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ワンピース 933-934 考察 感想 オロチは「ヘビヘビの実」古代種、小紫は殺されてしまうのか? レビュー

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。

『ワンピース』【最新話】992話「残党」では赤鞘九人男の波状攻撃&必殺技がカイドウにトドメを刺すか?!

992話「残党」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

2月18日(月曜日)発売『週刊少年ジャンプ 12号」掲載の『ワンピース』933話「武士の慈悲」を読みました。

この記事では933話と934話以降の考察を行っています。

以下ネタバレありの考察と感想(レビュー)なので、未読の方はご注意ください。

932話「将軍と花魁」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

小紫を襲う黒炭オロチヘビヘビの実(モデル 八岐大蛇)とは?

オロチ城では小紫にビンタされた黒炭オロチが怒り狂っています。

ここで、黒炭オロチの「悪魔の実」の能力が明らかになります。

動物(ゾオン)系 幻獣種 ヘビヘビの実(モデル 八岐大蛇)

でした。

ページワン、ドレークは「リュウリュウの実」だったので、オロチもそうなのかと思いましたが、「ヘビヘビ」でした。

「ヘビヘビの実」は「リュウリュウの実」に比べるとワンランク落ちそうですが、強さや能力に差異があるのでしょうか。

四皇「百獣のカイドウ」も「リュウリュウの実(古代種)」と思われるので、ワノ国の悪役幹部はみんな「リュウリュウの実」と思いましたが、そうではなかったようです。

日本神話のヤマタノオロチ伝承と黒炭オロチの関係

オロチが変身した姿を見ると、どこからどう見ても『古事記』や『日本書紀』等の日本神話に出てくる「八岐大蛇《ヤマタノオロチ》」をモデルにしています。

『日本歴史大事典』、『日本大百科全書(ニッポニカ)』、『マイペディア』等の百科事典の情報をまとめると、ヤマタノオロチは

  • 頭・尾が8つある大蛇
  • 目はホオズキのように赤い
  • 背中には苔《こけ》・杉・檜《ひのき》が群生
  • 身体は8つの丘と谷を覆うほど大きい
  • 斐伊《ひい》川の洪水を素材としてつくられた
  • 8つの支流を持つ河川の神格化

というものです。

このような神話は、世界に広く分布していて「アンドロメダ型伝承」と言われています。

怪物の供犠となった美女を英雄が助ける話は確かに西洋や中国の神話によくありますね。

ギリシア神話でヒドラ(ヒュドラ)を倒したヘラクレスも、漢の高祖・劉邦が持った宝剣、斬蛇剣《ざんだけん》の伝説もヤマタノオロチ神話と類似性があります。

黒炭オロチは外見は神話のヤマタノオロチそっくりですが、身体の大きさはそこまで大きくありません。

もしかしたら、巨大化するかもしれませんが。

八岐大蛇《ヤマタノオロチ》神話では、ヤマタノオロチが年ごとに一人ずつ娘を食い、

最後に残った奇稲田姫《クシナダヒメ》を助けるため素戔嗚尊《スサノオノミコト》がヤマタノオロチを倒したとされています。

ヤマタノオロチの退治方法は酒をたらふく飲ませて、酔わせて殺したということになっていますが、黒炭オロチはすでに酔っているので、その方法ではなさそうです。

神話ではヤマタノオロチを倒したとき、オロチの尻尾から

天叢雲剣《あめのむらくものつるぎ》(草薙剣《くさなぎのつるぎ》)

