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ワンピース 929-930 考察 感想 オロチと世界政府の関係、飛六胞 ドレーク・ページワン VS サンジ レビュー

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。

『ワンピース』【最新話】992話「残党」では赤鞘九人男の波状攻撃&必殺技がカイドウにトドメを刺すか?!

992話「残党」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

1月7日(月)発売『週刊少年ジャンプ 6・7合併号」掲載『ワンピース』929話「ワノ国将軍 黒炭オロチ」をを読みました。

以下ネタバレありの考察と感想(レビュー)なので、未読の方はご注意ください。

希美でゾロにまとわりつく「太鼓持ち」のヤス 考察

ワノ国「希美《きび》」跡地ではゾロが太鼓持ちの変な男「ヤス」にからまれています。

「希美」は読みが「吉備《きび》=今の岡山」と同じです。

お玉の「きびだんご」の能力と関係がありそうですね。お玉の出身地とかかも

ヤスは道化で、すべての応答がふざけているので、真意は読めませんが、あまり危険な人物には見えません。

ヤスは現在荒廃してしまっている「おこぼれ町」がかつて「えびす町」と呼ばれていたことなど、色々な情報を知っているようで、太鼓持ちは擬態で、本当はカイドウ攻略の重要人物という可能性もあると思います。

黒炭オロチと世界政府(CP1)の癒着関係

オロチ城では黒炭オロチが、なんと世界政府のCP0と会談して、武器輸入の密約をしています。

今までは仲買人「ジョーカー」ことドフラミンゴがそういうダークな商売を仲介していたようですが、ドフラミンゴがインペルダウンに捕らわれているため、CP0が闇取引を直接しなければならなくなりました。

ドフラミンゴはパンクハザードだけじゃなくて、ここにも絡んでいたんですね。あらゆる悪事に手を染めて、世界を攪乱しようとするその姿は、同名の悪役である『ダークナイト』のジョーカーとかぶります。

オロチは「戦艦」だけではあきたらず、「Dr.ベガパンク」を要求します。

ベガパンクは海軍の科学者のトップで、「世界最大の頭脳を持つ男」とも称される天才科学者です。その技術は世界の同時代の水準をはるかに超えています。

光月トキの「トキトキの実」で過去から未来へのタイムトラベルができることが明らかになったので、ベガパンクは未来から来たのかもしれません。

もちろん世界政府はベガパンクをオロチに渡すわけはないので、オロチは完全に世界政府の足元を見て、政府や海軍に屈するつもりはないという表明です。

黒炭オロチの「カイドウがバックにいる」から怖くないという姿勢は、ジャイアンの影に隠れていばるスネ夫的なキャラを感じさせます。

オロチもシルエット的には「ヤマタノオロチ(八岐大蛇)」みたいで強そうなのですが、拳銃を使っておどしているあたり、そんなに肉体的には強くないのかも。

オロチの趣味も、芸者遊びで俗物的です。

特別に呼び寄せたワノ国一の美女・花魁「小紫」だけではなく、国中の評判の美女をはべらせています。

ギャル風の芸者も多くいて、ワノ国の美意識がよく分かりません。

鎖国をして世界と断絶していますが、お鶴のような浮世絵風女子や大和撫子が特別にウケるということでもなさそうです。

「おロビ」ことロビンも潜入しています。情報収集のため、オロチに近づいたロビンですが、オロチを泥酔させて「ハナハナの実」で拘束しようとでも画策しているのでしょうか。

芸者達の中でも小紫は別格のようです。

花魁「小紫」とオロチ:『ワンピース』929話より引用

【引用画像・出典】花魁「小紫」とオロチ:『ワンピース』929話より

思いっきり猫をかぶって、オロチをも陥落してワノ国の富を根こそぎ持って行こうとしているのかも。

一部では小紫はモモの助の妹「日和」であるという説もあり、その説に従えばここでオロチ暗殺を画策していると考えられます。

小紫とオロチ 水面下でのだまし合いはどうなる?

