ハンターハンター

『ハンターハンター』考察 373話「継承」感想 カミーラとベンジャミンの念とは?

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。

2018年2月発売の『週刊少年ジャンプ 11号』で冨樫義博『ハンターハンター』の第373話「継承」が掲載されました!

第372話「消失」のネタバレあり考察はこちらを見てください。

372話
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『ハンターハンター』372話 考察「消失」あらすじ 感想 ハンゾーのスキルとカミーラの決意とは?

2018年2月5日発売の『週刊少年ジャンプ 10号』で冨樫義博『ハンターハンター』の第372話「消失」が掲載されました! ...

『ハンターハンター』の物語の展開がさらに複雑になり、第35巻を読んで復習していないとついていくのが難しいです。

35巻のまとめ記事があるので、35巻を未読の人はこちらを先に見たほうが良いかもしれません。

35巻
『ハンターハンター』35巻 考察 感想まとめ

2017年12月4日発売の『週刊少年ジャンプ』で冨樫義博『ハンターハンター』の連載再開が発表されました! 2018年1月 ...

35巻はU-NEXTで無料で読めるので、そちらでざっと見るのもオススメです。

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第2王子カミーラと第1王子ベンジャミンの私設兵ムッセの戦いの結果とは?

第2王子カミーラが第1王子ベンジャミンに直接対決をすることを宣言しました。

第1王子の私設兵であるムッセはカミーラを第1王子ベンジャミン暗殺を計画したとして拘束しようとします。

これまでのやり取りなど、会話は記録しており、「近づけば撃つ!」とおどしますがカミーラは全く意に介しません。

向かってくるカミーラを見て、ムッセはカミーラの念能力を「迎撃型(カウンタータイプ)」であると見切ります。

相手にカウンターを食らわせることに特化したカミーラは念のオーラを全て消す「絶」で自分自身の防御力をゼロにしています。

リスクを最大にして、カウンターの威力も最大化しているのです。

「絶」でオーラが一切出ていないので、カミーラの念獣(守護霊獣)も出ていません。

ムッセはカミーラがカウンタータイプであることも、自分から攻撃したら危ないということも分かりつつ、カミーラを攻撃します。

ムッセは自分の主(あるじ)であるベンジャミンのために、カミーラの命を捕れれば最善であるけれど、自分がやられてもカミーラの念能力を知ることが出来れば次善だと考えたのです。

自分の危険を顧みないムッセの行動、侠気(おとこぎ)を感じますね。

カミーラは銃で眉間と心臓を撃たれて、完全に絶命します。

第2王子カミーラの念能力「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」とは?

するとムッセの後ろに巨大な猫が現れ、「ネるねルネルね」と言いつつ、ムッセをハンバーグのようにコネ殺してしまいます。

カミーラの念獣「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」ねるねるねるね:『ハンターハンター』第36巻第373話「継承」より引用

カミーラの念獣「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」:『ハンターハンター』第373話「継承」より引用

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アラフォーの私が子供の頃のお菓子ですが、まだあったんですね!

ネコはムッセをこね潰した後、尻尾からムッセのミンチがカミーラの口に注がれ、カミーラは生き返ります。

カミーラの念能力は「迎撃型(カウンタータイプ)」の念獣「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」でした。

カミーラの念獣「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」:『ハンターハンター』第36巻第373話「継承」より引用

カミーラの念獣「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」:『ハンターハンター』第373話「継承」より引用

この念獣はカミーラの死によって発動し、自分を攻撃してきた者をコネ殺して口に注入することで術者を蘇生させるというものです。

『百万回生きた猫』って、超有名な児童文学ですよね。

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私も遠い昔に読んだ記憶がありますが、こんな凶悪な猫ではなかったような。

カミーラはこの死後の念で強まるという性質と蘇生できるという能力の「ネコノナマエ」を無敵と思っており、無敵と考えているからこそこんなに自信満々なのです。

死後に強まる念といえば、キメラアント編のネフェルピトーの「テレプシコーラ」ヒソカの「バンジーガム」がありましたが、はっきりと死後に作動することを把握しているのはカミーラだけですね。

カミーラの能力は、相手が自分を殺してさえくれれば、相手を倒すことができるし、相手はまさかそんな能力とは予想がつかないので初見殺しの能力だといえます。

ただ「死によって作動」ということは念を使うためには死ぬ苦痛を毎回味わうわけですし、とんでもない制約といえます。相当な覚悟がなければできません。

カミーラは壺中卵の儀によって、念獣(守護霊獣)も宿しているので、2体の念獣を持っていることになります。

第2王子カミーラと第1王子ベンジャミンの直接対決の結果とは?