という神剣が現れたとされています。

この神剣は天照大神《アマテラスオミカミ》に奉納され、勾玉と鏡とともに「三種の神器」として伝わっています。

黒炭オロチを倒すと強力な宝剣が手に入り、ゾロが装備するという展開もありそうです。

黒炭オロチは小紫を殺すのか、それとも居眠り狂死郎が殺すのか

黒炭オロチは「小紫の美しさに免じて殺すのは勘弁してやろう」と小紫に謝ることを要求します。

心からの命乞いをすれば頭を噛み砕くのは許し、罪を軽くすると言うのです。

どうも本心からすると、オロチは小紫を殺すのは惜しいと思っているようです。

ワノ国1の美女で、しかも楽器の名手であり、たしかに激情にかられて殺すには惜しい存在です。

でも、小紫は冷静な顔をして終始無言、絶対謝る様子はありません。

黒炭オロチは混乱して、なぜか部下を食ってしまいます。

オロチお庭番衆は黒炭オロチの乱心を止めようとせず、侵入者であるロビンをとらえようとします。

ロビンは強いですが、おトコちゃんを守りながら戦うのはかなりキツそうです。

ブルックが幽霊の姿として登場、ワノ国

そんな中、ブルックが参戦です。

日本の幽霊のように、頭に白三角頭巾を付けているので、忍者や幽霊が信じられているワノ国では効果抜群です。

オロチは光月家の亡霊と「赤ざや9人男」の再来を心の底から恐れているため、もしブルックが現れれば、泡を吹いて倒れそうです。

ブルックは一度死んで、「悪魔の実」の能力で生き返った存在ですから、ある意味本物の「幽霊」といってもいいので効果は抜群でしょう。

おトコちゃんはブルックを見て、笑いながら失神してしまいます。

狂死郎一家にやられたときも笑っていたので、どんな状況でも笑ってしまうんでしょう。

ロビンはオロチのお庭番衆から逃げられるのか?

ロビンは芸者の「おロビ」として、城内に潜入していましたが、オロチのお庭番衆に見つかって、

「ハナハナの実」の分身で逃げました。

しかし、おトコちゃんを助けたため、お庭番衆に見つかってしまいます。

ロビン危うし、と思いましたが、身体の部位を増やせるので、ロビンに死角はありませんでした。

ナミ、しのぶ潜入でオロチ城はどうなるのか

ブルックと同じくナミと妖艶なくノ一「しのぶ」も城内に隠れています。

天井裏に隠れるという所が、忍者の定番ですね。

定番と言うことは、敵にもバレやすいと言うこと。

半蔵というオロチお庭番衆に見つかってしまいます。

半蔵によると、しのぶは昔メチャクチャ美人で、「男殺し」の異名を持っていたとのこと。

絵を見ると、20年前はナミに負けないくらい美人かつセクシーだったことがわかります。

今は目や唇に面影が残っていますが、体型も全然違ってしまっています。

月日の流れの残酷さを感じさせられますが、もしかしたら、今の熟女のかっこうも、実は変装でしたというどんでん返しもあるかもしれません。

いきなり半蔵の金的をねらうしのぶ。

躊躇なく男の最大の急所を狙う「しのぶ」。これは確かに男の天敵です。

熟女忍法で天上を崩し、黒炭オロチをふっとばし、小紫を放します。

外見がどうであろうと、実力はものすごい「しのぶ」です。

居眠り狂死郎は小紫の反逆をどう処理するのか?

