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ワンピース 938-939 考察 感想 ゾロが助けた女は小紫=日和?錦えもんの計画破綻か?レビュー

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。

『ワンピース』【最新話】992話「残党」では赤鞘九人男の波状攻撃&必殺技がカイドウにトドメを刺すか?!

992話「残党」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

2019年4月1日(月曜日)発売『週刊少年ジャンプ 18号」掲載の『ワンピース』938話「女の秘密」を読みました。

本記事では938話と939話以降の考察を行っています。

以下ネタバレありの考察と感想(レビュー)なので、未読の方はご注意ください。

937話「おいはぎ橋の牛鬼丸」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

ワノ国・鈴後《りんご》の橋の上で弁慶風の大男・牛鬼丸《ぎゅうきまる》に刀を奪われてしまったゾロ十郎こと「ゾロ」。

奪われたリューマの名刀「秋水」を取り戻すため、牛鬼丸と戦っていました。

そこに現れた「人斬り鎌ぞう」

人斬り鎌ぞうは「おトコちゃん」と遊郭の女性を追ってきたのです。

鎌ぞうは単なる快楽殺人者ではなく、将軍・黒炭オロチにとって都合の悪い人物を消す刺客でもあったのです。

黒炭オロチは自分を嘲笑った「おトコちゃん」を、小さな子供であるにもかかわらず許せなかったのです。

本来三刀流であるゾロは、鎌ぞうに苦戦していましたが、鎌ぞうから鎌を奪うことで三刀流となり、撃破しました。

人斬り鎌ぞうを三刀流「鬼斬」で撃破したゾロ、牛鬼丸との戦いはどうなる?

鎌ぞうは気を失い、地面に完全に倒れてしまったので少なくともしばらくは立ち上がれないでしょう。

鎌ぞうはゾロの三刀流・奥義「鬼斬《おにぎり》」で完全に斬られたので、即死ではないもののかなりのダメージを受けています。

鎌ぞうを倒したものの、ゾロも鎌ぞうの鎌によってかなりの深手を負っています。

この後、牛鬼丸との戦いが残っているわけですが、ゾロのこの傷を見ると、とてもじゃないけれど戦えそうにありません。

ゾロは鎌を手に入れ、三刀流となったものの、牛鬼丸はゾロの刀を奪うほどの手練れ。

人斬り鎌ぞうのように軽々と撃破できそうもありません。

ゾロはやはり深手を負ってしまっているので、倒れてしまいます。

さすがに出血多量すぎて気合いでなんとか出来るレベルではないようです。

錦えもんの計画がばれ、仲間達が次々と捕まり、窮地に!?

