『進撃の巨人』がついに完結しました。最終34巻の考察と34巻を無料で読む方法はこちらを見てください。
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進撃の巨人 118話 考察 感想 ピーク VS ジークの師弟対決!ファルコ巨人化?
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進撃の巨人 27巻【最新刊】考察 感想 エレン脱走と総統を狙ったテロ ガビとサシャの家族
4月9日発売の『進撃の巨人』28巻の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。 2019年4月9日(火曜日)に『進撃の巨人』28巻が発売されます。もうAmazonでは限定版の予約が出来ます。 kind ... 続きを見る
進撃の巨人 28巻 考察 感想 リヴァイ死亡? ジークの過去とエレンとの共鳴
105話「兇弾」のネタバレありの考察はこちらをみてください。 第104話「勝者」のネタバレありの考察はこちらをみてください。 104話で戦鎚の巨人を捕食したエレン。 目的を果たして、 ...
『進撃の巨人』105話「兇弾」考察 感想 サシャの悲劇とジークの裏切りとは?
巻貝を手に持ち、独白する人物とは?
冒頭、巻貝を持った人物が
3年前のあの時… あの時なら まだ… 何かを変えられたかもしれない
とつぶやいています。
105話はマーレのレベリオ収容区から脱出するところまで描かれましたが、106話はマーレ潜入前の場面から始まります。
ハンジがマーレ調査兵を襲い、イェレナ登場
エレンが巨人化し、パラディ島に接岸したマーレの調査船を襲います。
ハンジは
パラディ島へようこそ!!長旅でお疲れでしょう!!
どうぞこちらでお茶でも楽しんでいって下さい!!
と狂気の表情で迎えます。
さらに以前、パラディ島を訪れたマーレ兵・ニコロを人質にとり、巨人化したエレンで脅します。
マーレは悪魔のエルディア人の話には聞く耳持たず、ニコロごとハンジを殺そうとしますが、105話で初登場したイェレナが反逆し、マーレ兵を撃ちました。
衝撃的な名前で話題となった、オニャンコポンも登場です。
イェレナは「会いたかったよエレン…」とつぶやきます。
お茶会で明らかになるマーレの大戦力
先ほどまでの、緊迫した雰囲気とはうってかわって、本当にお茶するハンジ達とイェレナ。
ハンジはマーレ兵の基本装備であるオートマチックの自動小銃を見せてもらったり、マーレ兵のことを教えてもらってます。
マーレの陸軍は、
- 一師団 2万人
- 総員50師団 100万人
という大軍勢です。
海軍も
- 21隻の戦艦
- 3つの艦隊
という戦力を持っています。
さらにマーレは航空戦力も開発中で空軍もいずれ作られるでしょう。
ハンジは空から来る航空戦力に驚いていますが、自由に街中を飛び回る「立体起動装置」のほうがいろいろすごいと思います。
マーレが攻めてこない理由とは?
ハンジはそんなすごいマーレが攻めてこないのはなぜ?という質問をします。
イェレナによると、それには二つの理由があるとのこと。
理由1 「無垢の巨人」が最新鋭の兵器でも手強い障害
マーレがエルディア人を壁の中に幽閉するための政策として、パラディ島に無垢の巨人が放たれました。
この巨人は、現在のマーレの戦力にとっても脅威であり、逆にマーレの進軍からエルディアを守る壁のような存在となってしまいました。
しかし、ハンジとリヴァイら調査兵団は島の巨人をすべて殺してしまったようです。
理由2 マーレが連合国複数の国と戦争状態に突入
巨人の力を独占し、覇権を維持していたマーレですが、4年前に「鎧の巨人」ライナー、「獣の巨人」ジークのパラディ島攻略戦が失敗し、「超大型巨人」ベルトルト、「女型の巨人」アニという主力兵器まで失いました。
そのため、マーレに敵対する国々が一斉にマーレに攻め込みました。
イェレナとオニャンコポンの正体とは?
イェレナとオニャンコポンは、もともとマーレ人ではなく、マーレに滅ぼされ国の国民で、マーレに恨みをもっています。
そして、マーレ軍に潜入する諜報員となっているのです。
マーレに故郷を奪われたイェレナたちは、兵士として徴用されましたが、マーレという大国に恨みをもちつつも従うしかありませんでした。
そこに現れたのが「獣の巨人」ジーク。
巨人化でき、思想とカリスマをもつジークはイェレナたちの希望の光となります。
イェレナはジーク・イェーガーの命令でマーレの上官を撃った反マーレ義勇兵だったのです。
義勇兵の目的はエルディア人の解放です。
ジークがエレン達パラディ島につきつけた要求とは?
イェレナたちは連行され、女王ヒストリアのもとに連れてこられます。
そこで「獣の巨人」ジーク・イェーガーの要求が明らかにされます。
要求は
- ジークに残された時間内にジークをパラディ島に受け入れる
- 「始祖の巨人」を有する腹違いの弟エレン・イェーガーと引き合わせること
でした。
イェレナは交換条件として
- パラディ島の安全を保障
- 武器を始めとする最新技術の提供
- 友好国との橋渡しマーレに対する情報工作等の支援
を挙げます。
友好国というのは、ヒィズル国のことでしょうか。
お偉いさんたちは当然反対します。
調査兵団を壊滅させ、町を襲った「獣の巨人」たちの言葉を信じることができないのは当然です。
イェレナはジークがエルディア人問題を一挙に解決する「秘策」をもっていることを明らかにします。
その秘策のためには「始祖の巨人」と「王家の血を引く巨人」が必要と言います。
「始祖の巨人」の力を持つエレンがジークの母ダイナ・フリッツの「王家の血を引く巨人」と接触した瞬間にだけ発動した能力です。
ジークはこの「座標」の力がパラディ島の王の「不戦の契り」を出し抜く術であり、エルディア人唯一の希望と信じています。
巨人を操る力を再び手にすれば、壁に潜む幾千万もの超大型巨人で世界を踏み潰す「地鳴らし」を発動することができます。
リヴァイが「どうして今までそんなことを黙っていやがった?」とぶち切れると、エレンはヒストリアの身を案じたからと答えます。
イェレナ達はパラディ島にはまだない「無線通信」技術を持っているため、ハンジは協力せざるを得ないと考えています。
アルミンの迷い、エレンとの確執とは?
