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ハンターハンター

モモゼ襲われ、キレるハンゾー。テータの生死は?『ハンターハンター』368話「凶行」

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『ハンターハンター』367話「同期」の続きです。367話のネタバレありの感想と考察はこちら

ゴキブリと感覚器官と同期したオイト王妃『ハンターハンター 367話』
オイトの「ゴキブリ・アイ」クラピカとバビマイナの心理戦『ハンターハンター』367話「同期」

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2017年8月21日発売の『週刊少年ジャンプ 第38号』掲載のHUNTER X HUNTER 第368話「凶行」ではモモゼ王子が何者かに襲われ、ハンゾーがブチ切れ、ビスケがなぐさめます。そしてクラピカは倒れ、ツェリードニヒの霊獣がテータを襲うというような目まぐるしい展開です。

以下ネタバレ有りの感想と考察なので、未読の方はご注意ください。

オイト王妃の「ゴキブリ・アイ」による探索つづく

ゴキブリを使役して他の王子の探索を続けるオイト王妃。

368話の題の下には「ゴキブリ・アイ 進軍中!!」と書いてあり、大きくゴキブリが描かれています。

ゴキブリは苦手なのですが、なんとも頼もしいかんじです。

文字通り寿命を削る「エンペラータイム」発動中のクラピカはかなりきつそうです。

第12王子・モモゼ危機

オイト王妃が「ゴキブリ・アイ」で第12王子モモゼの部屋をさぐると、なんと黒いスーツの男がモモゼを襲っています。

首を絞められて為す術もない、かなりショッキングな場面です

びっくりして叫び出すオイト王妃。モモゼが殺されそうだから早く止めるよう懇願します。

クラピカは敵であるバビマイナの前でオイト王妃と自分の念能力を知られたくないクラピカはオイトをなだめます。

モモゼ王子が殺されそうになっているのに駆け引きしている場合じゃないと激怒し、自分が行くといいます。

ただ下位の王妃であるオイトが行っても聞いてもらえるかどうかは分かりません。

そこでバビマイナが間に入り、モモゼの様子をバビマイナが確認することに。

急に配慮を見せたバビマイナ。なぜなのでしょう。オイトの必死な心が通じたのかもしれません。

モモゼ死す?

バビマイナが間に入って、様子を見てみたものの、時既に遅し。

モモゼは遺体となり、黒い袋に包まれて搬送されてしまいます。

オイト王妃は嘆き悲しみます。モモゼ王子の危機にもう少し早く気付いていたら凶行を止められて、助けられたかもしれないと後悔します。

ビルが言うにはモモゼの死因は窒息死だそうです。

第7王妃のセヴァンチが半狂乱で全員死刑にしろと叫んでいます。

警護兵6人全員が共謀していると国王に提訴するとか言って、6人は拘束されてしまったとのこと。

クラピカはタイミンが良すぎることに疑問を持ち警戒します。

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モモゼにはクラピカの同僚である警護兵を多数死においやった「ヒマ?ヒマ?」と連呼するクマっぽい強力な守護霊獣(念獣)が付いていました。

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なぜ霊獣はモモゼを守らなかったのでしょうか。バビマイナの同僚のサカタも疑問に思うところです。