小紫の前に憮然とした表情で立ちはだかる「居眠り狂死郎」。

準備はできているかと小紫に聞くと、小紫は「はい」と即答。

すると、狂死郎はなんと小紫を一刀両断してしまいます。

小紫は覚悟を決めた様子で、声を一切あげずに斬られます。

居眠り狂死郎は峰打ちですませるのかと思いきや、真剣で切ってしまい、かなりの血が流れています。

狂死郎がワノ国1の美女「花魁」小紫を殺してしまったことで、黒炭オロチは激怒します。

やはり本心では小紫を殺すのは惜しく、脅すだけの気持ちだったんでしょう。

どなられた狂死郎は「将軍に反抗するという大罪」は死をもって償うべしとこたえます。

忠誠心を示すためには女子どもにも容赦しない狂死郎、インテリヤクザの典型といえるキャラです。

狂死郎は小紫がもっていた「錦えもんの暗号」の紙に気づきます。

なぜ小紫は「錦えもんの暗号」を持っているのでしょうか。

これはやはり小紫は光月家に連なる重要人物であるということを表わしていると考えて良さそうです。

私は日和は20年前にモモの助と生き別れた妹・日和《ひより》であると考えていますが、その可能性が高まりました。

脅すだけにしようと思っていた小紫を狂死郎に殺されて、黒炭オロチは半狂乱になり、おトコちゃんを殺そうとします。

酔っているとは言え、情緒不安定すぎます。やはりオロチはカイドウの噛ませ役的なキャラなんでしょうか。

ナミがゼウスを召喚し、雷撃で事態収拾を図るが

小紫が殺され、ロビンにオロチお庭番衆が迫るなか、ナミが「ゼウス」を出します。

ゼウスはもともとビッグ・マムの下僕でしたが、雷を食べさせるナミに買収されています。

ゼウスはナミの命令通り、雷を落としてオロチ城を大混乱におとしいれました。

オロチの手下達はゼウスも妖術と思っているようで、かなり驚いているので、ナミ達はスキを突いて逃げ出せたのではないでしょうか。

ただ、ゼウスがこのままナミたちの命令を聞いて、付き従い続けるのかはまだ分かりません。

現在、ビッグ・マム海賊団の面々はワノ国に上陸しています。

ビッグ・マム自身も、ワノ国の九里が浜に打ち上げられていますので、ゼウスがビッグ・マムを恐れて、またビッグ・マムの手下に戻るということも十分考えられます。

ビッグ・マムは子ども返りし、ルフィ達の味方になる?

ビッグ・マムはワノ国に上陸する直前、プテラノドンと化したキング(リュウリュウの実「古代種」)に撃墜され水底に沈みました。

ふつうなら死んでしまうところですが、さすがはビッグ・マム。

死なずに九里が浜に打ち上げられて、生存しています。

ただ、生きてはいるものの、酸素不足で脳の機能が損なわれているのか、記憶が無い模様。

一時的なショックによるのでしょうが、チョッパーと「お玉」はこの何も分からず、子どもみたいになったビッグ・マムを誘導して兎丼に潜入するつもりのようです。

ワノ国の「おこぼれ町」で、ビッグ・マムは「お鶴」にもらった「お汁粉」で元気を回復し、兎丼に行けばさらにたくさんの「きびだんご」があると知って、行く気満々です。

ビッグ・マムは食べ物のこととなると、見境がなく暴力的になるという性質があります。。

「ホールケーキアイランド編」では「ウェディングケーキ」が食べられなくなったため、ビッグ・マム海賊団もろとも自爆する勢いでした。

この食べ物に対する尋常ではない執着を持ったビッグ・マムが、兎丼に行き、大暴れするならば、兎丼は大混乱に陥るでしょう。

そのスキにルフィもキッドも逃げることができるかもしれません。

しかし、ビッグ・マムがルフィを目にすると、記憶が一気に回復するかもしれません。

ビッグ・マムはルフィにコケにされたことに憤り、ルフィへの報復のためにワノ国に来ています。

934話「花のヒョウ五郎」小紫は死んでしまったのか?展開予想

934話「花のヒョウ五郎」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

居眠り狂死郎にバッサリ切られてしまった小紫。

出血具合を見ると、死んでしまったのでしょうか。

ただ、小紫はどう考えてもモモの助の妹・日和という説が濃厚になってきています。

そうであるならば、ここで死ぬということは無さそうなので、まだ生存していると考えられます。

だとすると、狂死郎が何かの手品的な方法で小紫を殺したフリをしたのか、それとも狂死郎の悪魔の実の能力で幻覚を見せたとかではないかと考えられます。

ルフィを助けにサンジが登場か

兎丼《うどん》にキッドとともに海楼石の牢獄に入れられているルフィ、

主人公なのにここ数週間まったく出て来ません。

まぁ普通に労働してきびだんごを食べまくっていると思いますが、そろそろ助けが来るのではないでしょうか。

忍者の雷ぞうも助けに行くと思いますし、ステルス能力を手に入れたサンジ(おそばマスク)も兎丼潜入を企てているでしょう。

記憶を失ったビッグ・マムはどうなる?

ビッグ・マムは、ワノ国に上陸するとき撃墜されて海で溺れ、一命を取り留めたものの、記憶を失っています。

どうやら子ども返りしてしまったようで、妙にチョッパーたちになついています。

ただ、記憶が戻ったらチョッパー、お菊たちを瞬殺してしまいそうで怖いですし、そもそも子どもの頃からビッグ・マムの力は途方も無いものがありました。

このままどこまでチョッパーたちがビッグ・マムを手なずけられるかが心配です。

92巻の考察と感想(ネタバレ有レビュー)まとめはこちらを見てください。

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