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『キングダム』576話 ネタバレ考察 王賁と王翦の親子関係の秘密とは?「王翦の下知」感想 解説

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こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むことぶき@akitoshijp )です。

『キングダム』最新話 580話「最強の瞬間」のネタバレ考察はこちらを見てください。

2018年10月18日(木)発売の『週刊ヤングジャンプ 46号』(電子版)を買って、原泰久『キングダム』576話「王翦《おうせん》の下知」を読みました。

ことぶき
以下ネタバレありの考察と感想なので、未読の方はご注意ください。

575話「届かない指示」のネタバレ考察はこちらを見てください。

朱海平原《しゅかいへいげん》の戦いの十日目が終わりました。

ことぶき
10日目は右翼の将軍である亜光《あこう》がやられ、重傷となり、総崩れとなりそうなところをどうにか乗り切りました。

趙軍の将軍である馬南慈《ばなんじ》、尭雲《ぎょううん》、趙峩龍《ちょうがりゅう》はほぼ無傷で、体力も兵の士気もありあまっている感じです。

趙軍は亜光が戦線から離脱して善戦できたのも、趙の将軍が優勢なことにあぐらをかいて、命がけで攻めなかったからかもしれません。

ことぶき
焦って全滅させようとすると、信や王賁《おうほん》が「窮鼠猫をかむ」要領で思わぬ反撃を受けかねないという老将たちの判断でしょうか。

信の飛信隊《ひしんたい》と王賁の玉鳳隊《ぎょくほうたい》という新世代のリーダーがいたとはいえ、亜光軍の兵士たちは百戦錬磨で、将軍が負傷しても練度では趙軍に負けなかったということもあります。

王翦《おうせん》という絶対的な力を持つ将軍がいなければ、亜光も十分大将を張れる男であり、兵たちもその矜持《きょうじ》があったのでしょう。

亜光軍・飛信隊・玉鳳隊の会議の結論とは?

亜光不在でもどうにか10日目を乗り切った秦国軍ですが、11日目はさすがにきつそうです。

兵営の会議で飛信隊の軍師・河了貂《かりょうてん》も、旗振り役の将軍不在のままでは危ういと進言します。

亜光軍の兵士・間常たちも、亜光不在の10日目を超えて緊張の糸が切れてしまったようで、王翦の息子である王賁に右翼全体の将軍になって欲しいと懇願します。

王賁:『キングダム』576話「王翦の下知」より引用

王賁:『キングダム』576話「王翦の下知」より引用

王賁のライバルである信は反対しますが、亜光軍の主張は変わりません。

ことぶき
亜光の上司である王翦の息子・王賁が上に立つのなら、亜光軍も「若」に喜んで従う気持ちになるのも分かります。

下克上の乱世である中国の戦国時代ですが、やはり「血統」への信仰は今とは比べものにならないほど強いのです。

王賁は亜光軍の兵士たちに祭り上げられても冷静で、願いを固持します。

ことぶき
父・子という関係ながら、軍隊上の序列を最大限に尊重する王賁。こういうところが更に兵士たちから慕われる理由になるのでしょう。

亜光軍に対する王翦の答えとは?

亜光の兵士たちはすでに王翦に「王賁を右翼全体の将軍にしてほしい」と伝令を送っていました。

王翦の答えを持った伝令がすぐに帰ってきて、決定を伝えます。

王翦の答えとは

このまま士気を下げず
一層奮戦すべし

だけでした。

ことぶき
つまり、王翦は右翼は亜光将軍という支柱を失ったまま戦い続けろというのです。

この王翦の答えに亜光軍の兵士は絶望します。

王賁に先を越されると思った信も怪訝《けげん》な顔をしますが、王賁は総大将の命令には黙って従うと言うばかり。

ことぶき
しかし、王賁はめずらしく目を細めて感情を面に出しています。さすがの王賁も父の決定に不服なところがあるようです。

河了貂の王翦に対する怒りとは?

