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『キングダム』最新話 『キングダム』605話「王翦の読み」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。
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キングダム 605話 考察 感想 王翦自ら驚きの作戦で李牧の陣形を崩しに行くが? レビュー
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キングダム 53巻 考察 感想 楊端和に男を見せた壁将軍、信と王賁が覚醒!?
『キングダム』54巻の考察と感想(ネタバレ有レビュー)まとめはこちらを見てください。
キングダム 54巻 考察【最新巻】感想 王賁と信が覚醒するが、尭雲の計略で王賁が討たれる!?レビュー
2018年12月6日(木)発売の『週刊ヤングジャンプ 1号』(電子版)を買って、原泰久『キングダム』582話「最後の夜」を読みました。
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キングダム 581考察 感想 飛信隊 新兵たちの成長と「見える景色」の変化。王翦が動く! 解説
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キングダム 53巻 考察 感想 楊端和に男を見せた壁将軍、信と王賁が覚醒!?
581話では亜光《あこう》将軍を失い、大ピンチとなっている秦軍・右翼の飛信隊と玉鳳隊《ぎょくほうたい》が、大将の演説で奮起し、趙軍の尭雲《ぎょううん》馬南慈《ばなんじ》趙峩龍《ちょうがりゅう》を大きく押し返しました。
王翦、秦軍・右翼の動きを見てようやく動く?!
中央軍の王翦本陣に、信と王賁の奮闘が伝えられます。
王翦はまちかねたように田里弥《でんりみ》に「全軍出陣」を号令します。
そもそも戦乱がつづく古代の将軍は日本も中国も、優秀ならば血がどうだろうと徴用してきました。
王翦の中央軍は朱海平原で12日間、全く動きませんでしたが、ここでその三万人の兵が一気に李牧に迫ることとなります。
ここまで動きがなかった将軍は他に桓騎将軍がいますが、その動向はまだ謎のままです。
王翦がここまでわざと動かなかったのは、兵糧を節約していたからかもしれません。
戦闘をするのとしないのとでは、消費カロリーが全く違います。
蒙恬将軍の王賁・信に対する反応とは?
秦軍の右翼が盛り返し、中央軍が動く中、ひさびさに秦軍・左翼の蒙恬《もうてん》の動向が分かります。
蒙恬は信や王賁と同年代ですが、実力的には一人抜きん出ていて、左翼をまかされています。
ただ、天才・蒙恬将軍とはいえ、敵地での戦闘はかなり厳しいらしく、土埃とかでかなり薄汚れてしまっています。
信は「幽助」、王賁は「飛影」タイプですね。
『キングダム』は青年漫画ですが、少年漫画のキャラの王道が揃っています。
蒙恬は同世代の信と王賁の奮闘を聴いて、不敵な笑みを浮かべ、左翼を守り続けます。
朱海平原 12日目の戦い 王翦本陣と李牧本陣がついに対峙
12日目は勢いに乗った信と王賁が趙軍の左翼を押し続け、趙は後退しました。
そのスキに王翦の中央軍は前進をはじめ、李牧の本陣にせまります。
飛信隊と玉鳳隊の勝利の宴からみるリーダー像とは?
朱海平原の戦い 12日目を大勝利で終えた秦軍は、テンションマックスで祝杯を挙げます。
一人、軍師である河了貂《かりょうてん》だけは兵糧がもう尽きることと、後の疲労について心配します。
この宴での配給が最後になることは、信も分かっています。
そして、信は配給の方法を、兵士に配給所に並ばせるのではなく、将校が各隊の兵士に直接配るようにしました。
部下たちも上官以上に軍の状況が分かっているはずなので、下手に隠微すると疑心暗鬼しかよびません。
将校がねぎらいの言葉をかけながら最後の配給を配ることで、将校と部下の連帯感がさらに強まります。
歴史上で名将と言われている人物は、ハンニバルや呉起のように、兵士たちと寝食を共にし、分け隔て無く対応していました。
信は自ら兵糧を配り、兵士の心をつかんだ後、朱海平原の13目以降が天王山であることをしっかりと部下に伝えます。
部下たちはいつも以上のテンションで信の言葉に応じます。
王賁の玉鳳隊のほうでも同じような盛り上がりの歓声が聞こえるので、王賁も信と同じように決起の誓いをしたのでしょう。
王賁の場合、生え抜きの古参兵が多く、もともとシャイな王賁の考えをきちんと汲んでいてくれたということもありますが、一皮むけた若い将軍の変化にむせびなく老兵の姿が想像できそうです。
信は「李牧の首を取る」と宣言しますが、趙軍の布陣をそうかんたんに崩すことはできないでしょう。
趙軍・李牧の揺るがない「絶対的有利」自信の根拠とは?
趙の中央軍 本営 本陣では李牧が虎視眈々と指令をあたえています。
李牧は秦軍の兵糧がもうすぐ尽きることが分かっていて、敵地では補給ができないことも織り込み済みです。
対して、趙軍はホームということもあり、兵糧は秦軍より潤沢で、王翦たちの兵糧が尽きるまで防御に徹して耐えていれば勝てるのです。
『キングダム』583話 展開予想 李牧の絶対的有利を崩す秘策はあるのか?
583話「十三日目」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。 2018年12月13日(木)発売の『週刊ヤングジャンプ 2号』(電子版)を買って、原泰久『キングダム』583話「十三日目 ... 続きを見る
キングダム 583-584考察 感想 カイネが李牧の助言を伝え、王賁がピンチに「十三日目」
李牧の「絶対的有利」な布陣を王翦・飛信隊・玉鳳隊・蒙恬は崩すことができるのでしょうか。
人間は食糧がなくても一週間くらいは大丈夫ですが、水が尽きると1日も持ちません。
朱海平原では水を補給するのも一苦労でしょう。
ここで気になるのが秦軍の桓騎将軍の動きです。
城を囲んだまま動かない桓騎軍ですが、部下に作戦を伝えないまま時だけが過ぎている状況です。
李牧も王翦が趙軍の「絶対的有利」を崩すために作戦をしかけてくることを十分警戒しているでしょう。
ここから先はついに趙軍と秦軍が正面からぶつかりあうことになり、個々の戦術よりも大局的な戦略がモノを言う展開となりそうです。
王翦 VS 李牧、物語の中の一つのクライマックスとなりそうで楽しみです。
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キングダム 53巻 考察 感想 楊端和に男を見せた壁将軍、信と王賁が覚醒!?
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