モモゼの守護霊獣(念獣)はなぜ動かなかったのか

クラピカの推理によれば守護霊獣(念獣)が発動したことでモモゼは多量のオーラを消費してしまい、モモゼがエネルギー切れしてしまったのではないかとのこと。

モモゼの守護霊獣(念獣)はかなり強力だったゆえに、早々にMP切れをおこし、モモゼ本体を守れなかったとは。皮肉なことです。

ここで分かるのは王子達についた霊獣がいくらつよくても、王子本人のオーラ量の絶対値が足りなければ肝心な時に役に立たないことです。

王子達のバトルロワイヤルはオーラ量の多い王子か、燃費が良い守護霊獣(念獣)を備えているかが重要そうです。

今のカキン王ホイコーロの守護霊獣(念獣)はかなり奇っ怪でオーラ消費量も多そうな感じがするので、やはりオーラ総量がモノを言うような気もします。

バビマイナは当然オイト王妃が念能力を使っていたことに気が付きます。

オイト本人に聞くと、王妃は王子同士のバトルロイヤルをサバイバルゲームと見立てるバビマイナとクラピカを痛烈に批判します。

オイト王妃に配慮を見せたバビマイナ

するとなぜかバビマイナはサカタを連れてその場から立ち去ります。

自分たちがいたらオイト王妃の気がやすまらないだろうと気遣って、念のレーダーである「円」も解いてしまいます。

ここだけをみると、バビマイナはすごく良いヤツっぽいけど、どうなのでしょうか。

数々の修羅場を越えてきたと思われるバビマイナ、冷徹になる時はとことん冷徹になれるはずですが、こんな対応をとるとは、何か考えがあるのでしょう。

オイト王妃は健気にも「ゴキブリ・アイ」を使った探査に戻ります。

しかし、クラピカの身体に限界が近づき、ビルと話しているときに倒れてしまいます。

モモゼは本当に死んでしまったのか

ネットではモモゼ王子が本当に死んでしまったのか疑問視する人もいます。

私も首を絞められて絶命する際、黒スーツの後ろ姿しか見えず、直接的な死の描写がなかったのと、袋に包まれた状態での遺体の描写しか無かったので、モモゼが実は死んでいない可能性もあると思います。

モモゼの死因は窒息死ですが、同じ窒息死で一度死んだヒソカは死後強まる念で生き返りましたし。

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ハンターハンター世界では複製をつくる「ギャラリーフェイク」という念能力もあり、死体を偽装したという可能性も捨てきれません。

漫画では直接的な死の描写がなければ、「実は生きていた」という展開はかなり多いです。

しかし、「キメラアント編」でポンズがアッサリと死んでしまったように、冨樫義博は主要キャラでも容赦しません。

もし本当にモモゼ王子が死んでしまったなら、母親であるセヴァンチ王妃に疎まれて見捨てられたあげく、絞殺されてしまうとは悲しすぎます。

セヴァンチ王妃も今さら後悔しても遅いです。

クラピカ倒れる

オイト王妃が「ゴキブリ・アイ」で探索を続ける中、ビルと話していたクラピカは突然倒れてしまいます。

緋の眼のエンペラータイム発動で肉体的な限界が来てしまいました。

クラピカの能力であるドルフィンが消えてしまったのかどうかは次号で明らかとなります。

ハンゾーの後悔とビスケ

場面はかわり、深刻な顔をしたハンゾーのアップ。かなり思い詰めている模様です。

『ハンターハンター』368話「凶行」キレるハンゾーのアップの画像

ハンゾーは自分がもしそこにいたら、セヴァンチ王妃の命令に反してでも護衛を続けていればモモゼが死ぬことはなかったと自分を責めています。

たしかに護衛を外されてもモモゼ王子にとどく「円」を張っておけば、防げた可能性はあります。

ビスケは自分たちは王妃の命令に従ってモモゼの護衛をはなれただけで、ハンゾーや自分には非はないとなぐさめます。

ハンゾーはクラピカから話を聞いて、犯人が分身を使ったのではないかと予測します。そして、その分身はまた凶行を繰り返すであろうと言い、その時は止めてみせると宣言します。

ハンゾーはすごい形相で「報いは必ず受けさせる 必ずな」とも言ってます。

『ハンターハンター』368話「凶行」報いは必ず受けさせるというハンゾー

ハンター試験の時、ゴンの骨を折ったりと、やるときはやるハンゾー、復讐もやりとげるでしょう。

ハンゾーの念能力

ハンゾーは「分身を使えるのはそいつだけじゃない」、「こちとら忍者が本職」と言います。

というこは、ハンゾーの念能力も自分の分身を作るというものなのでしょうか。

自分の分身というと、天空闘技場でヒソカと戦ったカストロとかグリードアイランドのレイザーとかゴレイヌを思い起こします。

カストロがヒソカと戦った巻は6巻でしたね。1999年発売で、ずいぶん昔です。

ゴレイヌと共闘したレイザー戦を収めたのは16巻です。こちらは2003年に発売。ゴレイヌさん登場からこんなに月日が経っているとは。

ハンゾーはハンターハンター最初期の一番初めのハンター試験で出てきて、数十年ぶりに再登場したキャラクターです。そのハンゾーの念能力がやっと明らかになるとは胸が熱いです。

ハンゾー犯人説?