「超大型巨人」となったアルミンは「あの頃は楽しかった」と、回想しています。
そして、
でも 海の向こうにいる人達は敵だけじゃなかった
と独白します。
オニャンコポンは「港」を作ろうとし、ニコロがマーレ料理を調査兵団にふるまいます。
初めて食べるマーレ料理にサシャは
と大感動。
港の建設にはマーレの工兵も協力し、順調に進みます。
しかしアルミンはは「このまま イェレナ達の作戦通りに進めていいのかな?」と疑問を持っています。
アルミンは話し合いで解決したいと思っていて、世界のエルディア人に対する誤解を解けばなんとかなると考えているようです。
そのためには「時間が必要」と言いますが、エレンは時間を稼ぐために敵をたたくことしか考えていません。
アルミンはサシャの亡骸を見ながら、
別の道が
あったんじゃないかって…
と感じていました。
サシャを含めたマーレ潜入作戦で死んだ8人の葬儀が終わり、アルミンのエレンに対する疑惑が噴出します。
アルミンは
ミカサよりも…
…でも
もう…わからない
と、エレンを理解できなくなったことを明らかにします。
マーレ潜入作戦もエレンの暴走に否応なく付き合わされただけで、アルミンはしぶしぶ参加したようです。
もし、アルミンがマーレの軍港を破壊しなければ、大艦隊がパラディ島を報復攻撃し、パラディ島は壊滅していたでしょう。
アニ再登場、アルミンがアニに話しかける理由はベルトルトの恋愛?
アルミンは状況に流されて、本意ではない大量虐殺を「やるしかなかった」のです。
アルミンは、「あの日の 君達のように」と言い、ずっと話しかけている相手がアニということが分かります。
ただ、結晶化した物質の中にいるアニは何も答えず、意識があるようにも見えません。
なぜ、アルミンがアニにこんな話をしているのかというと、アルミンがベルトルトの記憶を継承したからでしょう。
舞台はマーレ潜入後にもどり、リヴァイとジーク、ファルコとガビ、ミカサが登場します。
ミカサは
勝てば…生きる
とつぶやき、
エレンは
戦え戦え
と自分を鼓舞します。
『進撃の巨人』106話「義勇兵」まとめ
106話を簡単にまとめると
- マーレ潜入作戦より前のマーレ調査船捕獲作戦の様子が描かれる
- マーレ調査船にジークの信奉者イェレナとオニャンコポンが乗りこんでいた
- イェレナがマーレ軍の情報とジークの希望を伝える
- イェレナ、オニャンコポンは「反マーレ義勇兵」だった
- ジークはエレンの「始祖の巨人」の力を使い、エルディア人解放を目指している
- アルミンはエレンのやり方に疑問を持ちはじめ、アニに話しかけている
となります。
107話「来客」のネタバレ考察はこちらを見てください。 [amazonjs asin="B07F82TX8P" locale="JP" title="別冊少年マガジン 2018 ...
進撃の巨人 107話「来客」考察 感想 ミカサの先祖はヒィズル国の重要人物?ヒストリアが結婚?
『進撃の巨人』107話 展開予想
106話ではアルミンがエレンのやり方に賛成できず、別の道を探していることが明らかになりました。
エレンが単独でマーレに潜入し、世界の要人を惨殺する独断専行の作戦はリヴァイ兵長も快く思っていませんし、サシャが殺されてしまったことでコニーやジャンたち、調査兵団の仲間たちもエレンに不信感を持っています。
107話ではこのパラディ島内での感情の亀裂から、エレン派とアルミン派に分かれてしまうのではないかと思います。
アルミンが持ち前の鋭い頭脳で、エレンとジークのやり方を上回る戦略を生み出せば、ジークの「地鳴らし」発動で世界を破壊するという作戦は中止されるかも知れません。
イェレナの話によると、マーレは100万の陸軍力と戦艦を数十隻も建造する生産力を持っているので、マーレの軍事力が回復し、パラディ島へ攻めてくる可能性も高いです。
いくらエレンたちでも数十万のマーレ兵と対巨人砲、新開発の航空機などで攻められれば勝てないでしょう。
現在幽閉されているガビとファルコの動きも気になります。
エレンのマーレ潜入作戦は「戦鎚の巨人」を取り込み、マーレ軍に大打撃を与えた点では成功と言えます。
しかし、「顎の巨人」ガリアード、「車力の巨人」ピーク、「鎧の巨人」ライナーを倒すことはできませんでした。
軍港を破壊したとは言え、陸軍やマーレの軍事工場は無傷です。
パラディ島が緒戦は破竹は勢いだったものの、生産力と国力の差でアメリカにすりつぶされて負けた日本のようにならなければ良いのですが。
『進撃の巨人』103話~106話を収録した26巻のネタバレ考察をまとめました。こちらを見て下さい。
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