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『ヒロアカ』181話 考察「誰が為」あらすじ 感想 ジェントル戦決着、文化祭は!?

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。

『週刊少年ジャンプ』23号に収録の堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』181話「誰が為」を読みました。

180話「人知れず」の内容を振り返りつつ、ネタバレ考察しています。

⇒ すぐに181話「誰が為」の考察を見たい人はこちら

『僕のヒーローアカデミア』180話「人知れず」

179話「開催文化祭!!」のネタバレ考察はこちらを見てください。

179話
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『ヒロアカ』179話 考察「開催文化祭!!」あらすじ 感想 ジェントルの過去が明らかに!?

『週刊少年ジャンプ』20号に収録の堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』179話「開催文化祭!!」を読みました。 178話「 ...

ラブラバの個性でさらに強力となるジェントル・クリミナル。

ジェントル:『僕のヒーローアカデミア』180話「人知れず」より引用

ジェントル:『僕のヒーローアカデミア』180話「人知れず」より引用

個性によるモヤでジェントルが見えないほどです。

ジェントルは緑谷出久になぜヒーローを志したのかを問います

緑谷出久とジェントルの共通点とは?

デクは自分がヒーローを目指す理由をジェントルと同じと言い、それは

自分だけの夢じゃなくて、身の丈に合わない夢を心の底で諦めてしまってた夢を笑わないでくれた 認めてくれた皆に応えたい

と応じます。そして

辛い思いをしてきた人に 明るい未来を示せる人間になりたい

思いのたけを伝えます。

ラブラバの努力と立ちはだかる恐ろしい先生たち

ラブラバはPCとプログラムで雄英の校内ネットワークに侵入しようとしますが、あいにく山の中では無線がとどきません。

がんばるラブラバを見てジェントルは恥も外聞も捨ててデクを倒そうとします。

そんな中、ラブラバの前に敵(ヴィラン)登場!?

ハウンドドッグ先生とエクトプラズム先生とラブラバ:『僕のヒーローアカデミア』180話「人知れず」より引用

ハウンドドッグ先生とエクトプラズム先生とラブラバ:『僕のヒーローアカデミア』180話「人知れず」より引用

と思ったら雄英の先生(ハウンドドッグ先生とエクトプラズム先生)でした。

なぜよりにもよってこの先生が来てしまったのでしょうか。悪役にしか見えない外見です。(どちらも良い先生ですが、、)

デクの必殺技でジェントルとの戦い終了

デクはジェントルに新技の飛び道具をかまし、ジェントルが体勢を崩したところに

シュートスタイル セントルイス スマッシュ!!

を決めます。

デクのセントルイススマッシュ:『僕のヒーローアカデミア』180話「人知れず」より引用

デクのセントルイススマッシュ:『僕のヒーローアカデミア』180話「人知れず」より引用

そして「これまで戦ってきた誰より戦いづらかったよジェントル」と賛辞ともとれることを言います。

デクもジェントル・クリミナルを単純に「悪」とは見なせなかったんでしょう。

デクの必殺技を食らって、ジェントルは完全沈黙。

ラブラバの個性によって増幅された力もなくなってしまいます。

ラブラバの個性「愛」によるパワーアップは短時間しか持続せず、1日に一回しか使えないとのこと。

だからジェントルはラブラバの個性を退却時に取っておこうとしていたんですね。

ラブラバはデクにたいしてジェントルを離すように言って

私の光はジェントルだけよ!! ジェントルが私の全てよ ジェントルを奪わないでよと泣いて頼みます。

ジェントルはラブラバが戦いに加担したと悟られないよう、デクを遠くに吹っ飛ばし、デクとの戦い自体をなかったことにしようとします。

そこへ先ほど登場したハウンドドッグ先生とエクトプラズム先生が現れ、、ジェントルは「自首したい」と言います。

自首するジェントル:『僕のヒーローアカデミア』180話「人知れず」より引用

この構図、完全に先生達が悪役ですよね。

『僕のヒーローアカデミア』181話「誰が為」

エクトプラズム先生とハウンドドッグ先生という敵(ヴィラン)と間違われかねない外見の先生に自首をしたジェントル・クリミナル。

ここで先生達がどう判断するかで文化祭が開催されるのかどうかが決まってしまいます。

先生たちの判断で文化祭はどうなる?

