ハンターハンター

ハンターハンター 382考察 感想 ハルケンブルグとカキン王がバトル?サレサレの生死は?「覚醒」

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。

『ハンターハンター』【最新話】390話「衝突1」のネタバレ考察はこちらを見てください。

『ハンターハンター』36巻を無料で読む方法、考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

『ハンターハンター』37巻収録予定の381話~390話のまとめはこちらを見てください。

2018年10月1日(月)発売『少年ジャンプ 44号』収録の『ハンターハンター』382を読みました。

以下ネタバレありの考察と感想(レビュー)なので、未読の方はご注意ください。

381話「捕食」のネタバレ考察はこちらを見てください。

第9王子 ハルケンブルグとカキン王 ナスビー=ホイコーロがバトル?

ハルケンブルグは父であるカキン王・ナスビー=ホイコーロに王位継承戦の中止を進言して、手紙を出していました。

しかし全く効果がなく、のれんに腕押しのため、直接父に会いに行くことにしたようです。

直接会って話し合っても埒《らち》があかないので、銃で父・ナスビー=ホイコーロを撃ちます。

ハルケンブルグはカキン王を殺し、「革命」を断行して共和制か民主制を築こうとしていたようです。

そんな覚悟の銃弾は、なぜか空中で止まってしまいました。

カキン王自身の念能力で止めたのか、カキン王の守護霊獣(念獣)が止めたのか分かりません。カキン王は「自分も儀式の一部」と言っているので、守護霊獣(念獣)に守られたのでしょうか。

父に銃が効かないと分かったハルケンブルグが自分の頭に銃弾を撃ち込むと、それも空中で止まってしまいます。

ハルケンブルグの場合、守護霊獣が現れて、指で銃弾を止めています。無意識のうちでも王子に危機がせまると発動するようです。

『ジョジョ』のスタンドの場合、スタンド自体は基本的に意志を持ちませんが、『ハンターハンター』の念獣は独自の意志を持っています。

王位継承戦から逃れられないと分かったハルケンブルグは、自分が王となり、この戦いを終わらせることを決意したようです。

覚悟を決め、覚醒したハルケンブルグはベンジャミンの私設兵であるシカクを強力な弓矢のような念能力で攻撃します。

攻撃を受けたシカクは「遊戯王(カルドセプト)」でハルケンブルグの能力を奪おうとしますが、失敗。

まさかの「遊戯王《ゆうぎおう》」!「カルドセプト」もカードゲームの名前ですね。相手の念をカードに封じ込めて奪う能力なようです。

しかし、ハルケンブルグの攻撃はカードを貫通し、シカクはあっさりと撃破されてしまい、洗脳されてしまったようです。

ベンジャミンの私設兵シカクの中にハルケンブルグの護衛の人格が乗り移って、中から操作するような感じですね。

ハルケンブルグの守護霊獣は「相互協力型(ジョイントタイプ)」の「集団行動形式(パーティーフォーム)」で、全員が同じ意思で息を合わせることで莫大なオーラを生み出すというものでした。

集団の意志が統一されれば、能力の威力は既存の念の最大級レベルと言われています。

その上、ガード不可の念能力まで手に入れてしまうとは。

頭も良く、胆力もあり、守護霊獣(念獣)も強力なハルケンブルグが本気になったら、上位王子であってもやられる可能性が高いですね。

現在、念能力の講習中であるクラピカもハルケンブルグの覚悟と能力の覚醒を感じ取ったようです。

クラピカ:『ハンターハンター』382話「覚醒」より引用

クラピカ:『ハンターハンター』382話「覚醒」より引用

クラピカはクルタ族特有の「緋の眼」となり、絶対時間(エンペラータイム)を発動することにより、すべての系統の念でリミッターがなくなるというチート級の技が使えますが、それでもハルケンブルグの力には太刀打ちできないと警戒しています。

クラピカは自分の命という制約と誓約をかけ、幻影旅団が相手なら、強制的に「絶」にできる能力がありますが、もちろん王や護衛、私設兵にはききません。

ひさしぶりに登場した王位継承戦の主人公であるクラピカ。この一カットだけの登場で終わってしまい寂しい限り。

第8王子 サレサレはウショウヒに殺されてしまうのか?

