こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むコウテツユウギです。
2017年6月26日に発売の少年ジャンプ30号から『HUNTER × HUNTER』の連載再開が決定したので、暗黒大陸編を復習中です。
第341話の復習まとめ記事はこちらです。ネタバレありの考察なので、未読の方はご注意ください。
前回突然、ふてぶてしい態度で十二支んの前に現れて「捕まえろ」と言ってきたビヨンド・ネテロ。
十二支んに拘束されるビヨンド・ネテロ
手錠をかけられ、厳重なセキュリティの部屋に拘束されます。
引用:『ハンターハンター 33巻』p.27
そして「オレは開放され、十二支んはオレと共に暗黒大陸を目指すことになる」と予言。
対するハンター協会新会長「十二支ん」チードルは「国際重騒乱罪で長期禁固刑が課されるはず」と言い放ちます。
公式に発表されている世界地図
舞台はかわって、許可庁の若い官僚がV5(近代5大陸)の重鎮たちにプレゼンをしています。
そのプレゼンでまた衝撃的な事実が明らかになります。
なんと
引用:『ハンターハンター 33巻』p.30
思わずキバヤシが現れたときのように「なんだってー!」と叫びたくなると同時に、あまりの途方もない話に胸が踊りました。
日本の古き良きRPGゲームの世界観と似ている
こういうドキドキした感じはなんとなく既視感があります。それは何かと考えていたら、よく日本のRPGゲームでこういう設定があるなということを思い出しました。
例えば、『ドラゴンクエスト1』で全世界だと思われていたアレフガルドが、『ドラゴンクエスト2』において、アレフガルドは世界の一画に過ぎなかったと分かった時、そして『ドラゴンクエスト3』ではアレフガルドがある世界はギアガの大穴から降りたところにある入れ子のような世界だとわかったときのように。
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今すぐ思い出せるのはこれくらいですが、JRPGではこういう展開はむしろ王道。冨樫義博はかなりのゲーム好きで有名ですが、そういうゲームの影響が漫画にも表れているのかもしれません。
暗黒大陸からの生還者
許可庁のデータによると、過去に人類は149回渡航に挑戦しているとのこと。
そのうち生存者が帰還できたのは、わずか5回にすぎず、その数は28名にすぎません。帰還できた者のうち、存命なのはビヨンド・ネテロだけとのこと。
生還した28名は陸上メダリスト級の身体能力を持っていたとのことですが、生還後、日常生活に戻れたものは3人のみ。実質的な帰還率0.04%というとんでもない低さです。
引用:『ハンターハンター 33巻』p.31
その5回の渡航とは、V5(近代5大陸)が相互の不可侵条約の締結後、非公式に行ったものとのこと。
表では暗黒大陸への渡航を禁じ、カキン王国の渡航に難癖を付けながら、自分は密かに渡航してしまうというズルさが現実の先進国の狡猾さと瓜二つですね。
暗黒大陸の「案内人」の協力
さらに、人類は「公式には」過去に一度も自力での暗黒大陸往復に成功していないとのこと。
案内人というのは初出ですが、暗黒大陸を出入りするために「門番」が召喚する亜人種です。ハンターハンターにおける既知の世界にも亜人がけっこういますが、世界の内の亜人種とは異なる種族なのでしょうか。
「門番」というのは唯一大陸とのパイプを持つ魔獣族のこと。魔獣族も既知の世界で人類と共存していますが、その魔獣族たちはもともと暗黒大陸由来です。
暗黒大陸に渡るにはその魔獣族と交渉が必要で、それ無しには人類は限界海境線すら越えられないと。
暗黒大陸の秘密が一部明らかになる『HUNTER X HUNTER 33巻』
今回の記事で書いた第341話から第350話までを収録している33巻。
暗黒大陸の不思議さが詰まった1巻です。
素朴な疑問1 『ハンターハンター』世界の高い科学技術力と、暗黒大陸の秘密秘匿
暗黒大陸の唖然とするような巨大さと奇妙さに度肝を抜かれましたが、ここで一つ素朴な疑問が出てきました。
『HUNTER X HUNTER』の既刊を読むと、作中の世界の科学はかなり高い水準にあります。インターネットは普及しているし、プレイステーションみたいなTVゲーム機もあります。携帯電話もありますね。この342話ではビヨンド・ネテロとの会話を録音するためにボイスレコーダーも出てきます。
引用:『ハンターハンター 33巻』p.28
キメラアントの王・メルエムを抹殺した「貧者の薔薇」のような大量破壊兵器もあります。人工衛星もあるという描写もあったような。
そんな技術があるなら、当然みんな既知の世界が全てではないと気づくでしょうが、どうやって秘密にしているのでしょうか。
世界にはグリード・アイランドを作ったレイザーたち以上にとんでもない念能力を持ったハンターがいて、人類が暗黒大陸のことを知るのを阻止する念を使っているとか?
素朴な疑問2 『ハンターハンター』世界の星と重力とか
それと、『ハンターハンター』の世界のある星はどうなっているのかという疑問もあります。既知の世界が地球の全世界と同じくらいなら、暗黒大陸を含めて全球となると、木星クラスのとんでもない大きさになりそうです。
ガス惑星ではないので、重力とかが大変なことになってそうです。
暗黒大陸の5大厄災と同じで、考えれば考えるほど不思議でワクワクする『ハンターハンター』。いよいよ来週6月26日から連載再開です。
『HUNTER X HUNTER 34巻』の「ネタバレあり」まとめ記事
連載再開を前に34巻相当分のまとめ記事も書いています。
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『ハンターハンター』34巻 考察まとめ「ヒソカ対クロロ」決着と暗黒大陸渡航
日々絶望することはありながらも、歯を食いしばって生きているのは『ハンターハンター』の続きを読むためと言っても過言はないの ...
暗黒大陸へ向けてついに出航する『HUNTER X HUNTER 34巻』
暗黒大陸編と伝説のヒソカ VS 幻影旅団・クロロ団長の激闘を収録する34巻が連載再開と同時に発売されます。
2017年6月22日やっと表紙が明らかになりましたが、やはり天空闘技場でのヒソカ対クロロのバトルがメインとなるため、この二人が表紙になりました。巻全体のタイトルは「死闘」。確かにネテロ元会長とキメラアントの王・メルエムのバトルに勝るとも劣らない死闘でした。
連載再開時にはちょうど日本に帰国できそうです。今は電子書籍でもジャンプは出ていますが、紙面で読めるというのは嬉しいです。
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※ 本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。