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キングダム 577考察 感想 王賁の母・朱景の秘密とは?「赤の他人」ネタバレ有レビュー

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2018年10月25日(木)発売の『週刊ヤングジャンプ 47号』(電子版)を買って、原泰久『キングダム』577話「赤の他人」を読みました。

ことぶき
以下ネタバレありの考察と感想(レビュー)なので、未読の方はご注意ください。

576話「王翦《おうせん》の下知」のネタバレ考察はこちらを見てください。

王賁《おうほん》が王翦《おうせん》の本当の子供ではないという疑惑が浮上しました。

王賁の秘密を知られた関常・番陽の反応とは?

王賁の副官である番陽《ばんよう》と部下である関常《かんじょう》が、その話題を話しているときに、ちょうど信が来て聞かれてしまったのです。

関常は信を殺そうとしますが、番陽はとめます。

ことぶき
王賁と王翦の秘密を知られただけで、殺されそうになるということは、この話題はごく限られた上層部しか知らない話題のようですね。

関常は信に口止めしますが、番陽は信に真相を知らせてしまいます。

ことぶき
王賁と信はライバルですが、番陽は信の人柄を信じていますし、こういうゴシップで大騒ぎする人物ではないと信じているのが見て取れます。

王賁の母・朱景の秘密とは?

番陽の話によると、王賁の母は朱景《しゅけい》という大貴族であるとのこと。

朱景の関家と王翦の王家の結婚式は、数千人もの参列者があって、婚礼は三日三晩続いたという盛大なものでした。

ことぶき
今でも中華系の結婚式は人が集まれば集まるほどめでたいという価値観がありますし、何日間も続けて結婚式をするという大金持ちは少なくありません。

朱景はすぐに子供を授かりました。

王賁の母・朱景:『キングダム』577話「赤の他人」より引用

王賁の母・朱景:『キングダム』577話「赤の他人」より引用

めでたい話ですが、朱景にはもともと恋人がいて、お腹の中の子供は王翦の子ではなく、元彼の子なのではないかという噂が立ち上がってしまったようです。

ことぶき
『史記』にも描かれているように、秦王・政の本当の父親は呂不韋ではないかという疑惑がありましたし、当時の中国では珍しい話ではありません。

DNA鑑定はもちろん、血液型で判断することもできない古代では、うたがおうと思えば何でも疑えるし、真実の証明のしようがないのもやっかいです。

せめて朱景が噂を否定すれば良いのですが、朱景は堅く口を閉ざして、何も言わないまま王賁の出産に臨み、産後すぐ死んでしまいます。

ことぶき
これも医療技術の未熟な古代ではよく見られる悲劇ですが、子供が無事生まれたのはせめてもの救いでしょう。

しかし、王翦にとって、王賁は他人の子かもしれないうえ、せっかく結婚できた朱景の命を奪った子供なのです。

ことぶき
この話だけを見ると、王翦が王賁に冷たく当たる理由も分かるような気がします。しかし、しっかり将軍となるべく教育を授けているところを見ると、噂話を信じ切れないところもあるようですね。

秦軍右翼 亜光軍の残りの兵糧は?

飛信隊の軍師である河了貂《かりょうてん》と羌瘣《きょうかい》が朱海平原11日目のシミュレーションをしています。

あまりに真剣にやっていると、寝落ちしてしまい、玉鳳隊の幹部に起こされます。

ことぶき
なぜ河了貂がこれだけ苦悩しているかというと、ついに兵糧が切れてしまったからです。

楊端和《ようたんわ》と壁将軍が犬戎王ロゾと戦った橑陽の戦いも、兵糧不足に悩まされました。

ことぶき
大軍を用いる中国の戦争は古来から兵站(ロジスティクス)も戦術と同じくらい重要でした。

河了貂の計算によると、兵糧はあと1日分しかなく、切り詰めても2日しかもたないとのこと。

ことぶき
秦軍は亜光将軍を失っていますが、趙軍の右翼は岳嬰・馬南慈ら百戦錬磨の将軍が残っています。1日で倒すのは普通に戦っていては無理でしょう。

朱海平原 11日目の戦い始まる 趙軍の戦い方とは?

絶望的な戦況の中、朱海平原の戦い・11日目が始まってしまいます。

ことぶき
趙軍は秦軍の兵糧が残り少ないことがよく分かっていて、戦闘を長引かせる目的で余裕をかましています。

河了貂はもどかしさの中、何も打てる手がなく、切歯扼腕するばかり。

信はそんな河了貂に王賁の奮闘ぶりを見せます。

ことぶき
王賁も絶望的な状況を知っていますが、父・王翦の命じるまま、何が何でも相手の戦力を削ろうと努力しています。

河了貂は王賁の行動をムダであると切り捨てますが、信は

あいつは今 やれることを やってんだ
……坊ちゃんのくせに あがいてやがる…

と擁護します。

ことぶき
今まで信は王賁のことを、大貴族であり将軍である王翦の息子でボンボンであるとしか見なしていませんでした。

しかし、番陽に出生に関する秘密を聞かされて、王賁も苦悩していることを知り、見方を変えたようです。

ことぶき
以前の信ならば、それでも貴族には反感を持ったでしょうが、下級階級から昇進し続け、多くの部下を持ったことで多面的な観点から物事を考えることができるようになったのでしょう。

信も王賁にならって、自分たちも「今やれることをやるぞ」と冷静に言います。

社会に出て働くにしても、国家の運営にしても、考えても考えても光がなくて絶望的な状況の再認識にしかならないということがよくあります。

ことぶき
そういう時、名にもしないとマイナス思考のループに陥ってしまうので、王賁や信のようにとにかく何かしてみてあがくというのは大事だと思います。

『キングダム』577話「赤の他人」 まとめ 感想

『キングダム』577話「赤の他人」を簡単にまとめると

  • 王賁の母・朱景の秘密が明らかとなる
  • 秦軍右翼・亜光軍の兵糧があと1日で尽きる
  • 朱海平原の戦い 11日目がはじまる

となります。

ことぶき
番陽は王賁の出生の秘密を信に話してしまいましたが、それがプラスに働きました。

信は王賁に同情したという単純な動機ではなく、王賁も心に葛藤を抱えながら、もがいているということが分かったので、親近感を感じたのでしょう。

ことぶき
今回の朱景の物語を見ると、王賁は王翦の本当の子供ではない可能性が高いですね。

王翦の王賁に対する冷たさもこのことに起因するのかもしれませんが、王翦はそんなに単純な男ではないと思います。

今回、亜光の代わりに司令となる将を指名しなかったのも、何か考えのことがあってでしょう。

『キングダム』578話 展開予想

578話「明日までに」のネタバレ考察はこちらを見てください。

王翦が亜光の代わりとなる将軍を決めず、一体感にかける秦軍右翼はかなり厳しそうです。

その上、兵糧不足が重なり、兵士たちの士気もダダ下がりです。

ことぶき
対する趙軍は、兵力にも兵糧にも余裕があります。

近代の戦争でもそうですが、攻め入って始めは快進撃を続けていても、兵站が途切れ、補給が滞ると負けてしまいます。

秦軍の状況はかなり厳しく、王翦もそのことは分かっているのに何も手を打っていないのは不可解です。

桓騎軍も余裕綽々のようなので、何か驚くべき奇策を準備しているのかもしれませんが。

ことぶき
橑陽の戦いでも楊端和のとんでもない作戦で逆転勝利を収めましたが、王翦も着々と戦術を組み立てている途中なのかもしれません。

そろそろ王翦と李牧の戦いというか、知略のぶつかり合いの一端が見えてきそうです。

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