カミーラはベンジャミンの私設兵であるムッセが自分を撃って逃走したため、これから追跡し処刑することにすると言います。

カミーラの警護兵はその突発的な行動を止めようとしますが、母親である第2王妃ドゥアズルは行かせるように言います。

ドゥアズルはカミーラが言っても聞かない性格なのと、念の強さを知ってるのでしょうね。

ベンジャミンの部屋に向かおうとするカミーラをベンジャミンの私設兵は止めようとしますが、ベンジャミンは何もせず攻撃せず自分のもとに来させるよう連絡します。

自分を攻撃しない私設兵に対して、カミーラは銃を撃ちます。

念能力者であるヒュリコフは生き残りますが、もう一人は絶命。

撃たれたヒュリコフは血を流しながら「オレは幸せ者だぜ 楽しみが又1つ増えた」と不敵な笑みを浮かべます。

だんだんヒュリコフのキャラが立ってきて、いい味出してきました。

ベンジャミンは自分のもとに来たカミーラを拘束するよう言いますが、カミーラは銃をベンジャミンに連射。

至近距離で撃たれたのに、ベンジャミンはすべて防ぎます。

全弾完全に防ぐとは、ベンジャミンは幻影旅団のウヴォーギン並の硬さで、かなりの使い手です。

ヒュリコフやビルが傷を負っていたことを考えると、「纏(テン)」の使い方が上手いのでしょう(「硬(コウ)」を使っていたのかも。)

ベンジャミンは反撃しようとしません。

第1王子ベンジャミンの念能力「星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)」とは?

ヒュリコフはカミーラに手錠をかけ、ついでに腕の骨を折ります。

カミーラはヒュリコフに対して冷や汗をかきながら「お前の家族 親族もろとも殺す」といいますが、ヒュリコフは「家族か いねぇなそんなモン オレの親は第1王子ベンジャミン様だよ」と返します。

人格破綻者でイキリ野郎のヒュリコフをこれほど心酔させるベンジャミン、なかなかの大物なのかも。
この「家族はいない」という問答、ヨークシンシティの幻影旅団フェイタンを彷彿とさせますね。クロロ団長と旅団員は家族という感じではないですが。

ベンジャミン殺害未遂で第一級犯罪者となったカミーラは牢屋に入れられます。

監禁したものの守護霊獣の能力はまだ未知数なため、念能力者であるヒュリコフと私設兵長であるバルサミルコがみはります。

カミーラがこのまま終わると思えないので、壺中卵の儀の守護霊獣が何らかの動きを見せるでしょう。

バルサミルコはムッセが任務を果たした、既に第2王子カミーラには「トリ」が憑いていると言います。

トリとは死んだムッセの念能力「裏窓の鳥(シークレットウィンドウ)」

3種類の念獣を諜報のために操れます。

ムッセの念能力「裏窓の鳥(シークレットウィンドウ)」:『ハンターハンター』第36巻 第373話「継承」より引用

ムッセの念能力「裏窓の鳥(シークレットウィンドウ)」:『ハンターハンター』第373話「継承」より引用

この念獣は対象に触れることで発動するミミズクで術者にしか見えず、対象者の言動全てを術者にテレパシーで送信するというものです。

トリをつけられたカミーラには見えないのに、言動全てが筒抜けになってしまうというのはなかなかエグい能力です。
カミーラには「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」、「壺中卵の儀の念獣(守護霊獣)」「裏窓の鳥(シークレットウィンドウ)」という3体の念獣が取り憑いていることになり、なかなかカオスです。

なぜ死んだムッセの念能力が残っているのか、死後に強まる念なのか?と思いましたが、これは第1王子ベンジャミンの能力でした。

ベンジャミンの念能力「星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)」:『ハンターハンター』第36巻 第373話「継承」より引用

