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ワンピース 940-941 考察 感想 ローが仲間から抜ける?ヤスの正体とは?ルフィとヒョウ五郎は兎丼脱出可能か?【最新話】レビュー

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。

『ワンピース』【最新話】992話「残党」では赤鞘九人男の波状攻撃&必殺技がカイドウにトドメを刺すか?!

992話「残党」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

4月22日(月曜日)発売『週刊少年ジャンプ21号」掲載の『ワンピース』940話を読みました。

本記事では940話と941話以降の考察を行っています。

以下ネタバレありの考察と感想(レビュー)なので、未読の方はご注意ください。

939話「老いたる豹は道を忘れず」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

トラファルガー・ローと錦えもん達が決別

今までは

  • 錦えもんたち光月家に連なる者
  • ルフィたち「麦わらの一味」
  • トラファルガー・ローたち「ハートの海賊団」

が共闘する形で

  • 「四皇」百獣のカイドウ
  • ワノ国将軍・黒炭オロチ

と対決する形でした。

しかし、その同盟からトラファルガー・ローたち「ハートの海賊団」が抜けることとなります。

なぜトラファルガー・ローは抜けることになったのでしょうか。

それは、敵方に捕まった「ハートの海賊団」のベポたちが錦えもんの「火祭」決起の暗号文の秘密を漏らしてしまったと考えているからです。

うたがわれたトラファルガー・ローが怒るのは当然です。

『ワンピース』の海賊達は利害関係も大事ですが、それよりも大事なのは信頼関係

法の外に置かれ、警察組織に追われる立場としては、信用こそ最大限尊重しなければならないのです。

その信頼を失ったトラファルガー・ローが抜けるのは当然で、仕方ないのですが、戦力の大幅ダウンは避けられず、今後の展開に暗雲が立ちこめてきました。

ウソップとナミの反応とは?

ウソップはあまり大事に考えていないようで、トラ男(トラファルガー・ロー)が帰ってくるのではと暢気《のんき》に考えています。

ウソップはすぐウソをつくし、拷問に耐えきれずすぐにしゃべってしまう日和見キャラで、いつの間にかちゃっかりと元の鞘にもどってしまうキャラなので、こう考えているのでしょうが、トラファルガー・ローはルフィにも負けないほど頑固なキャラです。

そう簡単に戻ってくることはないでしょうが、ルフィや錦えもん達が大ピンチに陥れば、今までの怒りはひとまず置いておいて助けにきてくれそうな気もします。

一方、ナミは「くノ一」しのぶに同情的です。

同じ女ということもあるし、しのぶと作戦を共にしていたということもありますが、女にとって「20年」という月日がどれだけの重みを持つのかを身をもって知っているからでしょう。

しのぶは昔はナミにも負けないほどの「妖艶なくノ一」でしたが、その女としての花盛りの時期を、光月家復興の作戦のため、表に出ずに裏で作戦をすすめていたのです。

その千載一遇というべきチャンスが、外国から来た海賊団によって台無しにされようとしていると思っているならば、その怒りも当然と言えるかもしれません。

太鼓持ちのヤスの正体は誰も知らないが超重要人物かも?

小紫にすべての金を貢いだ三人の男達が、おこぼれ町に流れ着いています。

一文無しになったこの男達は、なんと「太鼓持ちのヤス」の家に厄介になっている模様。

花魁の小紫に入れ込んで金を失ったのは、完全に自業自得なのに、「ヤス」はなんて心の広い男なのでしょう。

ヤスは、腰は低すぎるものの、錦えもんの暗号の秘密をしっていますし、その面倒見の良さから、もしかしたらものすごい大人物なのかもしれません。

たとえば、ヤクザの大親分とか。

しかし、なんと「くノ一」のしのぶもカン十郎も「太鼓持ちのヤス」が何者か全く知らない様子です。

しのぶは二十年間もワノ国で活動してきたのに、ヤスの正体を知らないというのは、何とも不自然です。

これほど目立つ人物ならば、背景くらいわかりそうなものですが、もしかしたら「ヤス」はものすごい忍者なのかもしれません。

実際の忍者というものは、分かりやすい忍者装束を着たりせず、市井の市民として活動する「草」と呼ばれていました。ヤスもそういう「草」なのかも。

ヤスが何者なのか、まったく分からない状況ですが、とにかく顔が広く、病人の様子を見に行ったり、老人を気にしたり、糧食を渡したり、マメで人情があります。

町の人もヤスをあいしています。

おトコちゃんは「太鼓持ちのヤス」の娘だった?

ヤスの秘密も気になるところですが、さらにびっくりすることに、花魁・小紫についていた「禿《かむろ》」のおトコちゃんはヤスの娘だそうです。

あまり似ていないようですが、確かに笑い上戸な所とか、歯が似ていますね。

小紫は「光月モモの助」の生き別れの妹・日和と同一人物ではないかと思われます。

もしかしたら、ヤスはおトコちゃんを通して、暗に日和姫を助けていたのかもしれません。

何にせよ、ヤスは誰にでも優しく、「菩薩」とまで呼ばれてあいされています。

たしかに子供を大切にするところとか、地蔵菩薩の境地にも似ていますね。

「羅刹町牢屋敷」に収監された錦えもんの仲間達はどうなる?

