ハンターハンター

ハンターハンター 384 考察 感想 ツェリードニヒの念能力判明 テータの生死は?「抗争」

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。

『ハンターハンター』【最新話】390話「衝突1」のネタバレ考察はこちらを見てください。

『ハンターハンター』36巻を無料で読む方法、考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

『ハンターハンター』37巻収録予定の381話~390話のまとめはこちらを見てください。

2018年10月15日(月)発売『少年ジャンプ 46号』(電子版)収録の『ハンターハンター』384話「抗争」を読みました。

以下ネタバレありの考察と感想(レビュー)なので、未読の方はご注意ください。

383話「脱出」のネタバレ考察はこちらを見てください。

幻影旅団とカキンマフィアの共闘?

ブラックホエール1号の宝を強奪&ヒソカを狩るために乗り込んでいる幻影旅団たち。

フィンクス、フェイタンとノブナガはシャア=ア一家の若頭であるオウ・ケンイと行動を共にしています。

オウ=ケンイは旅団員を

  • 「シャ=ア」一家・組長補佐
  • 第7王子 私設兵 軍事顧問

であるタハオに会わせます。

「シャ=ア」一家 組長補佐 タハオ:『ハンターハンター』384話「抗争」より引用

「シャ=ア」一家 組長補佐 タハオ:『ハンターハンター』384話「抗争」より引用

タハオはマフィアっぽくない「チョイ悪オヤジ」風の風貌で、真面目なインテリヤクザっぽく見えるオウ=ケンイとはずいぶん雰囲気が違います。

「シャ=ア」一家を裏で支援しているケツモチは第7王子ルズールスなので、軍事顧問も兼ねているんですね。誰がケツモチなのかということは公然の秘密なようです。

フィンクスたちが第5層を探してもヒソカを発見できなかったので、第4層に行くことをかけあっています。

一番人が多く、隠れやすい第5層に隠れていると思いましたが、意外ですね。ヒソカのことだからドッキリテクスチャーを駆使して、上層にいてもおかしくありません。

旅団は強行突破して上層に行くこともできそうですが、ヒソカを狩るという至上目的のために、余計なトラブルは避けたいようです。

この目的のためには手段を選ばない合理的思考、そこにシビれて憧れます。
旅団もマフィアもどちらも打算的に相手を利用しようとしているだけなので、いつ敵同士になってもおかしくないですが、とりあえず利害が一致しているうちは共闘するでしょうね。

旅団に憧れている「エイ=イ」一家のルイーニーは、狙われていることが分かっていても、またちょっかいを出してきそうです。

フィンクス、フェイタンがいるし後れを取ることはなさそうですが、個人的にはノブナガが大活躍してルイーニーをぶっ倒して欲しいところです。

カキン・マフィアの流儀とは?

モレナ=プルードが率いる「エイ=イ」一家は船内で大量虐殺事件を起こし、他のマフィアの組員も殺しました。

オウ=ケンイとタハオによると、このモレナ=プルードのやりかたはカキンマフィアの流儀に反しているとのこと。

そして、この流儀に反すると、手打ちがない「全面抗争」となり、どちらかが潰れるまで終わらないのです。

裏家業のマフィアに流儀も倫理もへったくれもなさそうですが、日本のヤクザ映画とかでも「暗黙のルール」や美学というのもありますから、守らなければならない最低限のルールがあるのでしょう。

カキンマフィアの組長たちは「均衡(バランス)」を一番に考えています。

だからマフィアの数も「三国志」にならって、3すくみの構造となっているんですね。

モレナ=プルードのケツモチである第4王子ツェリードニヒは、もちろんそんな流儀なんて気にしていない様子です。

しかし、オウ=ケンイはツェリードニヒが新しい組長のモレナを信用していないかもと言っているので、マフィアと王子はズブズブの関係だけというわけでもなさそうです。

「エイ=イ」一家組員とツェリードニヒは電話で会談しましたが、ツェリードニヒは自分の念修行で頭がいっぱいなのか、「自由にやれ」というばかりです。

モレナの能力「恋のエチュード」は相手を感染させてどんどん仲間を増やすというものなので、自由に動くとネズミ算式に勢力を拡大していきそうです。

しかし、マフィアの流儀に反しているということをたてに、オニオール=ロンポウとブロッコ=リーが共闘して「エイ=イ」一家を潰しに来る可能性が高いですね。

ノブナガ、フィンクス、フェイタンは「エイ=イ」一家の組長・モレナ=プルードを仕留めれば話が早いというので、モレナを狩ることを決めたようです。

この旅団の反応を受けて、オウ=ケンイもタハオも幻影旅団を警戒しています。

ノブナガたちがモレナを討とうとしているときに、後ろから「シャ=ア」一家に急襲されるというシナリオもありえますね。

カキンマフィア 各組長の動向とは?

上層にある各マフィアの組長の暮らす部屋。

「二線者」と言われて、社会の表側からは排除されている各組長ですが、なかなか悠々自適の良い暮らししています。

内装だけ見ると、カキン王の部屋に匹敵する調度品で、各王子の部屋よりも豪華です。

久々の登場なので集英社(シュウ・エイ・シャ)のそれぞれの漢字をモチーフとしたマフィアをちょっとまとめてみました。

組は

  • 「シュウ=ウ」一家
  • 「エイ=イ」一家
  • 「シャ=ア」一家

で、組長は

  • 「シュウ=ウ」一家組長・オニオール=ロンポウ
  • 「エイ=イ」一家組長・モレナ=プルード
  • 「シャ=ア」一家組長・ブロッコ=リー

です。オニオール=ロンポウとブロッコ=リーはナスビー=ホイコーロの異母兄弟(母親が違う兄妹)で、モレナ=プルードはナスビー=ホイコーロの婚外子(正式な結婚以外の子供)となっています。