ネットの考察では実はハンゾー自身が犯人ではないかと言われています。

まぁ犯人の念能力をいきなり特定し、犯人をもう2名に絞っているとか、コナン顔負けの推理をしていて手際が良すぎるというのはわかります。

分身の能力を使えるなら容易に犯行を完遂できるでしょう。

となれば、あれほどキレたのは自分が犯人と思われないためのブラフでしょうか。

でもさすがにそれは無いと思います。

ハンゾーは初期にちょっとしか出ていないものの、性格的には竹を割ったような良い奴でサイコパスのようにも思えません。

王子の護衛についたのも、ノストラード家を牛耳るクラピカの依頼を受けたからという理由です。

ハンゾーがあれだけキレたのはモモゼが好きだったのではという説もありますが、単にモモゼ護衛というミッションが成功しなかったからでしょう。

プロとして、自分の仕事が中途半端になったことで、自分が許せなかったと考えられます。

ハンゾーがプロの凄みを見せた「ハンター最終試験」は第4巻で本当に最初期でした。

ハンゾーは第2巻の試験、グルメ対決ではスシの作り方をばらしてしまうというオチャメなところも見せていました。

念の天才・ツェリードニヒ王子

ここでまた場面が変わり、第4王子ツェリードニヒのいる1008号室。

ツェリードニヒはたった半日の修行で念能力の高等技である「凝」のコツを掴んでしまいます。

ゴンやキルアですらかなり時間がかかったのに、ツェリードニヒはすぐにできてしまうとは、まぎれもなく念の天才です。

疑われるテータ

ツェリードニヒの護衛兵であるテータは念の習得には基礎で早くても半年かかると言っていました。

しかし、クラピカは「2週間で念を使えるようにできる」と各王子たちに宣言しました。

ツェリードニヒは自分に念の才能があるとはこの時点では知らなくて、すぐにできるようになったので、テータを疑うようになります。

念能力の習得は半年かかるのか2週間でいいのか。

クラピカかテータどちらかが嘘を付いているに違いないとツェリードニヒは激怒し、守護霊獣(念獣)が現れます。

「信じていいんだな」とツェリードニヒはテータに尋ね、テータが「はい!」と答えるとなぜか血しぶきが飛びます。

その後の描写はありませんが、テータが何かをされたのは間違いありません。

最後には「揺らげば死!!」という煽りがあります。

『ハンターハンター』368話「凶行」ツェリードニヒの霊獣に襲われるテータ

ツェリードニヒの守護霊獣(念獣)の能力

ツェリードニヒの守護霊獣(念獣)の能力は相手が嘘をついた場合に発動されるのではないかという意見が多いです。

だからテータも攻撃されてしまったのではないかと考えられてます。

しかし、この時点でテータは念習得に関する常識的なことを答えているだけで、自分が嘘を付いていると思っていませんし、言葉に偽りはありません。

ただクラピカが外法的な裏技でオイト王妃や他の王子の護衛兵に短時間で念を習得させうることは事実。クラピカも嘘を言っているわけではありません。

この時点ではテータもクラピカも嘘を言っているわけではありませんので、嘘を言っている人物を自動的に攻撃するという能力ではないように思います。

ツェリードニヒの守護霊獣(念獣)は他の王子の霊獣とくらべてもとびきり変態的で気持ち悪いものです。もっと特殊でとんでもない能力を有していると思います。

各王子の動向、クラピカの容態など物語はかなり錯綜していきます。

次回、第369話「限界」ではクラピカのその後が語られます。そしてついにクラピカによる念の習得講座が始まりそうですが、集まった連中はかなり濃いやつらばかり。いきなり念能力を発動する輩もいるし、波乱続きです。

ヒュリコフの念能力「11人いる!(サイレントマジョリティー)」『ハンターハンター』369話「限界」
クラピカの限界と敵の「11人いる!(サイレントマジョリティー)」『ハンターハンター』369話「限界」

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