錦えもんの「火祭り」決起の暗号文が読み解かれてしまったため、逆さ新月の刺青を入れた仲間達はどんどんと花の都の牢屋敷に入れられてしまっています。

「羅刹町牢屋敷」はかなり重厚で警備も激しく、逃げるのは容易ではありません。

将軍オロチたちも、ここに収監さえしておけば逃げ出すことも出来ず、安心と考えているのでしょう。

しかし、一カ所に反乱者をあつめてしまうのは「悪手」と言えます。

なぜなら、何かの災害等で牢獄が壊れたりすれば、一気に逆賊が協力して各地に逃げ出してしまうからです。

特に収監されている人たちの目的は「将軍黒炭オロチを倒し、光月家を復興させる」というもので一致しています。

個別に収監されてきたときは何も出来なくても、脱出するときに協力して外のスマイルと戦えば、一致団結して決戦の地「鬼ヶ島」に行くことは可能でしょう。

兎丼の花のヒョウ五郎親分がルフィに「覇気」の極意を伝授?

ワノ国・兎丼の囚人採掘場では、百獣海賊団・大看板の「疫災のクイーン」が余興に興じています。

ルフィと花のヒョウ五郎親分をいじめ抜くための大相撲のゲームなのですが、花のヒョウ五郎親分が「覇気」のような技を使えることがわかり、ルフィに極意を伝授しています。

花のヒョウ五郎親分は「覇気」とは言っていないので、ワノ国の中で独自に発達してきたものなのでしょう。ワノ国の場合、基本的に剣にまとわせるものみたいですが、
拳にも応用できるようです。

ルフィはビッグ・マム海賊団のカタクリとの決戦の時も、実践の中で「見聞色の覇気」を鍛えてきました。

このクイーンの余興の中でもヒョウ五郎が使う「内部から破壊する覇気」を会得することができるでしょう。

ただ、即席ではスマイルには通じても、クイーンにはまだ通用しそうにないので、脱出はむずかしいかもしれません。

花のヒョウ五郎親分の一声で、兎丼のヤクザ達が決起?ワノ国は無政府状態となるか

兎丼の囚人採掘場では、余裕が出てきたルフィが「四皇」を「世界の海で皇帝と呼ばれる大海賊」と説明しています。

カイドウもその一人で、ルフィは「海賊王」になるためにカイドウを倒すと宣言します。

花のヒョウ五郎親分は案外驚くことなく、「ロジャーのような男」になりたいのかと危機からします。

花のヒョウ五郎親分は「ゴールドロジャー」のことを知っていて、あったこともあるようです。

ロジャーもポーネグリフやワノ国独自の技術を求めて、エース達のようにワノ国に上陸していたのですね。

花のヒョウ五郎親分は、ルフィの大それた野心をきき、もう囚人採掘場で野垂れ死ぬだけだと思っていた心に火が付きます。

かつての大任侠も、数十年も監獄に入れられていては心を折られてしまうのですね。「学習性無気力」という言葉がありますが、いくら強靱な精神を持っていても環境には勝てないこともあるのです。

死を受け入れていたヒョウ五郎は赤鞘の侍達と「光月モモの助」が生きていたことで、奮起します。

そして、兎丼には同じ広さの作業場が他に4カ所あり、インペルダウンには匹敵しなくてもかなりの大規模な施設であることをルフィに明かします。

しかもここに収監されているのは将軍・黒炭オロチへの反逆者ばかりで国中の怒りが集まっている爆弾のような場所であることも伝えます。

かつてのワノ国を裏で支えていたヤクザの親分も多数いるため、ひとたび花のヒョウ五郎親分が発火点となれば喜んで「光月」の為に戦う人物ばかりなのです。

つまりは、兎丼の囚人達を動員すれば、錦えもんの計画の戦力が大幅に増えると言うことです。

こんなに大勢の囚人を捕まえるのも羅刹の監獄に入れるのも無理なので、ワノ国は大暴動状態となり、無政府状態となるでしょう。

『ワンピース』941話 ビッグ・マムが兎丼を破壊し、囚人が錦えもんに合同?

941話の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

もう何度も「ビッグ・マム」が兎丼について、お汁粉が食べられないため「食い患い」を起こして大混乱になると予想しているのですが、なかなか着きません。

すぐ着きそうな感じでしたが、ワノ国が予想以上に広すぎるのか、ビッグ・マムが重すぎてワニザメの速度が遅いのか、時間がかかっています。

時間はかかるものの、お汁粉をめぐってクイーンとビッグ・マムの戦いが始まるのは必至でしょう。

そうなると、その混乱でルフィと花のヒョウ五郎親分は、兎丼の囚人の同調者をひきつれて脱出するでしょう。

「赤鞘九人男」の雷ぞうと河松もいるので、将軍黒炭オロチを快く思わない囚人がほとんど着いてくるのではないでしょうか。

そうなると、その勢いで「羅刹町牢屋敷」の仲間達を救い、一気に「鬼ヶ島」へ殺到することが出来るかもしれません。

尾田栄一郎先生はこういうカタルシスのある展開が得意なので、今から楽しみです。

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