オロチはその財力と権勢で小紫を籠絡しようとするでしょう。

しかし、小紫も数々の男をたぶらかして、金を巻き上げてきた百戦錬磨の女です。

女の魅力をフルに活用する分、ナミよりも上手かもしれません。簡単にオロチに屈することはないでしょう。

ナミは魚人・アーロンへの借金返済のために守銭奴となり、金を巻き上げていましたが、小紫の目的は何なんでしょうか。

小紫が借金のカタに売られていたとしても、すでに借金を返せるくらいの財力はありそうです。

となると、ロビンが芸者に扮してオロチに近づこうとしているように、オロチやカイドウの内情を探ろうとしているのかもしれません。

オロチの実力はまだ分かりませんが、カイドウと同じように龍に変身できる動物(ゾオン)系・古代種の悪魔の実の能力を持っていると思われます。

さすがに「四皇」カイドウほどの実力はないでしょうが、強敵になることは必至でしょう。

日本の古代神話では「ヤマタノオロチ(八岐大蛇)」はスサノオノミコト(素戔嗚尊)の計略によって、酒で深酔いさせられ、倒されるという結末を迎えました。

小紫は同じような戦略を考えていて、オロチに気分良く酒を飲ませ、泥酔させることで倒す機会をうかがうという展開になるのかもしれません。

黒炭オロチは意外と普通の欲深オジサン?

黒炭オロチの姿は、今まで散々強そうなシルエットを見せていたのに、

かなりブサイクで歯並びの悪い、冴えない中年男です。

ワノ国「将軍」黒炭オロチ:『ワンピース』929話より引用

【引用画像・出典】ワノ国「将軍」黒炭オロチ:『ワンピース』929話より

とても強そうに見えません。

よっぽど特別で強い「悪魔の実」の能力の所持者なのでしょうか。

「飛六胞」ドレーク、ページワン登場、サンジとローは逃げ切れるのか?

サンジはソバ屋をやっていましたが居眠り狂死郎一家に荒らされたため、狂死郎一派の下っ端をボコボコにしてしまいました。

そのため、狂死郎からカイドウを通じて、「飛六胞《とびろっぽう》」から二人の刺客が送られています。

「飛六胞」とは「真打ち」の中の最強の6人です。

今回送られてきた刺客は

  • ドレーク
  • ページワン

でした。

災害レベルの脅威である

  1. キング
  2. クイーン
  3. ジャック

やホーキンスは「飛六胞」に含まれていないのでしょうか。

ホーキンスやジャック以上の力があれば、いくらサンジとはいえ一人では対応できないでしょう。幸いトラファルガー・ローと一緒にいるので、オペオペの実を使って逃げ切ることはできそうですが。

X ドレークはゾオン系の「リュウリュウの実 古代種 モデル:アロサウルス」の保持者で、恐竜に変身した姿で現れ、すでに臨戦態勢です。

ドレークはシャボンディ諸島で超新星と呼ばれたルーキーの一人です。

登場回数が少ないので、謎が多いのですが、「元海軍本部少将」で、かなりの実力者です。

ドレークの強さは兎丼に捕らわれているキッドやルフィにも引けを取らないと思いますが、なぜカイドウに降ってしまったのでしょうか。降伏したフリをして、内部から百獣海賊団を乗っ取るという計画をすすめていても不思議ではありません。

ページワンもドレークと同じくゾオン系の「リュウリュウの実 古代種 モデル:スピノサウルス」です。

たぶん初登場ですよね。

トランプのゲームに「ページワン」というのがありますが、同じくトランプのマークに関係があるキング・クイーン・ジャックと何か関係がありそうです。

ドレークもページワンも、古代種に変身できるほどの能力者でありながら、カイドウに降っているのはなぜなのでしょうか。

カイドウもゾオン系古代種とみられる巨龍に変身できるため、おなじドラゴン系の能力者で序列があるのかもしれません。

サンジとトラファルガー・ローは錦えもんの計画もあるため戦おうとせず、とりあえず逃げると考えられます。

しかし、肉食系恐竜の嗅覚はかなり鋭いため、逃げ切れるかどうかは微妙です。

ドレークとページワンが恐竜の姿で現れたのも、嗅覚をつかい、サンジたちを追い詰めるためでしょう。

『ワンピース』930話 展開予想

930話の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

オロチの世界政府に対する態度が、かなり強行で敵対的なので、ワノ国と世界政府が実質的に戦争状態となりそうです。

そうなると

  1. 天竜人・海軍
  2. ワノ国
  3. 革命軍

という三つ巴の大戦となり、世界は大混乱に陥るでしょう。

ここでトリックスターとなりそうなのが、「麦わらの一味」の面々と、カイドウに因縁があるビッグ・マムの動きですね。

このまま世界がお互いに潰し合えば、マリンフォード頂上戦争の時のように、漁夫の利を狙う「黒ひげ」の作戦が成功しそうです。

ものすごく大きな戦いがはじまりそうで、物語もいよいよ佳境に入ってきました。

2019年中には頂上戦争やエース死亡以上に大事件が起こりそうです。

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