ワンピース

ワンピース 935-936 考察 感想 ルフィが兎丼を脱獄?ビッグ・マムとクイーンの戦いが始まる?レビュー

こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。

『ワンピース』【最新話】992話「残党」では赤鞘九人男の波状攻撃&必殺技がカイドウにトドメを刺すか?!

992話「残党」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

2019年3月11日(月曜日)発売『週刊少年ジャンプ 15号」掲載の『ワンピース』935話「クイーン」を読みました。

本記事では935話と936話以降の考察を行っています。

以下ネタバレありの考察と感想(レビュー)なので、未読の方はご注意ください。

934話「花のヒョウ五郎」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

兎丼で雷ぞうが海楼石の手錠の鍵が盗む?

ワノ国の兎丼《うどん》囚人採掘場ではルフィが収監され、強制労働させられています。

ルフィの実力からすれば看守たちは弱く、すぐ倒せるはずなのですが、海楼石《かいろうせき》の手錠をかけられて能力を発揮できないため、閉じ込められています。

その兎丼の幹部塔では海楼石の手錠の「鍵《かぎ》」が盗まれたと騒ぎになっています。

副看守長(真打ち)のソリティアが、この不祥事にかなり怒っています。

猿のスマイル・ソリティアの実力は?

ソリティアは腕が6本あるので、足と合わせて8本ということで蜘蛛《くも》のスマイル(SMILE)かと思いましたが、猿のスマイルでした。
腕が多く、刀を4本も装備していることから、なかなかの強者に見えます。

しかし、女性ゆえパワー不足な感もあります。

人造悪魔の実の能力者「スマイル」は見た目のインパクトの割にあまり強くないので、ソリティアも「麦わらの一味」にとってはあまり脅威になりそうにありません。

名前の「ソリティア(solitaire)」はウィンドウズにも付いているトランプを使ったカードゲームの名前ですが、何か関係があるのでしょうか。

海楼石の鍵を守っていたのは、蟹《カニ》のスマイル。

横にしか動けないというカニの特徴を受け継いでいて、鍵を守るのには完全に向いていないです。

鍵を盗んだ雷ぞうはルフィを救出に行くが?!

顔のデカイ男が鍵を盗んだということから、忍者の雷ぞうが潜入して鍵をかすめとったということがわかります。

姿を見られてしまってはいるようですが、さすがはワノ国の忍者。スマイルを抜け目なく騙しています。

海楼石の手錠を開けることができるようになった雷ぞうは、すぐさまルフィがいる採掘場に行き、ルフィの手錠を解きに向かいます。

そうなれば、ルフィの実力からして看守や副看守を倒すことは朝飯前です。

しかし、騒ぎを起こさないためにも密かに雷ぞうと脱出しようとするかもしれません。

ここで「霧の雷ぞう」の紹介に「赤ざや9人男(忍者)」と銘打たれています。

やはり、20年前の過去からきた錦えもん達が「赤ざや9人男」ということで良さそうですね。

兎丼でのルフィ

兎丼の囚人採掘場では、ルフィが副看守長である

サソリのスマイル(真打ち)ダイフゴー

をボコボコにしてしまいます。

海楼石の手錠を付けられて、フルパワーが出せないルフィにあっさりやられてしまうとは、百獣海賊団の「真打ち」レベルはそんなにたいしたことないですね。

「真打ち」というと伝統芸能の一人前を示し、かなり強そうな感じですが、「大看板」のキング・クイーン等に比べると、そうとう劣るようです。

ダイフゴー、というのはトランプのゲーム「大富豪」からとられたものでしょうね。先ほどの「ソリティア」といい、兎丼の看守はトランプゲームに関連した名前です。

ワノ国の兎丼・囚人採石場には、看守に逆らうと、その段階に応じて

  1. 両腕切断
  2. 両脚切断
  3. 死刑

という厳しい処罰が下されます。

しかし、看守に暴力を振るうと一度で「死刑」という規定があり、ルフィは

死刑が確定

してしまいました。

「ヒョウじい」こと「花のヒョウ五郎」はそんなルフィの行動に感服し、もはや以前の卑屈さはありません。

看守長・象のスマイル VS ルフィの戦いはどうなる?