モレナ=プルードだけかなり若くて、松本零士のメーテルみたいな美人です。

それぞれの組にはケツモチ(バックに付いている王子)がいて、

  • 「シュウ=ウ」一家ケツモチ・第王子 チョウライ
  • 「エイ=イ」一家ケツモチ・第王子 ツェリードニヒ
  • 「シャ=ア」一家ケツモチ・第王子 ルズールス

となっています。

モレナ=プルードは組長の中でも一番危険な人物ですが、そのケツモチがこれまた一番ヤバいツェリードニヒ。

それぞれ船内のナワバリが違っていて

  • 「シュウ=ウ」一家・第層で人と物流の利ざやを稼ぐ
  • 「エイ=イ」一家・第層で富裕層との闇取引斡旋
  • 「シャ=ア」一家・第層で物資全般を取り扱う

となってます。

ツェリードニヒの新たな念獣とテータの決意とは?

1004号室ではテータとツェリードニヒの念修行が続いています。

ツェリードニヒはテータが認める念能力の「天才」で、すごい勢いで念を身につけていきます。

ツェリードニヒの念能力は「水見式」で「特質系」と判明していました。

ツェリードニヒは禍々しいオーラを発し続け、念が具現化し「特質系の念獣」が爆誕しました。

ツェリードニヒの念獣と守護霊獣:『ハンターハンター』384話「抗争」より引用

ツェリードニヒの念獣と守護霊獣:『ハンターハンター』384話「抗争」より引用

特質系の念能力でありながら具現化系の念獣を出すというのは「キメラアント編」のピトーを思い出します。ピトーの念獣は死してなお強まる念でゴンの腕を切り落としました。

ツェリードニヒはすでに壺中卵の議で生み出された女性の頭が付いているウマのような守護霊獣(念獣)を得ていますが、さらに強力な念獣を操れるということです。

第2王子カミーラも猫の念獣(ネコノキモチ)と守護霊獣(念獣)を二つ持っています。カミーラもツェリードニヒもオーラの総量がかなり多いんでしょう。

新たに生み出した念獣は、腰の所に666という数字が見られます。

「666」は『ヨハネの黙示録』でローマの皇帝「ネロ」や悪魔をあらわす不吉な数字です。ネロは変態でもありましたし、ツェリードニヒにふさわしいといえます。

ツェリードニヒは念の基礎修行である四大行の中で、練《レン》纏《テン》はほぼ完全にマスターしているようです。

あとは絶《ゼツ》発《ハツ》の鍛錬を残すのみ。

天空闘技場のゴンやキルアを越える速度で成長しています。

テータちゃんは「絶」の修行に入ろうとしていますが、そのとき何かを仕掛けるつもりのようです。

テータ:『ハンターハンター』384話「抗争」より引用

テータ:『ハンターハンター』384話「抗争」より引用

テータは

これなら 明日にでもやれる

と決意を固めています。

ツェリードニヒが絶状態となり、防御力ゼロになったときに一気にツェリードニヒの命を奪うといったところでしょうか?

ツェリードニヒが絶になったとしても、守護霊獣(念獣)が守っているのでそうそううまく行くとは思えないんですが。

『ハンターハンター』384話「抗争」まとめ 感想

『ハンターハンター』384話「抗争」を簡単にまとめると

  • フィンクス、フェイタン、ノブナガが「シャ=ア」一家と共闘
  • カキン・マフィアの各組長の動向が判明
  • 「エイ=イ」一家のやり方はマフィアの流儀に反している
  • 「エイ=イ」一家のケツモチ、ツェリードニヒは気にしていない
  • ツェリードニヒの念能力が発現(具現化系の念獣)
  • テータがツェリードニヒ暗殺を決意?

となります。

何と言っても、ツェリードニヒの禍々しい念とテータちゃんの決意が見せ場でした。

ツェリードニヒの新たな念獣の能力がどういうものか分かりませんが、ケツモチをしているモレナ=プルードの凶悪な能力との合わせ技で、船内が大混乱しそうです。

『ハンターハンター』385話 展開予想

385話「警告」のネタバレ考察はこちらを見てください。

テータちゃんに完全に死亡フラグがたっているようで心配です。

ツェリードニヒの守護霊獣(念獣)は、ウソを付いた人間を殺すというような能力だと思うので、テータの意図も見透かされている可能性が高いです。

いくらテータちゃんがツェリードニヒを押さえ込もうとしても、ツェリードニヒは規格外の人物なので、完全覚醒した第4王子ツェリードニヒが何人かの王子を倒すという展開になりそうです。

同じ禍々しい念というと、ピトーを思い起こしますが、性格的にもツェリードニヒはヤバすぎます。

イケメンにしか目がない第6王子タイソンとかが真っ先にやられてしまいそうです。

あと、移動型の守護霊獣と言うことがバレた第11王子フウゲツも危ないですが、カチョウの守護霊獣「2人セゾン(キミガイナイ)」がついているので、すぐにはやられないでしょう。

ツェリードニヒが唯一認めていて、覚悟を決めて覚醒した第9王子ハルケンブルグ、カキン軍を動かせる第1王子ベンジャミンは残りそうですが、あとの王子はいつやられてもおかしくないです。

マフィアのケツモチをしている第3王子チョウライと第7王子ルズールスも狙われそうです。

王位継承戦が面白くて、そちらの考察ばかりになってしまいましたが、ヒソカがどこに隠れているのかとか、まだまだ全く分かりません。

あと、381話のセンターカラーでレオリオが出ていたので、そろそろ登場するんじゃないかなと思います。

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