ゾロが大変な事態となっている一方、

  • 錦えもん
  • イヌアラシ
  • ミンク族

も大混乱におちいっています。

ホーキンスがなぜか暗号と「月の印」の秘密を知っていて、仲間達がどんどん捕まってしまっているのです。

錦えもんはバレるハズが無いと思っているのですが、花の都では実際に錦えもんの同志たちが将軍・黒炭オロチの手の者に続々と捕まっていきます。

身体に刺青《いれずみ》を入れるという、隠しきれない暗号なので、どんどん捕まっているのです。

身体に直接刻むという以外に、他にやり方はなかったのかなと思いますが、、、

花の都の遊郭では、居眠り狂死郎が小紫を斬殺し、大混乱となり、お通夜も取り消しとなりました。

都中の人が悲しんでいますが、小紫を斬った当の居眠り狂死郎は余裕の表情で煙管《キセル》をくゆらせています。

やっぱり小紫を斬ったのは狂言で、血糊もフェイクのものだったのでしょうか。

将軍・黒炭オロチは暗号文が流出したことでかなり焦っている様子です。

小紫が死んだショックよりも、光月トキが予言した「赤ざや9人男」のほうが怖いようです。

サンジが瀕死!?ローと「しのぶ」が激突のおこぼれ町

サンジは顔がブドウみたいに膨れ上がってしまっています。

これは前回、花の都の湯屋《ゆや》でナミの裸を見てしまったことに対する制裁でしょう。

サンジはかなり前から湯屋に潜んでいたと思われるので、ロビンやしのぶの裸も見ていたのは確実です。

だから、このボコボコぶりはナミだけの仕業ではない思います。

鼻血を大量に出した後、こんなにボコボコになり、サンジはかなり重傷そうですが、顔に悔いは無さそうなのがさすがといえます。

サンジがボコボコなのはある意味牧歌的なのですが、しのぶとトラファルガー・ローは激しい口調で口論しています。

しのぶはトラファルガー・ローが船長を務める「ハートの海賊団」のベポ達が錦えもんの暗号を漏らしてしまったと思っているようです。

ベポ達の性格を考えると、たとえ拷問されたとしても漏らすようなキャラではないですが、しのぶはハートの海賊団と会ったばかりなので信じられないのも当然と言えましょう。

しのぶがこれほどキレているのは、彼女たちが20年という長きにわたって、光月家復興に尽力してきたからであって、錦えもんの計画にすべてをかけていたからです。

しのぶは昔の回想を見ると、相当な美人だったようですが、今では苦労が刻まれた迫力がある顔に変わってしまいました。

そんな「しのぶ」を見て、カン十郎はトラファルガー・ローやルフィの尽力がなかったら、モモの助がここまで来れなかったことを諭し、なだめます。

太鼓持ち ヤスは光月家の家臣だった?!意外と重要人物

かなり気まずい雰囲気が流れるしのぶとトラファルガー・ローの間に現れたのは、ゾロにくっついていた「太鼓持ち」のヤスでした。

ヤスはしのぶと古い知り合いのようで、錦えもんの暗号も知っていました。

ヤスも昔は光月家の家臣だったのかもしれません。あまり強そうには見えませんが、このご追従の能力があれば、仲間を集めるときとかにかなりの力となるでしょう。

ゾロを鈴後でかくまっている女性が語る牛鬼丸の正体

ゾロが人斬り鎌ぞうに斬られて、倒れてしまったため、墓場の中に建つ家にかくまわれています。

ゾロは起きてすぐ刀を探すほどカタナを大事に思っています。

ゾロを介抱したのは「おトコちゃんと一緒にいた女性です。

かなりゴージャスな女性で、顔とバラっぽい髪飾りを見ると、そのまんま花魁の「小紫」に見えますが、どうなのでしょうか。

小紫風の女性は命を救ってくれたゾロに大変感謝していて、なんかゾロをたいへん慕っているようです。

ゾロはすぐにでも弁慶風の大男・牛鬼丸に再戦を挑みたいようですが、小紫風女性が全力で止めています。

おトコちゃんは「ガマの油」を塗れば傷が治ると言っていますが、これはウソップが叩き売りで討っていたものでしょうか。

おトコちゃんはウソップから買ったというか、盗んだようですが。

ウソップが売っていたものなので、果たして本当に効果があるのかどうか、、無さそうな気がします。

まぁゾロの回復力はルフィに負けず劣らず強いので、とりあえず十分食べて寝れば治るでしょう。

小紫風女性によると、牛鬼丸はおいはぎとして、とても有名で、とにかく橋を渡るときに現れて、手持ちの武器を奪ってしまうとのこと。

そのまま日本昔話の「牛若と弁慶」の話と同じですね。

小紫風 女性は光月日和(モモの助の妹)だった!