王翦の決定には、飛信隊の軍師である河了貂も激怒します。

河了貂:『キングダム』576話「王翦の下知」より引用

河了貂:『キングダム』576話「王翦の下知」より引用

ことぶき
飛信隊の軍師という立場からすると、信を将軍に推すべきかもしれませんが、河了貂はあくまで秦軍全体のことを考えています。

信もそういう河了貂に特に文句は言いません。深い信頼関係があるからこそ何でも言い合える仲なんでしょう。

信もさすがに王翦と王賁という親子の疎遠さを不可思議に思います。

ことぶき
左の大将となっている蒙恬と蒙武は見た目も違うし、正確が正反対なので相性が悪いのは信でも一目瞭然なのですが。

王賁は王翦の実の子供ではない!?

考え込んでいる信は偶然、亜光軍の間常と兵士が話している噂を聞いてしまいます。

その噂とは、

王翦が王賁を自分の本当の子供ではないとうたがっている

というものでした。

しかも、王賁もそのことにうすうす気づいているとのこと。

たしかに王翦は王賁を冷遇とまではいかないものの、冷たく接しているのは事実です。

ことぶき
父と上司という役割を厳しく峻別しているだけかもしれませんが、実力を見れば王賁が右翼を仕切った方が戦況がよくなるのは目に見えているので、不合理です。

当時の秦では、国王の嬴《えい》政が実は秦王の子孫ではなく、呂不韋《りょふい》の子供だったという噂もあり、『史記』にも記されているので、王翦も疑心暗鬼になっていたのでしょうか。

王翦は妙なマスクをしているので、実際の顔が分からず、王賁と似ているのか似ていないのかも現時点ではよく分かりません。

王翦:『キングダム』576話「王翦の下知」より引用

王翦:『キングダム』576話「王翦の下知」より引用

ことぶき
将軍としての器とか、知力は間違いなくどちらも一流ですが。

『キングダム』576話「王翦の下知」まとめ 感想

576話「王翦の下知」を簡単にまとめると

  • 朱海平原の戦い 10日目終了 秦国軍はどうにかもちこたえる
  • 亜光将軍の代わりに王賁を将軍に推す運動
  • 王翦は11日目も新たに将軍を立てず、現状維持を命令
  • 河了貂は王翦の決定にキレる
  • 信は王賁が王翦の本当の子供ではないという疑惑を聞く

となります。

ことぶき
うすうす感じていたことですが、王賁は王翦の子供ではない疑惑が表面化してきました。

ただ王翦はかなり独特の考えで動く武将なので、もし疑惑が本当だとしても親子関係のイザコザを戦場にもちこまないとおもいます。

ことぶき
何か王翦に深い意図があるとしても、兵士たちが不信を持ってしまうと11日目以降の士気ががた落ちになりそうです。

亜光将軍が戦線を離脱しても奮戦した亜光軍の兵士たち、信におもねらず秦国全体のことを考えている河了貂もかっこいい回でした。

ことぶき
信も物事をこうして客観的に見れる河了貂だからこそ信頼しているのでしょうね。

『キングダム』577話 展開予想

577話「赤の他人」のネタバレ考察はこちらを見てください。

亜光軍の兵士たちは、自分たちの願いが聞き入れられなかったことで、王賁が王翦の本当の子供ではないという説が真実なのではないかという疑いが強くなってしまいました。

ことぶき
信もその噂を聞いたことで、11日目以降の秦国軍・右翼の士気はずいぶんと下がってしまいそうです。

飛信隊はいつもと変わらず戦えるだろうし、玉鳳隊も大丈夫だとしても、亜光という支柱を失った亜光軍の戦力ダウンは避けられません。

対する趙軍は馬南慈、尭雲という百戦錬磨の武将に加え、趙峩龍も健在です。

ことぶき
趙軍はいちばん弱っている亜光軍を狙ってくるでしょうし、秦国軍は大打撃を受けてしまいそうです。

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