サソリのスマイルがやられてしまったことで、ついに兎丼・囚人採掘場の看守長が現れます。

看守長は

象のスマイル(真打ち)ババヌキ

でした。

看守長「ババヌキ」もやはりトランプゲームに関連した名前でしたね。なぜ「ソリティア」「ババ抜き」「大富豪」という選択なのかはよく分かりませんが。

ババヌキは「象の鼻息(エレファント・ハックション)」でルフィをぶっとばします。

以前登場した「ライオンのスマイル」ホールデムはルフィに瞬殺されてしまいましたが、象は草食なもののパワーで言えばライオンを上回ります。

ホールデムをほぼ瞬殺できたルフィでも、海楼石の手錠をはめられて、息が上がって全力を出せないため、ゾウには敵わないようです。

雷ぞうが海楼石の手錠のカギを解いてくれれば、互角以上の戦いができそうですが、雷ぞうもこの混乱した状況の中ではうかつに出てこられません。

クイーン 兎丼に到着 賞金額と強さは?

ルフィが騒動を起こす中、

百獣海賊団「大看板」疫災のクイーン

が到着します。

賞金総額は13億2千万ベリーと10億の大台を軽く超えています。しかし、ルフィの15億ベリーには及びません。

ルフィの15億ベリーというのは、世界新聞社のモルガンズによって過大評価されている部分もあるので、実力的には「旱害のジャック」より強いとされるクイーンのほうが上かもしれません。

そのクイーンは、ワノ国一の花魁「小紫《こむらさき》」にご執心な様子で、小紫のブロマイド(?)に夢中です。

ワノ国は鎖国しているので、写真技術とかはまだ入っていなくて、浮世絵とかの版画なのかとおもいましたが、科学技術はけっこう受け入れているようです。

その小紫は禿のおトコちゃんをかばったため、将軍・黒炭オロチの不興を買って、居眠り狂死郎に斬り殺されてしまいました。

どうやら周りの側近は事件のことをまだ伝えていないため、クイーンは小紫斬殺事件のことをまだ知らないようです。

側近たちはクイーンが小紫の訃報を聞くと激昂して殺されてしまうと思っているようです。普段、クイーンがどのような残虐で苛酷な仕打ちを部下にしているのかが分かります。

ナミ・ロビンが「花の都」の湯屋で混浴に入る!?

ロビンとナミは妖艶なくノ一「しのぶ」とともに「花の都」の公共浴場(湯屋《ゆや》)に入っています。

ナミ、ロビン、しのぶはオロチ城で騒動を起こし、指名手配されて追われる身だというのに、大胆なものです。

しかもこの湯屋、なんと「混浴」です。

江戸時代から明治初期まで、日本の銭湯も混浴だったらしいですが、「ワノ国」もそうみたいですね。

現代日本でも、外国人観光客は混浴どころか普通の温泉でも人前で裸になるのを嫌うものですが、ワノ国では外国人であるナミ、ロビンは全然平気なようです。

さすがナミ・ロビン。海賊たちと命を張った修羅場を幾度となく繰り広げてきているので、混浴なんか何ともないのでしょう。かっこいいです。

花のヒョウ五郎「親分」の実力と名声とは?

しのぶによると、かつて「花のヒョウ五郎親分」がいて

  1. 20年前のワノ国の「裏の顔役」だった
  2. 花の都の裏社会を取り仕切った「大親分」
  3. 5つの郷の親分にも顔が利く
  4. 民衆にも優しい
  5. 力と人望を兼ね備えた本物の「侠客」
  6. 光月おでんも若い頃から「花のヒョウ五郎親分」を慕っていた

というとんでもない人物だったとのこと。

しのぶは今はどこにいるか、何をしているか分からないと言っていますが、前回934話で「花のヒョウ五郎」は「ヒョウじい」として、兎丼の採掘場に収監されていることが明らかになっています。

ヒョウ五郎はそんな大人物だったわけですが、囚人として長年地下で虐待的な待遇を受けていて、心が折れて、かつての名声は見る影もなくなってました。

しかも、ルフィの侠気《おとこぎ》に触れて、かつての心意気をとりもどしています。兎丼脱出後は必ずやルフィたちの力となってくれることでしょう。

兎丼は食糧事情が悪いため、今は小さくなってしまっていますが、十分な食糧と休養を得れば花のヒョウ五郎自身も戦力となってくれるかもしれません。

しのぶの回想を見ると、かつての花のヒョウ五郎親分はまるで「不動明王」のような姿と体格で、めちゃめちゃ強そうです。

錦えもんの鬼ヶ島「火祭り襲撃計画」に必要な人員集めは、どうも難航していて、うまく人が集まっていないようです。

ワノ国の人たちも、まさか20年前から錦えもんやモモの助がタイムスリップしたとは信じられないでしょうから、錦えもんの暗号文も「怪文書」と受け取られてしまうのも当然と言えます。

ここで光月おでんが尊敬していたという「花のヒョウ五郎親分」が一声号令をかければ、一瞬で多くの人が集まると予想されています。

将軍・黒炭オロチと百獣のカイドウの圧政には、そうとう多くの人が苦しめられていて、不平不満がたまっているので、その反動はまさに「革命」と言えるものとなるでしょう。

河松も兎丼の採掘場に収監されていて、雷ぞうの味方に?!

