。

両替商で根っからの悪徳商人に見える「居眠り狂死郎」、腕力はそんなに強く無さそうなものの、強力な「悪魔の実」の能力保持者かもしれません。

もしかしたら、人造悪魔の実、スマイルで動物系(ゾオン系)の能力なのかも。

居眠り狂死郎は、花魁・小紫を見いだした人物ですが、オロチの部下(食客?)でもあります。

いったい狂死郎はどちらに刃を向けるのか、それによって事態は大きく変わってきます。

もし狂死郎が小紫を斬ろうとするならば、ロビンが助けに入ると思いますが、お庭番衆にも見つかっているので多勢に無勢になってしまいます。

ナミとブルックが急いで駆けつけるのでしょうが、間に合うとは思えません。

ここで頼りになるのが、熟女くノ一である「しのぶ」さんですね。

おでん城跡がカイドウによって跡形もなく破壊されたときも、しのぶのおかげでたすかりました。

しのぶなら「お庭番衆」を翻弄できそうです。

記憶を失ったビッグ・マムはどう出るのか?カタクリ、プリンの動き

932話ではビッグ・マムが登場しませんでしたが、どうなっているのでしょうか。

ビッグ・マムはワノ国突入の際、キングのプテラノドンに撃墜されて、海に沈みました。

そして岸に打ち上げられて一命を取り留めたものの、記憶を失ってしまっています。

記憶を失ってしまったと言うより、子ども返りしたような印象もあります。

チョッパー、お玉、お菊たちがうまく記憶喪失のビッグ・マムを誘導し、一時的にでも共闘関係になれれば良いのですが、いずれビッグ・マムも記憶を回復し、ルフィを探し始めるでしょう。

そうなると、ルフィ達「麦わらの一味」はカイドウ達「百獣海賊団」だけではなく、ビッグ・マムの海賊団とも戦わなければならなくなり、さすがに危ないです。

ただ、ビッグ・マムの娘で、サンジに惚れているプリンちゃんや、ルフィと死闘の末、心を通わせた感があるカタクリ等とは正面で戦うことは無いかも知れません。

カイドウとビッグ・マムは、かなり昔に確執があったようなので、もしかしたらカイドウとビッグ・マムがガチンコで潰し合う展開となるかもしれません。

そうなると、ルフィや錦えもんにとっては強力な助っ人となりそうです。

おそばマスク(サンジ)たちはルフィをたすけにいくのか?

前回、サンジがレイドスーツを着て、ページワンを圧倒するという大活躍を見せました。

サンジが、絶対使わないと言っていたレイドスーツを仲間(ウソップ・フランキー)のために、家族との葛藤を乗り越えて変身する姿は熱かったです。

サンジはトラファルガー・ローの解説によると

「悪の軍団ジェルマ66(ダブルシックス)」のNo.3「ステルスブラック」

であり、名前の通り、ほぼ透明になること(ステルス)ができます。

このステルス能力は「光学迷彩」の原理を応用したモノで、一般の人間には本当に透明になったとしか見えない優れものです。

サンジこと「おそばマスク」はとりあえず花の都の騒動を離れるようですが、この後どこへ向かうのでしょう。

有力な線としては、ステルス能力を活かして、透明になり、ルフィが投獄されている「兎丼《うどん》に向かうことでしょう。

いかに鉄壁の守りを誇る監獄とはいえ、ステルス能力をフルにつかい、『メタルギア』のスネークよろしく看守を倒しながら鍵を見つければ、ルフィを逃がすことはそう難しくないでしょう。

ただ、あくまで視覚にたよる相手を騙す能力なので、嗅覚などに特化した敵であれば、透明化しても見破られてしまう可能性が高いです。

-ワンピース
-, , , , ,