進撃の巨人

進撃の巨人 112「無知」考察 感想 ミカサのアッカーマン一族に関する秘密と脊髄液入りワインの真相【最新話】ネタバレ有レビュー

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こんにちは! 月に50冊以上マンガを読むことぶき@akitoshijp )です。

2018年12月7日(金曜日)発売の『別冊少年マガジン 1月号』収録の諫山創『進撃の巨人』112話「無知」を読みました。

ことぶき
以下ネタバレありの考察と感想(レビュー)なので、未読の方はご注意ください。

111話「森の子ら」の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

最新巻 27巻の考察と感想(ネタバレ有レビュー)はこちらを見てください。

ジークの脊髄液入りワインが巻き起こす波紋

ニコロは「ジークの脊髄液《せきずいえき》が入ったワイン」をパラディ島軍の高官にふるまうよう言われていました。

エルディア人はジークの脊髄液を少しでも摂取してしまうと、ジークによって「無垢の巨人」に変身させられる可能性があります。

ことぶき
コニーの故郷、ラガコ村では空中散布された脊髄液で巨人化させられたので、ワインに混入されていれば確実に巨人化ということになりそうです。

この指令をしていたのは、ピクシス司令に軟禁されているイェレナ。イェレナもジークにそうするように言われていたのでしょうね。

ことぶき
そもそもジークの脊髄液になぜそんな効果があるのかというと、ジークの母親が王女で王家の血をひいているからです。ヒストリアが巨人化すれば、同じようなことができるのでしょうか。

オニャンコポン等、他の義勇兵はそのことを把握していないようです。

ことぶき
まぁオニャンコポンは分かってなかったとしても、他の義勇兵は何となくジークのやり方はうすうす分かっていた可能性もあります。

ジークのウソの可能性

ジークの脊髄液を摂取した時点でエルディア人は「硬直」するとされていました。

ことぶき
コニーの生まれ故郷・ラガコ村でもそうだったと言われていますが、その状況を見た者は誰もいません。

ハンジはジークがウソをついていた可能性を考え、飲んだだけでは何も変わらないなら、毒と知らずに大勢の人間が摂取してしまった可能性があります。

ことぶき
数百年も文明から隔絶されていたパラディ島の人たちにとって、マーレ産のワインはたまらなく上等なもので喜んで飲んでいたでしょう。

ジークの「無垢の巨人」使用方法とは?

ニコロは、かつてマーレが敵国の首都を一晩で落としたとき、ジークの脊髄液が使われた可能性を指摘します。

ことぶき
その街では突如街の内部に数百の巨人が現れ、町を破壊しつくし、人を捕食し尽くしました。

ニコロが指摘するまでもなく、ジークが脊髄液を飲ませたエルディア人を町中にしのばせ、ジークが一斉に巨人化させたのでしょう。

ことぶき
ジークの脊髄液の秘密を知らない敵国は、予想も付かない攻撃でわけも分からないまま滅亡の憂き目に遭いました。

エレンとフロックたちが突如現れる

ミカサがカヤに殺されそうになったガビを保護しました。

アルミンとミカサはガビとゆっくり話そうとします。

そこへいきなり現れたのは

手を傷つけているエレン:『進撃の巨人』112話「無知」より引用

手を傷つけているエレン:『進撃の巨人』112話「無知」より引用

エレンでした。

ことぶき
しかも、手のひらには傷を付けているので、いつでも巨人化できます。目が完全にうつろで、レベリオ収容区で大虐殺を行ったときよりrさらに精神が荒廃しいて狂気を感じます。

エレンは新生エルディア帝国を建国しようとしているフロックたちを連れてきていて、フロック等は調査兵団の団長であるハンジを拘束してしまいます。

フロックはエレンをジークに会わせるために、ハンジに道案内させようとしています。

ハンジはフロックたちに、「ジークの脊髄液の入ったワイン」が出回っていて、上官たちが巨人化してしまう可能性があることを言います。

しかし、フロックたちはどうももともとそのことを知っていたようです。

ことぶき
フロックのように、調査兵団の生き残りや若い世代の兵士たちにとっては、上官たちは単なる老害でしかないのでしょう。

今の世界でも高齢者と若者の間の世代間格差が大問題になっていますが、パラディ島でも同じなようです。

既得権益を手放そうとせず、壁の中という限られた世界で利益を最大化しながら生きる上官たち。

日本の状況とも似ていますね。

エレンが語る「自由」とアッカーマン一族の秘密とは?

