こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。
2018年5月24日(木曜日)放送の『アメトーーク!』「HUNTER×HUNTER芸人」でも熱く語られていました。
「ハンターハンター芸人」の記事はこちらを見てください。 2018年5月24日(木曜日)23時15分、テレビ朝日系『アメトーーク!』は『HUNTER×HUNTER芸人』でした。 ...
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以下ネタバレありの考察なので、未読の方は注意してください。
クロロ対ヒソカの「一騎打ち」が唐突に終わる
ちょっと長いなーと思っていた天空闘技場におけるヒソカ対クロロとの戦いですが、唐突に「ヒソカ死亡」で幕を閉じます。
リアルなヒソカの死に顔も描かれ、ここで読者はまず衝撃を受けます。連載20年以上で1巻から出ていたメインキャラクターがこんなにあっさり死ぬなんて、、と。
下のコマはリアルじゃない死に顔。
マチさん優しいですね。ヒソカに微妙にアプローチされていて、うざがっていましたが、恩は忘れず、死体を念能力で整えてくれようという「おくりびと」のようなマチ。
しかし、完全に死んでいたヒソカは「死後に強まる念」で心臓マッサージをするという奇策で完全復活します。
他の作品なら、「ご都合主義」と白けてしまうところですが、『ハンターハンター』の場合、この物語世界の理屈では「あり得る」ことなので白けることはなく、「その手があったか」とここでまた読者も衝撃を受けたはず。さすがトリックスター・ヒソカです。
ヒソカとクロロ、実は「一騎打ち」ではなかった
その後、マチとのさりげない会話から、ヒソカはクロロは幻影旅団の者たち(シャルナーク、コルトピら)と実は共闘していたことを悟ります。
クロロが戦いの舞台に天空闘技場を選んだのは、てっきり観客を道具にするためだけかと思っていましたが、旅団員の能力を最大限に活かせる場所がここだったわけです。
そして、クロロが自信満々に自分の念能力の解説を披瀝していたのも、一人で戦っているという姿勢を強調するためでした。
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こういうトーナメント形式の闘技場システムは『ドラゴンボール』の天下一武道会は言うに及ばず、冨樫義博の『幽遊白書』でもおなじみの熱血少年漫画の定番的設定です。
こういうところでは少年漫画のキャラたちは基本的に正々堂々一騎打ちするものだと刷り込まれていたため、実はクロロが旅団員と共闘していたということを気付かされた時、かなりの衝撃でした。
幻影旅団員と出身地の流星街以外の人間はただの道具
クロロはこの戦いを通して、一貫して審判も観客たちも完全にモノとしてしか見ておらず、改めてクロロの合理主義の極北とも言える狂気に戦慄しました。
ヒソカも人間をモノというか、自分が戦って楽しむための玩具としてしか見ないサイコパス的キャラですし、キメラアント編で俳人同然となり、キルアの妹(弟?)に助けられたものの念能力がまったく使えなくなって表舞台から姿を消したままの主人公ゴンも「ゴンさん」に象徴されるような狂気を内にはらんでいます。
恐ろしい漫画です。
クロロは旅団員や出身地の人との結束は固く、家族以上の親愛を見せています。
このあたり、ゴッドファーザーのようなマフィア社会を思い起こさせます。
ヒソカはゲリラ戦術で戦い続ける
いくらヒソカといえども、相手に十分に準備され、念能力対策をされたら勝つのは難しいと分かり、ひとりずつ各個撃破していくというゲリラ戦法を取ることにします。
↑ さっきまで優しかったマチさんの顔が。。
シャルナークとコルトピを軽く撃破
体のダメージをゴムで隠しただけのヒソカですが、クロロと裏で共闘していた旅団員のシャルナークとコルトピを急襲し、あっさり殺してしまいます。
コルトピは戦闘力はあまり高くなさそうなのでわかりますが、シャルナークもやられてしまうとは。
シャルナークは念能力のアンテナを自分に刺し、自動操縦のオートモードで戦闘力を大幅に強化するということができ、キメラアント編ではそれで難を逃れていましたが、今回は電話をクロロに渡してしまっていたため、それも使えなかったということでしょうか。
シャルナークはあくまで操作系能力者で、旅団の中では腕力も体術も突出していなかったため、ヒソカに敵わなかったと考えられます。
