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サトビ、マオール、ロンギのクラピカに対する懸念
第7王子ルズールス王子の警護 サトビと第5王子ツベッパの警護 マオール、ロンギはこのままクラピカの念能力講習を続けてもいいのか話し合っています。
クラピカが『デスノート』のライトみたいに、皆を欺いていると考えてしまうのも無理がないです。
ヒュリコフの自信とラジオラスの念能力発動
第1王子 ベンジャミンの私設兵であるヒュリコフは、もしクラピカの計画通りだったら、もしクラピカに誰かが操作されている状況と分かれば、すぐにビルとクラピカを捕らえると言います。
サトビたちもこの自信満々なヒュリコフには従うほかありません。
第1王子の私設兵はそのままカキン軍の精鋭であるし、ヒュリコフも信用されている様子です。
同じく第1王子私設兵のバビマイナも、とにかく状況を見守るしかないようで、クラピカに講習を受けているラジオラスが念を使えるようになったのかどうか、見定めることにします。
ほかの戦闘経験のある警護ではなく、何の訓練も受けていないラジオラスが念能力者となれば、クラピカの講習が「本物」であることが証明されます。
ヒュリコフもバビマイナも、クラピカが「水見式」で「特質系」の念能力者であることを明かしたため、クラピカが誰かを「操作」する可能性は低いと考えています。
クラピカの同僚であるビルがカギを握っていると踏んでいるようです。
クラピカの念講習を受けたラジオラスは見事、念を習得していました。
ラジオラスはあっさりと念能力を手に入れ、しかもそれを一定のコントロール下におけています。
初期の設定では、「念能力」は「裏ハンター試験」的な位置づけで、「念」が使えないと、本当のハンターではないという感じでしたよね。
ツベッパの私設兵マオールも念能力取得
ラジオラスに続いて、第5王子ツベッパの私設兵・マオールが念修行に入ります。
オイト王妃も念講習には同席していて、様子を見守っています。
クラピカはマオールに念講習でのことを絶対に誰にも話さないことを誓わせます。
クラピカがマオールに行わせようとしているのは、おなじみの「水見式」です。
なぜ、クラピカがこうして普通の水見式ではない方法をとり、しかも絶対に「他言無用」としているのは、クラピカの講習が「邪道」で「禁忌」とされているからでした。
クラピカが行うのは、念での間接的な「攻撃」を与えて、それをキッカケに相手の潜在的な念能力を引き出すというものです。
インドのサイババの儀式のような場面が描かれているし、攻撃と言っても、相手に気を送り込むとか気功などの「治療」と言い換えられるようです。
クラピカはビルに実際に「邪道」の水見式をさせてみて、マオールに講習を続けるかどうか選択させます。
ビルは水が増える、植物のタネが生長するという「強化系」の能力者でした。
マオールはクラピカの言葉を信じて、クラピカの「間接攻撃」を受けて、念能力を開花させました。
ヒュリコフはラジオラスに続いてマオールも念能力者となったので、クラピカを信じている様子。
バビマイナも一応クラピカを信じているようですが、クラピカの指のチェーンが5本あることから、まだ他に能力を隠しているとうたがってます。
現段階ではバビマイナよりもヒュリコフのほうがクラピカを信用している様子です。
続いて第10王子の従事者・ユウリもクラピカから念能力を引き出されます。
ビルはクラピカの講習が現時点での最善策と分かりながらも不安を抱えている様子です。
ビルは「清貧の士」がいきなり大金を手にして、どう変わってしまったかをつぶさに見てきたので、いきなり「念」という力を得た人間がどういう行動を取るか心配しています。
そういう危険性があるからこそ、『ハンターハンター』の世界では「念」は表の世界から隠されているのですね。
慎重なツベッパとプレデター発動の機会をさぐるリハン
マオールはクラピカの講習の後、成果を第5王子ツベッパに伝えます。
ツベッパには第8王子サレサレを「プレデター(異邦人)」で暗殺した第1王子私設兵リハンが張り付いています。
プレデター(異邦人)を発現させるためには、能力を予想しなければならないのですが、ツベッパは慎重な性格なので、まったく守護霊獣(念獣)を出す気配がありません。
リハンは上司からプレデター(異邦人)は第9王子ハルケンブルグを倒すために取っておくよう言われています。
ハルケンブルグは覚悟を決めて能力を使いまくっているので、守護霊獣(念獣)の能力を予想するのはツベッパよりも簡単かもしれません。
しかし、シカクを自殺させたということで、「操作系」と予測してしまうとミスリードになってしまいます。
そんな水面下での心理戦が続く中、第4回目の鳴動が起こります。
ハルケンブルグは第1王子私設兵のシカクの身体に部下の精神を憑依させて自決させていました。
この鳴動の感覚はだんだん早くなっているようで、クラピカも焦ってます。
クラピカは念講習を通して、勢力の均衡を図ろうとしていますが、ハルケンブルグだけが突出して強くなりすぎているのを案じているのでしょうか。
『ハンターハンター』第388話「思案」まとめ 感想
388話「思案」を簡単にまとめると
- 第11王子フウゲツの従事者 ラジオラスが念能力者となる
- 第5王子ツベッパの私設兵 マオールも念能力者となる
- 第10王子 カチョウの従事者 ユウリも念能力者となる
- マオールがツベッパに念講習のことを報告
- リハンはクラピカ、ハルケンブルグ、ツベッパ、誰にプレデター(異邦人)を使うかどうか迷っている
- 第4回目の鳴動(ハルケンブルグの能力発動?)が起こる
となります。
ヒュリコフは誰が暗殺者か分かっているようなので、泳がせずに早く始末してしまえばと思いますが、今の状況を楽しんでいるようです。
クラピカが「邪道」とされる方法で能力者を増やしていっても、第9王子ハルケンブルグと第4王子ツェリードニヒだけが突出して強くなりすぎている気がします。
『ハンターハンター』389話 展開予想
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389話では、クラピカの講習がさらに続き、さすがの暗殺者「サイレントマジョリティー(11人いる)」も正体を明らかにするのではないでしょうか。
今残っているあやしい容疑者としては第4王子ツェリードニヒ警護のダンジン、第8王子サレサレの警護ムシャホでしょうか。
ハルケンブルグの警護であるシェジュールやユヒライはもうハルケンブルグの守護霊獣(念獣)の能力を受けて、念能力者になった可能性があります。
第10王子 カチョウの従事者ロベリーと、第11王子 フウゲツの従事者イラルディアは非戦闘員なので、暗殺者ではないとおもいます。
ビルが懸念するように、クラピカによって念能力を引き出された警護同士でのバトルになる可能性もありますし、事態はどんどん複雑になってきました。