エクトプラズム先生は「敵意を確認でき次第 文化祭中止 生徒避難」という方針です。

ジェントル・クリミナルとラブラバは投降する気満々で敵意はなさそうですが、ハウンドドッグ先生はジェントルの言葉の矛盾にかみつきます。

ハウンドドッグ先生の追求こわいですね。

ジェントルは躓《つまづ》いて転倒したと言い張ります。

この様子を見て、緑谷出久はジェントル・クリミナルのやろうとしていたことがなんとなく分かったと感じます。

少女の笑顔を願う気持ち等、目的が共通しているんですね。

ジェントルの自白とラブラバに対する想いとは?

ジェントルは、先生達に対して、

多くの罪を犯してきたが 最大の罪は 世間知らずの女性をかどわかし 洗脳していたこと だからどうか相場愛美《あいばまなみ》(ラブラバ)に恩赦を

と自白&ラブラバを許してほしいと伝えます。

ラブラバ:『僕のヒーローアカデミア』181話「誰が為」より引用

ラブラバ:『僕のヒーローアカデミア』181話「誰が為」より引用

しかし、心の中では

私情混じりの体の良い理屈をつけて 私はずっと私の為に生きていたよ
最後が君で良かったよ
想いを懸けて戦えて 削がれて残った私のそこに "誰が為"を思える心があった
最後に拳を交えられたのが君で良かった

と、かつての自分を悔いながら、デクに賛辞を送ります。

ラブラバはジェントルが必死に自分を守ろうとしてくれているのを悟って、

ズルいよジェントル!私がジェントルを困らせたくないの知ってて

とジェントルを責めつつ泣いています。

デクはこの様子を見て、ジェントルの気持ちを悟り、ジェントルとの壮絶な戦いの事実を隠して、ジェントルが雄英にイタズラしようとしてるのがわかって少し揉めたことにしています。

ハウンドドッグ先生の判断とは?

ハウンドドッグ先生は、この三人の反応を見て、

はた迷惑な動画投稿者の出頭希望で緊急性はない

と判断します。

先生はこのボロボロ傷だらけの状態を見て、うすうす本当のことに気づいていると思いますが、3人それぞれの心意気と願いを感じて、こういう判断をしたのでしょう。

先生に連行されるジェントルは、デクに

緑谷出久くん 私もかつてはヒーロー科にいた「ジェントル・クリミナル」はヒーロー落伍の成れの果てだ

と言い、

君の想い届くといいな

と言って去ります。

デクはジェントルに対して戦いづらかったと感じていて、自分もそうなってたかもしれない僕もジェントルも似た想いを持っていたからと独白します。

ジェントルとデクの違いとは?

ジェントルとデクの「人のためになりたい」という動機は同じでした。

ではなぜ緑谷出久はヒーローとして活躍し始めているのに対して、ジェントルは迷惑な犯罪者となってしまったのでしょうか。

それはデクとジェントルの周りの大人達の反応の違いでしょう。

デクの母は、デクが「無個性」というハンデを負いながらもヒーローを目指しているのをいつも応援していました。

しかし、ジェントル・クリミナルの両親はジェントルがすばらしい「個性」を持っているのにもかかわらず、ちょっとした失敗、それも良い動機から行った事故だけを見て、ジェントルのことを全否定してしまいました。

また、親だけではなく、教師の反応も違いました。デクはオールマイトという師を得たうえ、担任の先生や他の先生にも恵まれていました。

対して、ジェントルの時の教師はジェントルを否定してばかりでした。

もしデクがジェントルと同じ時に雄英に進学していたら、デクの才能も開花しなかったでしょう。

文化祭でエリ(壊理)の笑顔は見られるのか?

ジェントルが自首したことにより、雄英では無事に文化祭が開催されました。

デクもどうにかバンドに間に合い、パフォーマンスが始まります。

そのデクの姿を見たエリ(壊理)は最高の笑顔を見せます。

エリ(壊理):『僕のヒーローアカデミア』181話「誰が為」より引用

エリ(壊理):『僕のヒーローアカデミア』181話「誰が為」より引用

こうして文化祭にまつわるゴタゴタは幕を下ろします。

はじめは骨休み的な話となるかなと思った対ジェントルとラブラバ戦、終わってみれば今までで一番熱い戦いでした。

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