第8王子サレサレ王子の守護霊獣(念獣)はベンジャミンの私設兵リハンの能力・プレデター(捕食者)に食べられてしまいました。

リハンのプレデターは、自分が相手の能力を知らない状態で、正しく相手の能力を予測することで強力な天敵を作り出すというものでした。

サレサレの守護霊獣の能力は支持者を増やすという単純なモノだったためか、アッサリと能力を読まれ、プレデターにやられてしまいました。

捕食が完了した後、リハンは「ミッションコンプリート」みたいな顔をしていたし、暗殺が得意なベンジャミン私設兵・ウショウヒに代わりました。

ウショウヒの能力は「虫射玉(ニードルボール)」と言って、蚊のような念獣が標的に取り憑いて、何らかの方法(毒?)で相手の生命を奪うというものです。

サレサレの警護兵には、念能力を使えるような手練れはいなさそうなので、「虫射玉(ニードルボール)」を排除するのは難しそうです。

案の定、サレサレは死んでしまったようです。

ハーレムとして囲っていた女性たちが必死に心臓マッサージを試みていますが、顔色から見て絶命しているでしょう。

ウショウヒの「虫射玉(ニードルボール)」は蚊みたいだったので、オーラか血液を吸い尽くすのかなと思っていましたが、サレサレの顔がどす黒くなっているところを見ると、何らかの毒物を注入するタイプなのでしょうか。

「殺人を無罪にする」とウショウヒは自信を持っているので、ウショウヒが捕まることはないでしょう。代わりにサレサレにはべっていた女たちが容疑者として拘束されそうです。

サレサレは366話で「次の晩餐会 世界が変わるぜ」と豪語していました。

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こういう伏線があるので、サレサレはあっさり死ぬことはないのではないかと思っていましたが、簡単に死んでしまいました。

こういう思わせぶりなセリフが後で効いてくるのか、それとも冨樫義博先生が伏線とかブッチぎって話を前に進めようとしているのか。

サレサレは先に死んでいる第12王子モモゼと同じようにカプセル型の装置に入れられることになるでしょう。

第11王子 フウゲツはつぎのターゲットにされてしまうのか?

もともとウショウヒは第11王子のフウゲツ王子を狙っていました。

しかし、ウショウヒの能力は半径20メートルに居続けなければなりません。

一度「魔法の抜け道(マジックワーム)」の能力で第三層に行ってしまったフウゲツの「虫射玉(ニードルボール)」は解除されています。

フウゲツは念能力者ではないので、能動的に「虫射玉(ニードルボール)」から離れたのではなく、移動したことで偶然解除できたのでしょう。運も実力のうちですね。

ウショウヒがペラペラとフウゲツの能力を話してしまったので、リハンは対フウゲツのプレデターを出せなくなったようです。

もし出したとしても、サレサレの念獣を捕食したような大勝利にはならないでしょう。

カチョウには有能なハンターでクラピカの同僚であるセンリツが付いていますし、まだまだ生き残りそうです。

第10王子 カチョウの能力も魔法の抜け道(マジックワーム)?

カチョウの守護霊獣(念獣)はまだ明らかになっていないのですが、フウゲツが行きの扉を開け、カチョウが帰りの扉を開けると言うことから、ふたり共通の念獣なのかもしれません。

二人で一体の念獣を保有するということがあるのか分かりませんが、双子ならありえそうです。

カチョウ王子、フウゲツ王子はセンリツと晩餐会で「音楽ショー」を開催しようとしています。

そこで何かしかけるのかもしれません。

センリツやキーニという優秀な護衛が付いているので、この二人はまだ死にそうにないですが、上位王子たちから攻撃を受けるとセンリツでも守り切れないかもしれません。

カチョウ・フウゲツは能力を使って王位継承戦からの離脱を画策しているようです。

しかし、ハルケンブルグが自分に弾丸を打ち込もうとしても守護霊獣(念獣)に止められてしまったところをみると、カチョウ・フウゲツが船外に逃げようとしても阻まれる可能性が高いです。

