こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。
『キングダム』最新話 『キングダム』605話「王翦の読み」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。
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キングダム 605話 考察 感想 王翦自ら驚きの作戦で李牧の陣形を崩しに行くが? レビュー
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キングダム 53巻 考察 感想 楊端和に男を見せた壁将軍、信と王賁が覚醒!?
『キングダム』54巻の考察と感想(ネタバレ有レビュー)まとめはこちらを見てください。
キングダム 54巻 考察【最新巻】感想 王賁と信が覚醒するが、尭雲の計略で王賁が討たれる!?レビュー
2018年10月25日(木)発売の『週刊ヤングジャンプ 47号』(電子版)を買って、原泰久『キングダム』577話「赤の他人」を読みました。
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キングダム 576考察 感想 王賁と王翦の親子関係の秘密とは?「王翦の下知」
王賁《おうほん》が王翦《おうせん》の本当の子供ではないという疑惑が浮上しました。
王賁の秘密を知られた関常・番陽の反応とは?
王賁の副官である番陽《ばんよう》と部下である関常《かんじょう》が、その話題を話しているときに、ちょうど信が来て聞かれてしまったのです。
関常は信を殺そうとしますが、番陽はとめます。
関常は信に口止めしますが、番陽は信に真相を知らせてしまいます。
王賁の母・朱景の秘密とは?
番陽の話によると、王賁の母は朱景《しゅけい》という大貴族であるとのこと。
朱景の関家と王翦の王家の結婚式は、数千人もの参列者があって、婚礼は三日三晩続いたという盛大なものでした。
朱景はすぐに子供を授かりました。
めでたい話ですが、朱景にはもともと恋人がいて、お腹の中の子供は王翦の子ではなく、元彼の子なのではないかという噂が立ち上がってしまったようです。
DNA鑑定はもちろん、血液型で判断することもできない古代では、うたがおうと思えば何でも疑えるし、真実の証明のしようがないのもやっかいです。
せめて朱景が噂を否定すれば良いのですが、朱景は堅く口を閉ざして、何も言わないまま王賁の出産に臨み、産後すぐ死んでしまいます。
しかし、王翦にとって、王賁は他人の子かもしれないうえ、せっかく結婚できた朱景の命を奪った子供なのです。
秦軍右翼 亜光軍の残りの兵糧は?
飛信隊の軍師である河了貂《かりょうてん》と羌瘣《きょうかい》が朱海平原11日目のシミュレーションをしています。
あまりに真剣にやっていると、寝落ちしてしまい、玉鳳隊の幹部に起こされます。
楊端和《ようたんわ》と壁将軍が犬戎王ロゾと戦った橑陽の戦いも、兵糧不足に悩まされました。
河了貂の計算によると、兵糧はあと1日分しかなく、切り詰めても2日しかもたないとのこと。
朱海平原 11日目の戦い始まる 趙軍の戦い方とは?
絶望的な戦況の中、朱海平原の戦い・11日目が始まってしまいます。
河了貂はもどかしさの中、何も打てる手がなく、切歯扼腕するばかり。
信はそんな河了貂に王賁の奮闘ぶりを見せます。
河了貂は王賁の行動をムダであると切り捨てますが、信は
あいつは今 やれることを やってんだ
……坊ちゃんのくせに あがいてやがる…
と擁護します。
しかし、番陽に出生に関する秘密を聞かされて、王賁も苦悩していることを知り、見方を変えたようです。
信も王賁にならって、自分たちも「今やれることをやるぞ」と冷静に言います。
社会に出て働くにしても、国家の運営にしても、考えても考えても光がなくて絶望的な状況の再認識にしかならないということがよくあります。
『キングダム』577話「赤の他人」 まとめ 感想
『キングダム』577話「赤の他人」を簡単にまとめると
- 王賁の母・朱景の秘密が明らかとなる
- 秦軍右翼・亜光軍の兵糧があと1日で尽きる
- 朱海平原の戦い 11日目がはじまる
となります。
信は王賁に同情したという単純な動機ではなく、王賁も心に葛藤を抱えながら、もがいているということが分かったので、親近感を感じたのでしょう。
王翦の王賁に対する冷たさもこのことに起因するのかもしれませんが、王翦はそんなに単純な男ではないと思います。
今回、亜光の代わりに司令となる将を指名しなかったのも、何か考えのことがあってでしょう。
『キングダム』578話 展開予想
578話「明日までに」のネタバレ考察はこちらを見てください。 2018年11月1日(木)発売の『週刊ヤングジャンプ 48号』(電子版)を買って、原泰久『キングダム』578話「明日まで ... 続きを見る
キングダム 578考察 感想 信と王賁が初めて二人きりで話し合い、覚醒?「明日までに」
王翦が亜光の代わりとなる将軍を決めず、一体感にかける秦軍右翼はかなり厳しそうです。
その上、兵糧不足が重なり、兵士たちの士気もダダ下がりです。
近代の戦争でもそうですが、攻め入って始めは快進撃を続けていても、兵站が途切れ、補給が滞ると負けてしまいます。
秦軍の状況はかなり厳しく、王翦もそのことは分かっているのに何も手を打っていないのは不可解です。
桓騎軍も余裕綽々のようなので、何か驚くべき奇策を準備しているのかもしれませんが。
そろそろ王翦と李牧の戦いというか、知略のぶつかり合いの一端が見えてきそうです。