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キングダム 605-606 考察 感想 王翦自ら驚きの作戦で李牧の陣形を崩しに行くが? レビュー【最新話】
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キングダム 53巻 考察 感想 楊端和に男を見せた壁将軍、信と王賁が覚醒!?
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キングダム 54巻 考察【最新巻】感想 王賁と信が覚醒するが、尭雲の計略で王賁が討たれる!?レビュー
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キングダム 586 考察 感想 王賁VS尭雲の戦いの結果は?レビュー【最新話】
緊迫の朱海平原《しゅかいへいげん》の戦い13日目、尭雲《ぎょううん》と王賁《おうほん》が直接対峙し、刃を交えるという激アツな展開となりました。
ここまでは完璧に李牧《りぼく》の策どおりに動いています。

王賁は関常《かんじょう》たち、腹心の部下を犠牲にすればいかに尭雲の秘策「雷獄」と精鋭「十槍」から無傷で逃げることも可能でした。
しかし、王賁は部下を守るために「人外の武」尭雲と直接対決することを選び、僅差でやられてしまいました。

この記事の目次
王賁の将軍としての器が周りを動かす
王賁が関常を守るために戻り、関常は助かったものの、他の部下もかなり危ういです。

しかし、王賁が戦線離脱しても、絶対に引かない玉鳳隊の兵士達。
ふつうの寄せ集めの軍ではなく、王賁を幼少の頃から知っているからこその心意気です。
宮康《きゅうこう》は命を捨てて敵を止め、笑顔で最期を遂げました。

【引用画像:出典】玉鳳隊・宮康:『キングダム』587話「祈るのみ」より引用

原先生の『キングダム』はこうしたカラッとした覚悟の顔が初期から印象的です。
飛信隊が王賁・玉鳳隊の異変に気づくが、時すでに遅し
尭雲と趙峩龍《ちょうがりゅう》の動きに、信は気づいていたようです。
乱戦の中でも他の隊の様子まで気にかけるようになってきた信、将軍としての成長を感じさせます。

その尭雲は、王賁を斬り伏せたものの、右手を粉砕され大ダメージを負っています。

しかし、いくら「人外の武」である尭雲とは言え、傷口を放置していたら破傷風になって死んでしまいます。

尭雲は元の場所に戻り、王賁の副将・番陽《ばんよう》が玉鳳隊に駆けつけることができます。
幼い頃から成長を見守ってきた王賁が討たれてしまったことを聞いた番陽は、血の涙を流す勢いです。
本来は番陽が気丈に玉鳳隊をまとめていかなければならないのですが、情に厚い番陽には無理でした。自分の子供も同然な若者が死にかけていると、冷静な判断はできないようです。

朱海平原の戦い 13日目終了 各陣営の状況とは?
王賁を討ったものの、尭雲も戦線離脱し、13日目も決着は付きませんでした。

詳しい陣容は本誌をみてもらうとして、やはり戦況はやや趙軍有利といえるでしょう。
尭雲が事実上の戦闘不能状態であっても、それは秦側には伝わっていませんし、王賁喪失により士気低下が危ぶまれます。
信と王賁の熱いライバル関係にまた涙
王賁が瀕死と聞いて、ライバルの信も王賁の本陣に見舞いに行きます。
玉鳳隊の兵達は子供のように泣くばかりで、心に負ったダメージの大きさは肉体のダメージを軽く凌駕しています。

信はいつも悪態をつきあって、衝突が絶えない玉鳳隊副将・番陽をしっかりと励まします。

ビジネスパーソンのなかには、ライバルの不幸を喜ぶ輩もいますが、そういうのはやっぱり小物です。
自分のライバルがこんなところで死ぬはずがないという信の揺るがない心構えは、番陽たち玉鳳隊の兵士にしっかり伝わりました。
ここまで来て、信は王賁を直接見舞うのかと思いきや、王賁には会うことはしませんでした。

本当なら信も王賁が心配で、見舞いたいところです。
しかし、ライバルの弱った姿を見るのは心苦しいですし、王賁側からすると、ライバルに自分の弱った姿を見られるのは、かなりのストレスとなってしまうでしょう。

もし蒙恬《もうてん》ならば、迷うことなく直接見舞っていたでしょう。
そういう優しさと自然さを持つのが蒙恬で、器のデカさだと思うのですが、信も王賁も素直じゃないけど、気遣いを見せる愚直さが魅力的です。
『キングダム』588話 朱海平原の戦い、残り2日の展開予想
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キングダム 588-589 考察 感想 飛信隊が秦軍右翼の中心に?王翦の放った隠密レビュー【最新話】
このまま玉鳳は朱海平原の戦いから離脱してしまうでしょう。
信は羌瘣《きょうかい》に治療をたのみましたが、尭雲から受けた傷は一朝一夕では治るものではありません。

朱海平原の戦いはあと残り2日とのこと。
王翦《おうせん》も兵糧が残り少ないですし、王賁の玉鳳隊の戦力が激減したので、一気に勝負をかけに行くでしょう。
玉鳳隊は飛信隊と合流することになるのでしょうか。

とくに主の王賁を失い、怒り狂う玉鳳隊の士気は以前より高くなるかもしれません。
その尭雲は右手に重傷を負っているため、飛信隊は趙峩龍《ちょうがりゅう》と馬南慈《ばなんじ》がメインの敵となってきます。
どちらも手強いですが、尭雲ほどの神がかった武を持っているわけではないため、どうにか次の日も持ちこたえられるのではないでしょうか。
となると、最終日は李牧と王翦の正面衝突で決着が付くと言うことでしょうか。