魔法の抜け道(マジックワーム)の有効範囲は当面、ブラックホエール1号の船内限定なのかも。

『ハンターハンター』382話 まとめ 感想

『ハンターハンター』382話を簡単にまとめると

  • ハルケンブルグがカキン王を殺そうとするが失敗
  • ハルケンブルグが自殺しようとするが失敗
  • ハルケンブルグがベンジャミン私設兵を操作
  • 8王子 サレサレ死亡
  • 午後8時の晩餐会始まる

となります。

第8王子サレサレが晩餐会で大きな伏線を張っていたのに、あっさり死んでしまったのは意外でした。モモゼもあっさり暗殺されてしまっていましたが。。

伏線を張っていた王子がすぐ死ぬとなると、船内で暗殺が横行し、一気に継承戦が進みそうです。

今まで時間の進み方がかなりゆっくりでしたが、いきなり午後8時の晩餐会となったのにもビックリしました。

晩餐会ではカチョウ・フウゲツが音楽を披露しますが、そこでも何か一波乱がありそう。

ハルケンブルグが決意を固めて王位継承戦に本腰を入れてきたので、上位王子も本気を出さざるを得なくなるでしょう。

『ハンターハンター』383話 展開予想

383話「脱出」のネタバレ考察はこちらを見てください。

382話では一気に時間が進んで晩餐会が始まったため、383話では晩餐会での攻防がメインとなると思います。

晩餐会では各王子とも社交的でおだやかな感じで接していますが、裏ではドロドロとした暗殺が行われる陰惨な展開になりそう。

第1王子 ベンジャミンはチート級能力と私設兵で継承戦を制す?

ベンジャミンは各王子に私設兵を送りながら、その私設兵が死ねば私設兵の能力を自分が使用できるという「星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)」の能力を持っています。

今はムッセの能力であるミミズクの念獣「シークレットウィンドウ」でカミーラを監視し続けています。

ベンジャミン自体も念能力者である上、素手でライオンを殺す腕力もあり、守護霊獣も強そうと言うチート級キャラです。

やはり継承戦の最後まで残ってきそうですね。

第4王子・ツェリードニヒは念を身につけたのか?

ツェリードニヒは天才的なセンスの持ち主で、テータの指導でもう念が使えるようになっています。

かなり禍々しい念でした。

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念が使えれば「虫射玉(ニードルボール)」も防げそうですし、暗殺されることはなさそうです。

守護霊獣も有能そうで、テータちゃんもそうとう手練れみたいだし、ベンジャミンと同じく最後まで残りそうです。

その他の王子の運命は?

他の王子として、頭がお花畑の第6王子・タイソン、ベンジャミンに拘束されている第2王子・カミーラ、守銭奴の第3王子・チョウライ、科学者の第5王子・ツベッパ、不敵な第7王子・ルズールスがいます。

どの王子も生き抜くための戦略や強力な護衛が少なそうなので、あっさり退場も多いかも。

特にタイソンは頭がお花畑で、すぐやられそうな感じですが、クラピカの師匠であるイズナビが護衛に付いているので守ってくれそうです。

お子様の第13王子・マラヤーム、赤ちゃんの第14王子オイトもいます。

どちらも王子自体の戦力は低いですが、マラヤームは空間をあやつる能力の守護霊獣がつき、ビスケやハンゾーも護衛としてついているため、すぐにやられることはなさそう。
ワブルにはクラピカがついていますし、母オイト王妃も気丈な女傑ですぐにやられることはないでしょう。

ビスケとウェルゲーの恋の行方もちょっと気になります。

今回の連載は通常ならあと8回続きます。

どこまで王子がやられてしまうのか分かりませんが、半分くらいになっているかも。

船内ではヒソカと旅団とのバトルのエピソードや、クラピカの緋の眼奪還プロジェクトなどのエピソードも挟まれると思うので、まだまだ時間がかかりそうです。

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