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『キングダム』558話 ネタバレ考察「人外の武」あらすじ感想 防陣を突破された亜光と虞寧討たれる?

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。

2018年5月17日(木)発売の『週刊ヤングジャンプ 24号』収録の原泰久『キングダム』558話「人外の武」を読みました。

前回の557話では馬南慈《ばなんじ》が亜光《あこう》軍の鉄壁の防陣を破り、秦国軍はピンチを迎えています。

亜光は王翦《おうせん》直伝の戦術と防陣を使っていましたが、匈奴と戦った経験のある馬南慈と李牧《りぼく》の秘策で突破されてしまいました。

557話「関節粉砕」のネタバレ考察はこちらを見てください。

破竹の勢いで迫ってくる馬南慈の軍勢に、亜光将軍はどう対応するのでしょうか?

馬南慈が亜光の防陣突破、虞寧が言った言葉とは?

馬南慈の猛烈な攻撃により、秦国軍の比安《ひあん》、田実《でんじつ》が討ち死にしました。

馬南慈は第3壁にまで迫り、亜光にも危険が及んでいます。

副官の虞寧《ぐねい》は、防陣の「節」が徹底的に叩かれていて、防陣が機能していないこと、そして「冊」で絡め取ろうにも、尭雲が迫っているためできないことを「想定外の展開」と焦っています。

虞寧は亜光将軍に

陣を解いて下がりましょう
今ならまだ犠牲も少なく、十分に立て直せる

と進言します。

想定外の事態が起こったため、虞寧の進言は妥当ですが、、

王翦直伝の防陣を突破された亜光の判断とは?

亜光将軍は虞寧の提言に対して

それはできぬ虞寧
これから敵の本陣がなだれ込んでくれば取り返しが付かない

と拒否します。

なぜなら、もし亜光将軍の本体が引いてしまえば、右翼で岳嬰と戦っている玉鳳と飛信隊が孤立して絡め取られてしまうからです。

亜光は信と王賁が率いる2隊の当たりは悪くないと思っているため、信か王賁が岳嬰の首を取るまで、何としても敵の3軍を引き留めて置こうと決意しています。

亜光は今まで王翦の陰でなかなか目立たない武将でしたが、さすが王翦の副官を務めているだけあって、胆力があり冷静沈着な将軍です。

馬南慈は、自分が育てた子も同然の王賁を思いやりながらも、亜光軍が崩壊してしまえば意味がないのではと食い下がります。

亜光は

馬南慈の武は俺が止める
奴の首をここで取れば、作戦上半日まける
亜光と虞寧:『キングダム』558話「人外の武」より引用

亜光と虞寧:『キングダム』558話「人外の武」より引用

と自分が馬南慈を倒すと宣言。

大将自ら戦わなければならないほど、馬南慈は勢いづいています。

亜光は気をつけなければならないのは尭雲だと考えていて、尭雲が来る前に馬南慈を討たなければ危ないと思っています。

虞寧の決意、尭雲を止められるのか?

虞寧は亜光の決意を聞き、尭雲は自分の陣で足止めすると言います。

亜光は

任せられるか
あれは強敵だぞ

と副将を心配しますが、虞寧は自分もいくつか王翦様の戦術を操ることができると自信を見せます。

亜光も王翦直伝の防陣をマスターしていますが、虞寧も何十年と王翦の戦いを見ていたことから、王翦の陣が敷けるのですね。

虞寧は自分の最強軍ををもってすれば、尭雲に対抗できると思っています。

亜光は虞寧の申し出を受け入れて、「俺が馬南慈を討ったらすぐに退け」と言います。

亜光と虞寧は、馬南慈を倒したあと、尭雲に「冊」をしかけて絡め取ることを考えています。

ただ、馬南慈は亜光のこの判断を予測していて、

やはり来るか 亜光

と不敵な笑みを浮かべています。

馬南慈:『キングダム』558話「人外の武」より引用

馬南慈:『キングダム』558話「人外の武」より引用

趙国軍の軍師、李牧はこの展開まで読んで、対策を考えている可能性が高いですね。

信 VS 岳嬰 ついに大将決戦!

信は猛威を振るう岳嬰軍の前線を突破し、岳嬰本隊を視界にとらえます。

一気に士気が上がる飛信隊と信。

ただそれは岳嬰にしても同じなわけで、主の仇・慶舎《けいしゃ》を見た岳嬰は目を血走らせて士気が上がります。

確実に岳嬰を倒すために投入された玉鳳隊の王賁も岳嬰を討ちに行こうとしますが、需関《じゅかん》隊にはばまれて、進めません。

岳嬰は

「さっさと来い信 貴様の頭蓋を刺し通してやる

と信を迎えうとうとし、信は深呼吸をして突撃の準備をします。

信と岳嬰:『キングダム』558話「人外の武」より引用

信と岳嬰:『キングダム』558話「人外の武」より引用

次回、ついに信と岳嬰の戦いが始まりそうです。

尭雲 VS 虞寧 戦いの結果とは?

破竹の勢いで進軍してくる尭雲を止めに入った虞寧の軍は、窮地に立たされています。

虞寧は樹歩《じゅほ》伝令に走らせ、危機を伝えます。

虞寧は

この虞寧 戦に出 4,50年
最大の不覚
見誤りすぎた
大いに

と自分の誤算を後悔しています。

虞寧の誤算:『キングダム』558話「人外の武」より引用

虞寧の誤算:『キングダム』558話「人外の武」より引用

虞寧は尭雲の戦力を過小評価していたため、尭雲の「人外の武」に押され続けています。

虞寧は「わしの真偽術など何一つ通じぬ」と悟ったあと、尭雲に討たれてしまいます。

勢いづいた尭雲は亜光本隊にもせまり、亜光も討とうとします。

『キングダム』558話「人外の武」まとめ

558話を簡単にまとめると、

  • 防陣を突破された亜光に対し、虞寧が退くことを提言
  • 亜光は信と王賁のために、退くことを拒否
  • 亜光は自分が馬南慈を戦うことを決意
  • 虞寧は尭雲を止めることを決意
  • 信と岳嬰、因縁の戦いがついに始まる
  • 尭雲に虞寧が討たれ、亜光もピンチに

となります。

『キングダム』559話「右翼の行方」

副将の虞寧が討たれてしまったため、亜光軍は崩壊の危機を迎えています。

もし亜光が尭雲に討ち取られるか、負傷させられれば、亜光軍総崩れで、飛信隊と玉鳳隊にも危機が訪れるでしょう。

確実に岳嬰を討つために2軍で迫った秦国軍ですが、2隊は分断されてしまい、優位性が薄れてしまいました。

岳嬰の復讐心が飛信隊を襲い、甚大な被害をもたらしそうです。

559話「右翼の行方」のネタバレ考察はこちらを見てください。


『キングダム』最新巻50巻のネタバレ考察はこちらを見てください。無料で読める方法も書きました。


『キングダム』51巻収録予定の548話から558話をまとめました。こちらを見てください。

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