小紫風女性はゾロを見て、

「ワノ国の武士っぽいけれど、ワノ国の武士ではない」

ということに気づきます。

そして、悪い人ではないことにも気づきます。

ゾロから命を救ってもらったんだから、当然の反応と言えますね。

そして、この女性は

「20年前に分かれた兄を探している」

と言います。

ゾロはこの言葉を聞き逃さず、兄の名を尋ねると、

「光月モモの助」と答えました。

この女性は光月日和《ひより》だったのです。

ワノ国編の重要人物である「日和」がついに現れました。

どうやら髪飾りが一致していたり、髪型やパッチリ二重なところを見ると、小紫と同一人物なのではないかと考えられます。

もしかしたら双子なのかもしれませんが、おトコちゃんと逃げてきたところを見ると、やはり小紫と考えた方が自然でしょう。

小紫は将軍・黒炭オロチの不興を買い、居眠り狂死郎によって斬られて死んだとされています。

ワノ国で大々的な葬儀が行われるということも決定していて、小紫の死は確定的と思われました。

しかし、小紫は斬られた後、屍体《したい》の描写もありませんし、実は死んでいない可能性も高いのです。

居眠り狂死郎が何らかのマジック的なやり方で、血糊《ちのり》を出させ、フェイクの身代わりを用意して棺の中に入れているという可能性もあります。

ただ、気になるところは、おトコちゃんと逃げてきた女性の性格が「守銭奴《しゅせんど》」キャラだった小紫とはかなり異なるところです。

小紫は自分に熱を上げる男どもから金品を巻き上げることに何の良心の呵責《かしゃく》を感じていないどころか、楽しんでいるようでもありました。

ここは前にも考察しましたが、小紫はナミが魚人・アーロンの海賊団に加入していた時のように、のっぴきならない状況で自分の身を守るために悪人を演じるしか無かったという可能性も高いです。

がめつい描写の一方、小紫は禿《かむろ》の「おトコちゃん」をはじめ、従者にはとてもやさしいという描かれ方もしています。

本来はこちらが、本当の小紫であるのでしょう。

将軍・黒炭オロチや周りの側近にそのことを悟られないために悪女・小紫を演じていたのかもしれません。

『ワンピース』939話 錦えもんの計画が窮地、ビッグ・マム VS クイーン 展開予想

939話の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

錦えもんたちは「仲間への決起文の暗号」が百獣海賊団・真打ちのホーキンスに見破られてしまい、ピンチに陥っています。

どうして暗号が漏れたのか、まだハッキリとした理由は分かりません。

第二次世界大戦中、ドイツの暗号文「エニグマ」も日本の「パープル暗号」も解読されてしまいましたが、そのようにして解読されてしまったのでしょうか。

ただ、錦えもんの暗号は紙1枚のシンプルなものなので、解読もかなりの難易度になります。

となると、考えられるのは錦えもんたちの中に内通者(スパイ)がいる可能性と、捕まって暗号文の秘密を暴露してしまった者の存在です。

錦えもんたち過去から来るまでに20年の時間が経っています。

その間、光月家への忠信を保ち続けるのもなかなか難しいところもあるかもしれません。

もしかしたら、黒炭オロチに寝返ってしまった人物も出ているかもしれません。

とにかく、暗号文の秘密がバレてしまった以上、錦えもんの仲間は体の逆新月の模様を発見され次第、捕らえられてしまうでしょう。

身体に明示的にあらわれる証拠なので言い逃れも出来ません。

このままでは錦えもんの鬼ヶ島「火祭」襲撃計画は、始動する前に行き詰まってしまいます。

ビッグ・マムが兎丼でクイーンと激突?

ルフィは兎丼《うどん》の囚人採掘場でクイーンの残酷なゲームにつきあわされています。

1人なら脱走できるかもしれませんが、花のヒョウ五郎親分もゲームに参加させられているため、そうはいきません。

このままルフィはクイーンの嬲り者にされてしまうのでしょうか。

一方、キングに撃破され、記憶を失って子供がえりしているビッグ・マムは「お玉、チョッパー、お菊、モモの助」らに誘導されて、お汁粉のある兎丼を目指しています。

クイーンはお汁粉が大好物で、兎丼にも大量に持参しているようですが、誰にもあげる気はないようです。

たとえ相手がビッグ・マムであっても、お汁粉を渡す気はないでしょう。

となると、最終的にビッグ・マムは「食い患い」を発症し、兎丼で破壊の限りを尽くすことになると思います。

ビッグ・マムによって監獄全体が破壊されれば、ルフィ・花のヒョウ五郎親分だけではなく、反体制のため投獄されていた人たちが一斉に解放され、錦えもんの計画が一気に持ち直す可能性が高いです。

特に、人望の厚い「花のヒョウ五郎親分」と錦えもんの同士「河松」の生存の報が伝われば、ワノ国で将軍にイヤイヤながらも従っていた人たちが反旗を翻すこととなると思います。

もしかしたら、将軍の側にいる人物からも造反者がでてくるかもしれません。

そうなると、行き詰まっていると見える錦えもんの計画も一気に進むことになるでしょう。

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