こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。
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キングダム 605話 考察 感想 王翦自ら驚きの作戦で李牧の陣形を崩しに行くが? レビュー
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キングダム 53巻 考察 感想 楊端和に男を見せた壁将軍、信と王賁が覚醒!?
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キングダム 54巻 考察【最新巻】感想 王賁と信が覚醒するが、尭雲の計略で王賁が討たれる!?レビュー
2019年4月4日(木)発売の『週刊ヤングジャンプ 18号』(電子版)を買って、原泰久『キングダム』595話「最高の隊」を読みました。
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キングダム 594-595 考察 感想 羌瘣が信を助けに飛び込むが趙峩龍の精鋭を倒せるか? レビュー【最新話】
秦国と趙国の運命をかけた戦い・朱海平原《しゅかいへいげん》の戦い14日目の死闘が続いています。
趙峩龍《ちょうがりゅう》率いる精鋭・土雀《どじゃく》に囲まれてしまった飛信隊。
徐肖《じょしょう》が宙を舞う羌瘣を捕らえ、槍で刺す寸前、
羌瘣は槍の柄を剣でつたって、そのまま腕と顔面を真っ二つに叩き斬ってしまいました。
まさに鬼神のごとき活躍です。
趙峩龍の主力である土雀の精鋭・徐一家が倒されたことで、土雀はほぼ総崩れになります。
主力が壊滅してしまった趙峩龍軍はどうする?
主力である土雀が総崩れとなるのを見ていた、趙峩龍はどう反応したのでしょうか。
しかし、趙峩龍は部下の進言を受け入れ、撤退します。
趙峩龍という旗印がいる限り、主力が失われたとしても趙峩龍隊がなくなることはありません。
- 尭雲軍
- 馬南慈軍
に合流すれば、趙軍左翼を立て直し、秦軍右翼を圧倒することも可能でしょう。
もし、趙峩龍がここで飛信隊をさらに攻撃しようとしても、勢いに乗る飛信隊を止められる保証はありませんし、より多くの犠牲を出してしまうことも考えられます。
趙峩龍は撤退しつつも、主である藺相如の預言とは違う展開に戸惑っているようです。
藺相如は「朱海平原」で趙が秦の進撃を止めることを預言しているとばかり思っていましたが、趙峩龍は「違う意図」を感じているのです。
飛信隊、趙峩龍主力・土雀を撃破 羌瘣の生死は?
飛信隊は趙峩龍の主力・土雀を圧倒していき、ついには完全に撃破しました。
兵数からみても、圧倒的不利な状況からの逆転勝利。
「窮鼠猫を噛む」という諺《ことわざ》もありますし、故事にも「背水の陣」という話があります。
人は窮地に陥れば、普段以上の力を発揮できてしまうもの。
趙峩龍は余裕で飛信隊を潰せると高をくくっていたため、飛信隊に逃げ道を与えず包囲してしまいましたが、そのことが裏目に出てしまいました。
最近は恨みをもった社員がシステムにバックドアを仕込んで、会社を辞めた後にデータをめちゃくちゃにするとか、漏らすとか、そういう事案が増えています。
私もそういう企業のために、自分のパスワード情報とかが漏れた被害に遭いました。
こうなると、そのバックドアを仕掛けた社員が邪悪だったと分かってはいても、そのきぎょうへの信頼度はだだ下がりです。
戦争でも、ビジネスでも、相手を追い詰めすぎると碌な事はないのです。
獅子奮迅の活躍で土雀隊をまさに無双していった羌瘣は舞の呼吸を使いすぎて、気を失っています。
ここ一番の時は、羌瘣のように自分の体力以上の力を出す賭けに出なければならないときがあります。
こうして圧倒的努力を行わなければ、結果は出ない時があるということを骨身にしみて感じます。
飛信隊が趙峩龍の主力を葬ったものの、趙峩龍自身は部下の進言通り、退避しました。
しかし、趙・三大天の片腕だった趙峩龍が戻ってくるのは必至。
那貴一家が、森の中に隠れて復讐の機会を待つ趙峩龍を捜索しに行きます。
松左副歩兵長 散る
満身創痍の上、趙峩龍を捜索しなければならない信のもとに、崇原《すうげん》歩兵団から急報が入ります。
信に少しだけ後ろの歩兵団に来て欲しいという要望なのです。
松左副歩兵長が危ない、という言葉を聞いた信は、傷も趙峩龍もとりあえず放っておいて、駆けつけようとします。
そのころ、松左はもう意識はほぼなくなりつつあり、目からは光が失われつつあります。
穏やかな顔で、松左は新兵の干斗《かんと》に自らの「槍」を託します。
王騎将軍も、死の間際に信に矛を与えていました。
干斗は自分なんかがもらえないといいますが、松左の心意気を受け取り、安心させるために受け取ることにします。
少佐は
と絞るように言った後、「信を頼んだぞ 本当に楽しかった…」と言い残し、事切れようとします。
信は間に合わないかと思われたとき、勢いよく倒れ込むように現れます。
自分も満身創痍なのに、信は松左に駆け寄り、抱きとめて、胸の中で松左は逝きました。
たたき上げの頃から信とともにしてきた行動、新兵を守った経緯を思い出しながら見ると、涙が止まりませんでした。
また、見開きの構図と松左の「思い残すことはない」という笑顔が感動を何倍にも引き上げます。
合理的に考えれば、信は趙峩龍を探すため、体力を温存するためにも前線から離れるという行動を取るべきではなかったでしょう。
現代社会では、何でも合理的判断が優先されて、冷たい社会となりましたが、そんな上司にはだれもついて行きません。
特にAIが発達していくとビジネスでも何でも、最後は浪花節的な人情がよりいっそう重要となっていくでしょう。
そんな時代のケーススタディとして、『キングダム』の熱い展開は読めるし、人々がこういう上司や仲間を求めているからこそ、これだけのベストセラーとなっているのでしょう。
『キングダム』596話 趙峩龍本陣を発見できるのか?「展開予想
596話「趙峩龍本陣」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。 2019年4月11日(木)発売の『週刊ヤングジャンプ 19号』(電子版)を買って、原泰久『キングダム』596話「趙峩龍本 ... 続きを見る
キングダム 596-597 考察 感想 趙峩龍本陣発見!松左の死を乗り越え、撃破できるか レビュー【最新話】
飛信隊は、逆境のなかで趙峩龍の主力・土雀を完膚なきまでに打ち破りました。
趙峩龍は尭雲・馬南慈に合流するのでしょうか。
元・三大天のプライドがあるので、単独で飛信隊にもういちど挑んでくる可能性も高いです。
それに尭雲、馬南慈に合流したくても、尭雲には玉鳳隊の番陽が張り付いていますし、馬南慈も亜光軍の亜花錦が付いています。
それに那貴一家が趙峩龍を見つけてしまえば、飛信隊の方から追い討ちをかけることができます。
隊長含め満身創痍であるとは言え、今の勢いならば趙峩龍を圧倒できると思います。
秦軍右翼は優勢となっていますが、秦 中央軍 VS 趙 中央軍 の戦いも気になるところです。
趙の総大将である李牧《りぼく》も趙峩龍と同じく王翦《おうせん》率いる秦軍をちょっと舐めているので、手痛いしっぺ返しをくらいそうです。