こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。
『キングダム』最新話 『キングダム』605話「王翦の読み」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。
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キングダム 605話 考察 感想 王翦自ら驚きの作戦で李牧の陣形を崩しに行くが? レビュー
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キングダム 53巻 考察 感想 楊端和に男を見せた壁将軍、信と王賁が覚醒!?
『キングダム』54巻の考察と感想(ネタバレ有レビュー)まとめはこちらを見てください。
キングダム 54巻 考察【最新巻】感想 王賁と信が覚醒するが、尭雲の計略で王賁が討たれる!?レビュー
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キングダム 600-601 考察 感想 龐煖が暴威をふるう中、王賁復活!最終決戦へ レビュー【最新話】
秦王・政、秦の首都・咸陽で泰然と待つ
秦国と趙国の運命の闘いである、朱海平原《しゅかいへいげん》の戦い 15日目が始まろうとしています。
そんな中、秦国の首都・咸陽《かんよう》には各戦場の情報が集まっています。
しかし、橑陽から伝令が5日かかったところを見ると、趙から秦国へのルートは趙軍によってガッチリと塞がれているこいとがわかります。
朱海平原からは全く情報が届かない情報です。
朱海平原は敵地(アウェー)であり、李牧がいるため伝令はことごとくやられてしまうのでしょう。
始皇帝・嬴政は玉座で泰然と待ちます不可能と言われた鄴攻めの論功行賞を行うために。
橑陽で勝利した楊端和と壁将軍、キタリ
橑陽で犬戎軍と趙軍・舜水樹を破った壁将軍と楊端和・キタリたち。
勝利の余韻に浸って、酔いしれているのかと思いきや、もうそういう時期は終わり、信たちが戦っている朱海平原を心配しています。
壁将軍は嫌な夢で目が覚め、「秦軍が全滅」とか言ってますが、キタリにボコボコにされてしまいます。
メラ族は「言霊」的なものを信じていて、不吉なことは口に出すのも駄目なそうです。
中国学の泰斗、白川静先生も中国も「商(殷)」の時代には、言霊的なものを信じていたと行っていますが、戦国時代にはそういう不合理なことからはもう脱却していたのでしょうか。
ただ直感として、楊端和とキタリも15日目が決着だろうと意識しています。
鄴では自分の作戦が成功し、食料庫をすべて焼いた桓騎将軍が不敵な笑みを浮かべています。
朱海平原
秦軍左翼・傷心の蒙恬
14日目の深夜、なぜか秦の蒙恬将軍の本陣に趙の三大天・龐煖《ほうけん》が現れました。
そして、蒙恬が子供の頃から知っていて、育ての親である「じィ」こと胡漸(こぜん》副官が殺されてしまいます。
蒙恬は胡漸の死にかなりのショックを受けているうえ、本陣の多くの武将を失ったのでかなり落ち込んでいます。
部下も憔悴した蒙恬将軍を気遣いますが、蒙恬はすでに気持ちの切り替えは終えているようでした。
蒙恬は部下の陸仙《りくせん》に副官や龐煖のことはもう言わず、15日目の戦いに勝利することだけを考えようといさめます。
蒙恬は副官「胡漸」たちの弔い合戦として復讐心をあおり、部下を動かすこともできましたが、その道を選ばず、あくまで王翦《おうせん》将軍の中央軍を補佐しようとしています。
ただ、文人的で感情的なところも多分にある蒙恬は、勝ってからまた副官のために泣くのだといいます。
趙軍右翼の紀彗は、蒙恬が猛攻を仕掛けてくることを読んでいます。
今まで蒙恬は本気を出さずに戦場をかき乱していただけですが、ついに蒙恬の本気の攻撃が始まります。
秦軍右翼・飛信隊
秦軍右翼は14日目に趙峩龍将軍を討ち、士気が最大の状態で15日目を向かえます。
松左に助けられた新兵の干斗《かんと》たちも武者震いをしています。
玉鳳隊《ぎょくほうたい》の王賁《おうほん》隊長も復活して、士気はさらにうなぎ登りです。
ただ、玉鳳隊にとって「王賁」は「錦の御旗」のような存在で、いるだけで兵達の気力も上昇することは間違いありません。
羌瘣《きょうかい》は趙の三大天・龐煖が信を狙っていることを心配して、信を守ると言いますが、信にいさめられます。
信は
皆で勝つんだ
ちゃんと生き残ってな
と、これ以上誰も犠牲にしないし、失わない決意を伝えます。
『キングダム』602話 龐煖は飛信隊の前に現れるのか 展開予想
602話「李牧の陣形」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。 2019年6月6日(木)発売の、『週刊ヤングジャンプ 27号』(電子版)を買って、原泰久『キングダム』602話「李牧の陣 ... 続きを見る
キングダム 602-603 考察 感想 王翦と李牧がガチ対決!信は龐煖に撃破されてしまうのか? レビュー【最新話】
始皇11年 秦趙連合軍戦の天王山の最終日がついにはじまります。
朱海平原の戦いは15日目が最終日と予告されていて、この日、決着が付きます。
- 秦軍・右翼が趙峩龍を討ち、尭雲に大けがを負わせる
- 秦軍・左翼は今まで本気を出していなかった天才・蒙恬が本気で攻める
- 王翦の詭計で鄴の食料庫をすべて焼く
という客観的な事情を見れば、秦軍が絶対有利に見えます。
しかし、突如現れた不安要素・趙の三大天・龐煖《ほうけん》が飛信隊の信を狙っています。
信は以前、龐煖と戦ったときよりも成長していますが、連日の激戦で疲労と負傷がたまっていて、龐煖とガチで戦うのは危険すぎます。
李牧の余裕の表情がぜんぜん崩れていないのも気がかりなところです。
鄴周辺は趙の心臓部であり、李牧に地の利があるホームグラウンドです。
李牧はさらに奇想天外な策を複数用意している可能性があり、それゆえの余裕なのでしょう。