旅団員の2人も決して弱いというわけではなく、主要なキャラだったのに、いきなり死んでしまうとは。
天空闘技場の中の戦いの展開が遅くてちょっとヤキモキしていましたが、ここへ来て怒涛の展開です。
ヒソカの狩りの舞台は暗黒大陸へ向かう船の中へ
ストーカーのようにまとわりつくヒソカをやっと倒したと思ってしまったクロロは暗黒大陸へ向かう船のお宝を盗るため、舟に乗りこむ画策をしています。
ヒソカはそこへ集った旅団員たちをまたゲリラ戦で殺っていくのでしょう。
船の中にはもう一人、幻影旅団をクルタ族の宿敵と見なすクラピカもいます。旅団の連中もいくら強いとはいえ、ヒソカとクラピカに狙われるとかなりきつそうです。
天空闘技場のようにしっかり準備していないガチンコの一対一だとクロロもかなり危うそうです。ただクラピカに対しては、一度敗北してクラピカの念能力を把握しているので、対策をしている可能性もあります。
『ハンターハンター 33巻』暗黒大陸編
第357話でクロロとヒソカの戦いが終わったので、第358話からやっと第33巻の暗黒大陸編の続きが始まりそうです。
暗黒大陸への船の中でもいろいろ波乱がありそうですから、暗黒大陸へ着くという連載が見れるのはいつになることか。。
ヒソカはマチをなぜ殺さなかったのか
そういえば、ヒソカがあそこでマチをなぜ殺さなかったのかも気になります。ゴムで固めて身動きが取れないマチを始末するのは簡単なことなのに。
メッセンジャーとして残したという説もありましたが、コルトピやシャルナークは無言で殺戮しているわけですし、そうではないかもしれません。
ヒソカがマチに話すときだけいつも語尾に「ハートのマーク」が付いていたり、食事に誘ってはフラレたりしていましたから。
作者・冨樫義博によるヒソカ VS クロロ戦の解説
『ハンターハンター』34巻が発売され、巻末には作者・冨樫義博の簡単な解説のようなものが付いていました。
それによると、やはりマチは幻影旅団員へのメッセンジャーとしての役割が課されているようです。
ゲリラ戦の場合、メッセンジャーなどたてずに、予告なしで襲ったほうが効果が高そうな気がしますが、ヒソカとしては殺害の予告をして相手が警戒しているところをその警戒の裏を突いて倒すというほうが満足ができるのかもしれません。
さらにヒソカとしてはあそこでマチを殺したいという意志がありましたが、作者がそれを阻止したとも書いてありました。そちらのほうがドラマツルギーとして盛り上がるのは間違いないですしね。
ちなみにヒソカ対クロロという主人公側の敵同士のバトルにどうしてここまで冨樫義博が力を入れたかについて、漫画『ドカベン』の敵同士の戦いがやたら面白かったので、自分もやってみたかったとありました。
宇野常寛氏がキメラアントの王宮突入の10分を何週にも渡って秒単位で描写しているのを『スラムダンク』の試合の時の刻み方を取り入れたと指摘していました。
ヒソカ VS クロロ編収録の『ハンターハンター34巻』
衝撃的すぎる結末を迎えたクロロとヒソカの天空闘技場における決闘を収録した『HUNTER × HUNTER 34巻』が発売中です!
予想通りヒソカとクロロが表紙ですね。クロロの不気味さが際立つ表紙です。
暗黒大陸へ行く準備とカキン王家の王位継承のドロドロなども収録されています。
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『ハンターハンター 34巻』のまとめ
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「37564(皆殺し)」という不穏な番号の船室でゴキブリを踏み潰し、今にも人を殺しそうな険しい表情をしています。
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船内の下層船室に潜み、荒ぶるクロロ団長がカキン王国の王位継承戦や「十二支ん」とジン、パリストンとどのように絡んでくるのか、今後も目が離せません。
旅団員を撃破したヒソカは、さらに旅団員を襲うのか。旅団員を殺された団長はどう動くのか。マチさんは運命やいかに。楽しみすぎます。
2018年1月29日から『ハンターハンター』連載再開決定!
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