「明柳書房」

台湾でひっそり隠栖中

漫画

ヒソカ VS クロロ決着。主要キャラが死にまくる衝撃の『ハンターハンター』第357話。ヒソカの狩りの舞台は暗黒大陸へ向かう船の中へ

更新日:

 もうネットでも散々話題となっていますが、現在『ジャンプ』に連載されている『ハンターハンター』の357話が衝撃的展開すぎて驚きました。以下ネタバレ有りなので、単行本派の方は見ないほうがいいとおもいます。

唐突に終わるクロロとヒソカの「一騎打ち」

ちょっと長いなーと思っていた天空闘技場におけるヒソカとクロロとの戦いですが、唐突に「ヒソカ死亡」で幕を閉じます。

 リアルなヒソカの死に顔も描かれ、ここで読者はまず衝撃を受けます。連載20年のメインキャラクターがこんなにあっさり死ぬなんて、、と。

下のコマはリアルじゃない死に顔。

ヒソカの死を悼むマチさん『HUNTER×HUNTER』357話

マチさん優しいですね。ヒソカに微妙にアプローチされていて、うざがっていましたが、恩は忘れず、死体を念能力で整えてくれようという「おくりびと」のようなマチ。男性による人気投票で3位になるのも分かります。

 しかし、完全に死んでいたヒソカは「死後に強まる念」で心臓マッサージをするという奇策で完全復活します。他の作品なら、「ご都合主義」と白けてしまうところですが、『ハンターハンター』の場合、この物語世界の理屈では「あり得る」ことなので白けることはなく、「その手があったか」とここでまた読者も衝撃を受けたはず。さすがトリックスター・ヒソカです。

実は「一騎打ち」ではなく、ハメられていたヒソカ

その後、マチとのさりげない会話から、クロロは幻影旅団の者たち(シャルナーク、コルトピら)と実は共闘していたことをヒソカは悟ります。

 クロロが戦いの舞台に天空闘技場を選んだのは、てっきり観客を道具にするためだけかと思っていましたが、旅団員の能力を最大限に活かせる場所がここだったわけです。

そして、クロロが自信満々に自分の念能力の解説を披瀝していたのも、一人で戦っているという姿勢を強調するものでした。

『HUNTERXHUNTER』クロロ団長が開始早々から念能力を明らかにし、ヒソカに猛攻をかける。ここまで押され続けるヒソカも、まじめに戦っているヒソカも珍しい。

「ハンター・ハンター」、約二年ぶりの再開から三回目の連載を読みました。ゴールデンウィークを挟んで2週空いたのでかなり待ち遠しかったです。 一筋縄ではいかない クロロ団長 VS ヒソカの対決 ...

 こういうトーナメントの闘技場システムは『ドラゴンボール』の天下一武道会は言うに及ばず、冨樫義博の『幽遊白書』でもおなじみの設定ですが、こういうところでは少年漫画のキャラたちは基本的に正々堂々一騎打ちするものだと刷り込まれていたため、実はクロロが旅団員と共闘していたということを気付かされた時、かなりの衝撃でした。

スポンサーリンク

旅団員と出身地の流星街以外の人間はただの道具

クロロはこの戦いを通じて、審判も観客たちも完全にモノとしてしか見ておらず、改めてクロロの合理主義の極北とも言える狂気に戦慄しました。ヒソカも人間をモノとしてしか見ないサイコパス的キャラですし、表舞台から姿を消したままの主人公ゴンも「ゴンさん」に象徴されるような狂気を内にはらんでいます。恐ろしい漫画です。

クロロは旅団員や出身地の人との結束は固く、家族以上の親愛を見せています。このあたり、ゴッドファーザーを思い起こさせます。

ゲリラ戦術に変更するヒソカ

 いくらヒソカといえども、相手に十分に準備され、念能力対策をされたら勝つのは難しいと分かり、ひとりずつ各個撃破していくというゲリラ戦法を取ることにします。作中で最強クラスと目されるヒソカでさえも、能力の強みを奪われたら勝てないというのも『ハンターハンター』の面白さだと思います。

生き返ったヒソカと激怒するマチさん『HUNTER×HUNTER』357話

さっきまで優しかったマチさんの顔が。。

シャルナークとコルトピを軽く撃破

体のダメージをゴムで隠しただけのヒソカですが、クロロと裏で共闘していた旅団員のシャルナークとコルトピを急襲し、あっさり殺してしまいます。

コルトピは戦闘力はあまり高くなさそうなのでわかりますが、シャルナークもやられてしまうとは。シャルナークは念能力のアンテナを自分に刺し、戦闘力を大幅に強化するということができ、キメラアント編ではそれで難を逃れていましたが、今回は電話をクロロに渡してしまっていたため、それも使えなかったということでしょうか。

スポンサーリンク

旅団員の2人も決して弱いというわけではなく、主要なキャラだったのに、いきなり死んでしまうとは。天空闘技場の中の戦いの展開が遅くてちょっとヤキモキしていましたが、ここへ来て怒涛の展開です。

ヒソカの狩りの舞台は暗黒大陸へ向かう船の中へ

てっきりヒソカを倒したと思ったクロロは暗黒大陸へ向かう船のお宝を盗るため、舟に乗りこむ画策をしています。ヒソカはそこへ集った旅団員たちをまたゲリラ戦で殺っていくのでしょう。

船の中にはもう一人、旅団を宿敵と見なすクラピカもいます。旅団の連中もいくら強いとはいえ、ヒソカとクラピカに狙われるとかなりきつそうです。

幻影旅団全員を個別にゲリラ戦で殺そうとするヒソカ

天空闘技場のようにしっかり準備していないガチンコの一対一だとクロロもかなり危うそうです。ただクラピカに対しては、一度敗北してクラピカの念能力を把握しているので、対策をしている可能性もあります。

『ハンターハンター 33巻』

来週の358話からやっと33巻の暗黒大陸編の続きが始まりそうです。

なぜいきなりクロロとヒソカの戦いが始まったのかと疑問に思っていましたが、物語の主要キャラが集まっていく過程だった訳ですね。

あと何回でまた長期休載となってしまうのか、それだけが気がかりでなりません。暗黒大陸への船の中でもいろいろ波乱がありそうですから、暗黒大陸へ着くという連載が見れるのはいつになることか。。

そういえば、ヒソカがあそこでマチをなぜ殺さなかったのかも気になります。メッセンジャーとして残したという説もありましたが、コルトピやシャルナークは無言で殺戮しているわけですし、そうではないかもしれません。案外ネットでいろいろ考察されているようにヒソカはマチが好きで、マチが心酔しているクロロを憎んでいるという線もあるかもしれません。

-漫画
-, ,

Copyright© 「明柳書房」 , 2017 All Rights Reserved.