こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。
2017年6月26日に発売の少年ジャンプ30号から『HUNTER × HUNTER』の連載再開が決定したので、暗黒大陸編を復習中です。
今回は『ハンターハンター 第33巻』の収録の、第341話「厄災《やくさい》」の後半、新世界から持ち帰られた危険かつ奇妙極まりない5大厄災が明らかになります。ネタバレありの考察なので、未読の方はご注意ください。
第341話前半の記事はこちらです。
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第341話中盤の記事はこちらです。
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暗黒大陸から持ち帰られた5大厄災
官僚風の男が渡された本、『新世界紀行』には暗黒大陸から持ち帰られた5大厄災が記されていました。
『HUNTER X HUNTER 33巻』の86ページに「危険生物評価リスト」が載っていますので、その危険度と合わせて紹介します。
ちなみにネテロ元会長と死闘を繰り広げた王・メルエムの「キメラアント(亜人種タイプ)」の危険度は「B」。5大厄災はすべてキメラアントの危険度を上回ります。
ブリオン 危険度(B+)
引用:『ハンターハンター 33巻』p.25
兵器 ブリオン
球体がブリオンなのか、下の人間部分も合わせてのブリオンなのかも不明です。人間に寄生するタイプなのでしょうか。
兵器ということで、かなり攻撃力が高そうですが、どのような攻撃をするのか皆目検討がつきません。爆発するのでしょうか。
アイ 危険度(A)
引用:『ハンターハンター 33巻』p.25
ガス生命体 アイ
キルアが好きすぎる妹(弟?)であるアルカ(ナニカ)はこの「アイ」であることが作者によって明かされています。
引用:『ハンターハンター 33巻』p.26
アイの怖さはさんざん描かれていますが、アルカ(ナニカ)とキルアとの交流を見ると、危険な存在ではあるけれど、そんなに邪悪ではないようにも思えます。
ヘルベル 危険度(A)
引用:『ハンターハンター 33巻』p.25
双尾の蛇 ヘルベル
厄災の中で、見た目は一番普通です。どうやって殺意を伝染させるのか分からないですが、噛むと伝染するのかも。
暗黒大陸では基本的にハンターはチームで動くと思うので、このヘルベルによって手練のハンター同士が仲間割れという事態になると、全滅という悲劇になりかねません。
パプ 危険度(A)
引用:『ハンターハンター 33巻』p.25
人飼いの獣 パプ
地下室に使役された人間の成れの果てと思われる標本がありました。
人間がどのようにして、何のために飼われるのか不明ですが、このような死に方はしたくないですね。
ゾバエ 危険度(B+)
引用:『ハンターハンター 33巻』p.25
不死の病 ゾバエ病
ビヨンドが持ち帰った厄災です。自給自足ということと自分の手をジュルジュル吸っているという描写から、自分で自分を捕食しているとも捉えることができます。
最近流行りのゾンビ的なモンスターで、病ということは伝染すると考えられます。バイオハザードのゾンビのように、人間の理性はもう残っていないとみられます。
地下室で厳重に密閉されていたのは病原菌が漏れるのを恐れてのことでしょう。
それぞれの厄災の名前とキャッチコピー(?)がいちいち面白くて、詳細が知りたくなるところはさすが冨樫義博。
片言隻句まで練られていて、だてに長く休載してないと思わされます。
「人間」の危険度
ちなみに『HUNTER X HUNTER 33巻』の86ページ「危険生物評価リスト」には「人間」の危険度も載っています。
それによると
人間(国家)A- ~ B+
とのこと。普通の個体としては弱々しい存在ですが、近代国家として統合され、技術と悪意を蓄積すると5大厄災に劣らないヤバさになるというところに冨樫義博の人間観が見て取れます。
キメラアントの王・メルエムの最期とかを見ると、大量破壊兵器を扱う人間のほうがよっぽどエグいと思ってしまいます。
新世界と言われている暗黒大陸には現地の人間がいるのかどうか、今のところ明らかにされていませんが、あれだけ広いならいてもおかしくないというか、いないとおかしいでしょう。
もし暗黒大陸にも人間がいて、キメラアントや5大厄災と渡り合いながら生きているとしたら、それが一番危険な敵となりそうな気がします。
人間だから分かり合えるのではないかというのは、現実世界のテロと暴力の連鎖を見ていても幻想にしかすぎませんし。
5大厄災が明らかになる『HUNTER X HUNTER 33巻』
今回の記事で書いた第341話から第350話までを収録している33巻。
暗黒大陸の途方もない大きさと奇妙さが存分に語られています。
暗黒大陸へ向けてついに出航する『HUNTER X HUNTER 34巻』
暗黒大陸編と伝説のヒソカ VS 幻影旅団・クロロ団長の激闘を収録する34巻がもうすぐ発売されます。
2017年6月22日やっと表紙が明らかになりましたが、やはり天空闘技場でのヒソカ対クロロのバトルがメインとなるため、この二人が表紙になりました。巻全体のタイトルは「死闘」。確かにネテロ元会長とキメラアントの王・メルエムのバトルに勝るとも劣らない死闘でした。
34巻収録分のジャンプ連載時のまとめはこちら。
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『ハンターハンター』34巻 考察まとめ「ヒソカ対クロロ」決着と暗黒大陸渡航
日々絶望することはありながらも、歯を食いしばって生きているのは『ハンターハンター』の続きを読むためと言っても過言はないの ...
2017年6月26日から再開される少年ジャンプの連載で、5大厄災が少しでも出てきてくれればありがたいんですが、カキン王国の王子たちの念獣によるバトルがメインになりそうなので、厄災は出てこない確率が高いです。
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『ハンターハンター』360話「寄生」考察 クラピカ同僚を殺したのは他王子の念獣?
2017年6月26日から『ハンターハンター』の連載再開が決定しました!それを機に去年再開した時に書いた記事を加筆修正しま ...
まぁカキンの念獣も厄災と同じくらい奇妙で、得体が知れないバケモノなので、それはそれで楽しみではあります。
『ハンターハンター』342話「布告」の「ネタバレあり」まとめはこちら
341話の続きはこちらでまとめています。
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『ハンターハンター』342話「布告」考察1 世界は暗黒大陸のメビウス湖の中?
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暗黒大陸由来の5大厄災に負けず劣らず不思議な暗黒大陸の詳細が徐々に明らかになっていきます。
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※ 本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。