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キングダム 575考察 感想 バジオウ死す? 信と王賁はもちこたえられるのか?「届かない指示」
朱海平原《しゅかいへいげん》の戦いの十日目が終わりました。

趙軍の将軍である馬南慈《ばなんじ》、尭雲《ぎょううん》、趙峩龍《ちょうがりゅう》はほぼ無傷で、体力も兵の士気もありあまっている感じです。
趙軍は亜光が戦線から離脱して善戦できたのも、趙の将軍が優勢なことにあぐらをかいて、命がけで攻めなかったからかもしれません。

信の飛信隊《ひしんたい》と王賁の玉鳳隊《ぎょくほうたい》という新世代のリーダーがいたとはいえ、亜光軍の兵士たちは百戦錬磨で、将軍が負傷しても練度では趙軍に負けなかったということもあります。
王翦《おうせん》という絶対的な力を持つ将軍がいなければ、亜光も十分大将を張れる男であり、兵たちもその矜持《きょうじ》があったのでしょう。
この記事の目次
亜光軍・飛信隊・玉鳳隊の会議の結論とは?
亜光不在でもどうにか10日目を乗り切った秦国軍ですが、11日目はさすがにきつそうです。
兵営の会議で飛信隊の軍師・河了貂《かりょうてん》も、旗振り役の将軍不在のままでは危ういと進言します。
亜光軍の兵士・間常たちも、亜光不在の10日目を超えて緊張の糸が切れてしまったようで、王翦の息子である王賁に右翼全体の将軍になって欲しいと懇願します。

王賁:『キングダム』576話「王翦の下知」より引用
王賁のライバルである信は反対しますが、亜光軍の主張は変わりません。

下克上の乱世である中国の戦国時代ですが、やはり「血統」への信仰は今とは比べものにならないほど強いのです。
王賁は亜光軍の兵士たちに祭り上げられても冷静で、願いを固持します。

亜光軍に対する王翦の答えとは?
亜光の兵士たちはすでに王翦に「王賁を右翼全体の将軍にしてほしい」と伝令を送っていました。
王翦の答えを持った伝令がすぐに帰ってきて、決定を伝えます。
王翦の答えとは
このまま士気を下げず
一層奮戦すべし
だけでした。

この王翦の答えに亜光軍の兵士は絶望します。
王賁に先を越されると思った信も怪訝《けげん》な顔をしますが、王賁は総大将の命令には黙って従うと言うばかり。

河了貂の王翦に対する怒りとは?
王翦の決定には、飛信隊の軍師である河了貂も激怒します。

河了貂:『キングダム』576話「王翦の下知」より引用

信もそういう河了貂に特に文句は言いません。深い信頼関係があるからこそ何でも言い合える仲なんでしょう。
信もさすがに王翦と王賁という親子の疎遠さを不可思議に思います。

王賁は王翦の実の子供ではない!?
考え込んでいる信は偶然、亜光軍の間常と兵士が話している噂を聞いてしまいます。
その噂とは、
王翦が王賁を自分の本当の子供ではないとうたがっている
というものでした。
しかも、王賁もそのことにうすうす気づいているとのこと。
たしかに王翦は王賁を冷遇とまではいかないものの、冷たく接しているのは事実です。

当時の秦では、国王の嬴《えい》政が実は秦王の子孫ではなく、呂不韋《りょふい》の子供だったという噂もあり、『史記』にも記されているので、王翦も疑心暗鬼になっていたのでしょうか。
王翦は妙なマスクをしているので、実際の顔が分からず、王賁と似ているのか似ていないのかも現時点ではよく分かりません。

王翦:『キングダム』576話「王翦の下知」より引用

『キングダム』576話「王翦の下知」まとめ 感想
576話「王翦の下知」を簡単にまとめると
- 朱海平原の戦い 10日目終了 秦国軍はどうにかもちこたえる
- 亜光将軍の代わりに王賁を将軍に推す運動
- 王翦は11日目も新たに将軍を立てず、現状維持を命令
- 河了貂は王翦の決定にキレる
- 信は王賁が王翦の本当の子供ではないという疑惑を聞く
となります。

ただ王翦はかなり独特の考えで動く武将なので、もし疑惑が本当だとしても親子関係のイザコザを戦場にもちこまないとおもいます。

亜光将軍が戦線を離脱しても奮戦した亜光軍の兵士たち、信におもねらず秦国全体のことを考えている河了貂もかっこいい回でした。

『キングダム』577話 展開予想
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キングダム 577考察 感想 王賁の母・朱景の秘密とは?「赤の他人」
亜光軍の兵士たちは、自分たちの願いが聞き入れられなかったことで、王賁が王翦の本当の子供ではないという説が真実なのではないかという疑いが強くなってしまいました。

飛信隊はいつもと変わらず戦えるだろうし、玉鳳隊も大丈夫だとしても、亜光という支柱を失った亜光軍の戦力ダウンは避けられません。
対する趙軍は馬南慈、尭雲という百戦錬磨の武将に加え、趙峩龍も健在です。