その花のヒョウ五郎が収監されている兎丼では、ルフィがヒョウ五郎と逃亡を企てましたが、クイーンとババヌキにすぐ連れ戻されて、詰められています。

カイドウはルフィに「仲間になり、百獣海賊団に入るなら許す」と言われていますが、まったく聞く耳を持ちません。

花のヒョウ五郎もこうして勧誘をされても断り続けたため、今の悲惨な境遇になってしまったのでしょう。

海楼石の手錠のカギを手に入れたものの、こんな状況ではさすがに助けにいけない雷ぞう。

そんな雷ぞうに厳重に施錠された独房の中なら語りかけて来たのが「河松《かわまつ》」でした。

河松といえば

  • 傳ジロー
  • アシュラ童子(酒天丸)

と並び称される大物です。

錦えもんがぜひ仲間にしたいと言っていた一人が、兎丼にいたのです。

アシュラ童子は盗賊・酒天丸として活動していて、錦えもんの計画には加担しない模様です。

しかし、河松は雷ぞうのこともしっかり覚えていて、光月おでんの遺児「モモの助」のことを気にかけているので、錦えもんに協力してくれそうです。

河松は今までの描写から、どうやら魚人っぽくて、遠距離から魚の骨を飛ばす等の攻撃もできるようです。

河松の力を借りれば、ルフィと花のヒョウ五郎の窮地を救うことができるかもしれません。

『ワンピース』936話 アシュラ童子・河松に続き、傳ジロー登場か?

936話の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

ルフィが助けた「ヒョウじい」が「花のヒョウ五郎」という裏社会での大親分ということが分かりました。

酒天丸は錦えもんの計画には加担しない、第三者的な態度を取っていますが、光月おでんが尊敬していた「花のヒョウ五郎」が号令をかければ、協力してくれるかもしれません。

酒天丸は光月おでんとの個人的なつながりを重視していて、光月家の計画には冷淡でしたが、「ヒョウ五郎の頼みなら」となるかも。

河松が935話の最後に出て来ましたが、錦えもんがぜひ仲間にしたいといっていた「傳ジロー」もそろそろ登場するかもしれません。

河松のように、すでに登場しているかもしれません。花の都を騒がす「人斬り鎌ぞう」もしくは「ネズミ小僧」的な義賊がじつは「傳ジロー」だったとか。

カイドウと将軍・黒炭オロチに支配された敵地「ワノ国」で圧倒的劣勢に立たされてきたルフィたち「麦わらの一味」・錦えもんたち「光月家の人々」でしたが、ここにきて一筋の光が見えてきた感じです。

ルフィが義侠心で助けた「ヒョウじい」が実は裏社会の大人物で、今後の戦局を変えるほどの大人物でした。

やはり「情けは人のためならず」というのは本当だったのです。

ビッグ・マムとクイーンが直接対決か?

ついに主人公・ルフィも動き出し、「麦わらの一味」が再結集しそうで盛り上がってきました。

大侠客で人徳のある「花のヒョウ五郎」を味方に付けることができれば、錦えもんが仲間に従っている

  • アシュラ童子(酒天丸)
  • 傳ジロー
  • 河松

も「火祭り」襲撃計画に加担してくれる可能性もあります。

ビッグ・マムは兎丼で「食い患い」発症するか?

ビッグ・マムは、キングに撃墜されて海に沈んだ後、記憶喪失となっています。

しかも子ども返りしてしまっていて、今のところチョッパーやお菊、モモの助のいうことを素直に聞いています。

ビッグ・マムは今、大混乱に陥っている兎丼に向かってるところです。

このまま行けば、兎丼にある「きびだんご」を得るためにビッグ・マムは大暴れし、クイーンと激突しそうです。

さすがのクイーンも「四皇」ビッグ・マムには苦戦することでしょう。

クイーンがいくら抵抗してもビッグ・マムの「食い患い」が発症すれば、なすすべがなさそうです。

ビッグ・マムが暴れている間にチョッパー達はルフィと合流し、一緒に逃げて、鬼ヶ島を目指すのかもしれません。

世界政府と革命軍の戦いの形勢は?

聖地マリージョアでは、世界会議(レヴェリー)が開催中です。

その真っ最中に世界政府の海軍と革命軍の戦闘がはじまりましたが、その後続報が入りません。

革命軍はサボを始め、各方面軍もかなりの実力を持っていますが、敵地のただ中なので、多勢に無勢で形勢は良くは無さそうです。

ラスボス的存在のイム様や五老星と会談したシャンクスの動向も気になるところです。

-ワンピース
-, , , , ,