ベンジャミンの念能力「星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)」:『ハンターハンター』第373話「継承」より引用

第1王子ベンジャミンの念能力は「星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)」で、ベンジャミンに忠誠を誓った念能力者が死ぬとその能力を継承できるというもの。

『星を継ぐもの』はSF小説の大名作ですね。

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例によって、ベンジャミンの能力と小説の内容はぜんぜん関係ありませんが、『星を継ぐもの』は漫画版も出ていて面白いので、『ハンターハンター』がまた休載になったら読んでみるといいかも

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このベンジャミンの能力によって、ムッセの能力がベンジャミンに移っていたんですね。

なんて便利な能力だろうと思いましたが、やはり制約があるようで、ベンジャミンに能力を継承できるのは「カキン国王軍学校を卒業してベンジャミンの私設兵団に属してい者に限る」とのこと。

ムッセが命を賭してカミーラの念能力をベンジャミンに伝えたため、カミーラはベンジャミンを倒すことができませんでした。

ムッセの諜報能力がなければ、ベンジャミンはやられていたでしょうね。

すでにベンジャミンには死亡したビンセントの念「虚空拳(エアブロウ)」とムッセの「裏窓の鳥(シークレットウィンドウ)」が移っており、使用することができそうです。

虚空拳(エアブロウ)はクラピカのイルカが奪っていて今は使えないかも。

ベンジャミンの私設兵は14人いて、兵隊長のバルサミルコを加えると、15個の念能力を継承できるとおもいます。

最大で15個もの念が使えるとは、カミーラに負けず劣らずチート級の強さです。

幻影旅団クロロ団長の「盗賊の極意(スキルハンター)」も盗んだ念能力を使うことができますが、それと同じような能力といえます。

ふとクロロ団長がベンジャミンの星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)を奪ったらどうなるんだろうと思いました。

ベンジャミンが継承した能力ごと奪えるなら、クロロはさらに強化されますね。

また、クロロがカミーラの「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」を奪ったらどうなるのか気になります。

クロロが監禁中のカミーラから念を奪い、ヒソカに殺されて猫「ねるねるねるね」発動、ヒソカ再び死亡という展開になる可能性も。

王子達の念能力がチート級に強いのは、やはり壺中卵の儀をくりかえしてきた家系で、ポテンシャルが高いのでしょう。

王子達の念能力は特殊な血筋のものしか使えないという「特質系」なのかもしれません。

第4王子ツェリードニヒが天才的な速度で念能力を習得しているのも「特質系」ゆえの才能でしょう。

他の王子達も「特質系」の念能力を習得し、すぐ実践で使えるようになると船内はメチャクチャに荒れそうです。

念能力を奪えるクロロがキーパーソンとなってきそうですが、さすがの幻影旅団員でも王子や王子の護衛兵にやられてしまう可能性もあります。

まだヒソカが現れていないのも気になります。戦闘狂で戦いに悦びを感じるヒソカはベンジャミンの強さを知れば、戦いたくなってしまうでしょう。




ハンゾーの本体とビスケ、第13王子マラヤーム消失の秘密とは?

前回、「ハンゾースキル4」の「分身の術」でモモゼ暗殺犯を殺したものの、本体がビスケ達とともになくなってしまったハンゾー。

1012号室、亡き第12王子モモゼの部屋に行き、手がかりを探ろうとしますがすでに封鎖されていて入れません。

しかたなく1014号室、第14王子ワブルの部屋に行き、クラピカに相談します。

ハンゾーは第13王子マラヤームの念獣が無事だから敵の攻撃ではないと感じています。

そこに第13王子マラヤームの警護兵からクラピカに電話が入ります。

ハンゾーはすぐに1013号室にもどりますが、もぬけの殻でやはり誰もいません。

電話をかけてきたのは第7王妃セヴァンチの兵隊長ウェルゲーでした。

聞きたいことがある、と言ったところで373話は終了。

マラヤーム王子の念獣の能力がさっぱり分かりませんね。ストレスで大きくなり、凶暴になり、その後王子ごと消えるとか。

ストレスによって別の異空間をつくるタイプの能力でしょうか?来週明らかになりそうですが悶々としてしまいます。

『ハンターハンター』第374話「能力」を読みました。374話のネタバレ考察はこちらを見てください。

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