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進撃の巨人

『進撃の巨人』第95話「嘘つき」ネタバレ考察 ライナーの嘘に気づく姪っ子ガビと巨人継承と血統

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現在発売中の最新巻『進撃の巨人(23) (週刊少年マガジンコミックス)』の続きとなります。以下ネタバレ有りの感想と考察なので、未読の方はご注意ください。

一気に老けたライナーと「鎧の巨人」継承を目指すガビ

物語はエレンとアルミンがライナーとベルトルトたちを撃退してから4年後の話です。

4年しか経ってないのに巨人化の影響なのか、ライナーが急に老け込んでいます。

「獣の巨人」のジークもエレンの兄なのに老けすぎている感じがしますし、寿命が限られるとともに老化も早くなる効果があるのでしょうか。

諫山創『進撃の巨人』24巻 第95話 老けたライナーと姪っ子のガビの画像

マーレ軍の戦士候補生からはブラウン副長とかブラウンさんと呼ばれているので、久々に読んだ人はライナーじゃなくて他のキャラかと思うでしょう。

ちなみにブラウンはライナーの姓で今は戦士隊の副隊長という階級です。

巨人を継承した者は、継承してから寿命が13年と限られてしまうため、ライナーが持つ次代の「鎧の巨人」も後継者が育成されています。

ライナーはあと2年でその寿命を終えてしまうことになります。

その継承者の最有力候補とされているのがライナーの姪っ子「ガビ」ちゃん。

進撃の巨人(23) (週刊少年マガジンコミックス)』では敵の難攻不落のスラバ要塞の装甲列車を単身撃破し、攻略の突破口を開いた勇敢な少女。男勝りでかなり直情径行なキャラに描かれていますが、エレンたちと過ごした島から戻った後のライナーの変化に目ざとく気づいています。

ライナーの母と姪っ子ガビの懸念

ガビはライナーが嘘をついていると言い、ライナーの母も「ライナーが島から一人だけ帰ってきて 別人みたいになった」と心配している模様。

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諫山創『進撃の巨人』24巻 第95話 ライナーの嘘に気づくガビ

ライナーは自身の心の変化を他人に悟られないよう表情にも細心の注意を払って、言葉を選びに選んで話していて、ほぼその目論見は成功しているものの、親しい親族の女性にはちょっとした仕草などでバレてしまうようです。

巨人の継承と「血の繋がり」の影響

ここでガビの口から巨人の継承に対する重要な証言が出てきます。

九つの何れかの巨人を継承した者は前任の人物の記憶をある程度継承することはわかっていました。

ガビは「血の繋がりは『九つの巨人』の記憶の継承に強く影響する」と言って、それは「巨人学会」でも発表されているとのこと。

「巨人学会」という学会があることにも驚きですが、王家やタイバー家という血統が重視されているのも、巨人の記憶の継承に関係しているということでしょう。

ライナーの「鎧の巨人」を継承すればライナーは私の中できっと生き続ける、人に言えない辛いことも二人で分かり合えると言います。

諫山創『進撃の巨人』24巻 第95話 ライナーは心の中で生き続けるというガビ

現時点ではガビが「鎧の巨人」を継承するかどうかはまだ分かりませんが、パラディ島でライナーが見た島の有様と、人格が半ば分裂してしまいそうになっていたライナーの精神を垣間見たとき、マーレ国の教育を受け、マーレの思想に完全に染まっていて、自分の民族であるエルディアに対しても偏った考えを持っているガビも相当苦悩するに違いありません。

老けたライナーが表紙の諫山創『進撃の巨人 23巻』

第95話に至るまでの第91話から第94話を収録した最新巻『進撃の巨人 23巻』です。かなり老けて貫禄のあるライナーが表紙です。

進撃の巨人(23) (週刊少年マガジンコミックス)

それぞれの話のサブタイトルは

第91話 「海の向こう」
第92話 「マーレの戦士」
第93話 「闇夜の列車」
第94話 「壁の中の少年」

となっています。

なんとこの巻はエレンやアルミン、ミカサ、リヴァイ兵長など、パラディ島側のことはほぼ描かれず、ライナーやアニ、ベルトルトが属しているマーレ国のことだけが語られます。

ネットではエレンたちが出ないことで叩かれていることもあるようですが、敵側の事情を描くことにより、ポリフォニー的な厚みが出て、さらにおもしろくなってきたと思います。

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