エレンはアルミン、ミカサ、ガビと話し合おうとします。

ことぶき
ガビにとって、エレンはレベリオ収容区をメチャクチャに破壊した張本人で、ウドたち仲間を殺した仇敵です。

ガビは恐れとともに憎しみが甦っているようですが、敵地ど真ん中では為すすべもありません。

アルミンにマーレでの単独行動を責められると、エレンは

オレは自由だ
オレが何をしようと
何を選ぼうと
それはオレの自由意志が選択したものだ

と言って、イェレナと会ったことや、ジークの計画に乗っているのも自分の自由意志がなしたものだと解説します。

ことぶき
ミカサはエレンを絶対的に信頼していて、ジークに操られていると言いますが、エレンは聞く耳も持ちません。

エレンは、超大型巨人だったベルトルトを捕食したアルミンがアニのもとに足繁く通うのは、「アルミンがベルトルトの記憶を継承したから」だと言い、アルミンこそ操られているのと同じであると論じます。

ことぶき
確かにアルミンは以前、それほどアニと親しいわけではありませんでしたし、いきなりアニを頼りにし出すというのはベルトルトの影響と言われてもおかしくありません。

でも、それだとエレンも「戦鎚の巨人」「始祖の巨人」「進撃の巨人」を捕食しているので、さらに数多くの人の記憶を継承しています。

ことぶき
エレンの論法で言うと、エレンのほうこそ自由意志を持っているとは言いがたくなってしまうのではないでしょうか。

現実世界でも臓器移植をした人間が、臓器提供者の記憶や性格を受け継いでいる事例がよくあります。

しかし、その場合、臓器移植した人が操られているとか思われないわけで、アルミンもベルトルトの意志に操られているとまでは言えないでしょう。

エレンは、ジークからミカサたち「アッカーマン一族」についての秘密も聞いていました。

ジークの話によると、「アッカーマン一族」は人体実験を繰り返した結果、

人の姿のまま
一部 巨人の力を引き出せる

ようになった血族とのことです。

その役目は「エルディア王」を守ることで、遺伝子レベルで「主人を守ること」という習性が刻み込まれているとのこと。

ことぶき
ミカサはエレンに執着し、エレンがピンチの時は信じられないほどの強さを見せますが、それはミカサがエレンに恋愛感情を持っているからではなく、アッカーマン一族の遺伝子だったとエレンは主張します。

主人の命令を聞いて、覚醒したアッカーマン一族は、身体能力が高まり、「道」を通じて過去のアッカーマン一族が積み重ねてきた戦闘経験も継承するというチート的な能力をも有しているそうです。

ことぶき
記憶の継承、「道」で経験も継承もできるということで、『進撃の巨人』ループ説が説得力を持ってきましたね。

エレンは自由意志のないミカサを家畜だと罵り、嫌いとまで言ってしまうので、ミカサは泣いてしまいます。

ミカサの涙を見たアルミンは激昂し、エレンに殴りかかりますが、ミカサに止められてしまいます。

ことぶき
なぜミカサは自分のために怒ってくれたアルミンを無意識で止めたのか、それこそがアッカーマン一族の遺伝子がなせる証左なのでしょうか。

アルミンとエレンは殴り合いますが、一方的にエレンがボコボコにしてしまいます。

ことぶき
アルミンが超大型巨人になれば勝てる可能性もありますが、周りの人間も巻き添えにしてしまうのでそれはできなかったのでしょう。

エレンの本心は?

ここでのエレンの行動を見ると、本当に人が変わってしまったようです。

ことぶき
ミカサのために女型の巨人に立ち向かったり、ベルトルトとの戦いでアルミンが見せた勇気を褒め称えたエレンの言動がウソだったとはとても思えません。

エレンは本当に洗脳されてしまったのか、それとも洗脳されたフリをして、ジークの計画を利用したり裏をかこうとしている可能性もあります。

軟禁されているジークが叫び、リヴァイ兵長が大ピンチに

「獣の巨人」ジークは巨木の森に幽閉されています。

ことぶき
なぜこの森が選ばれたかというと、ジークが巨人化してもすぐに立体機動装置で倒せるように足場となる巨木がある場所を選んでいます。

すべての首謀者で、イェレナを通じてエレン達・イェーガー派を動かしているジークは余裕綽々で読書にいそしんでいます。

リヴァイ兵長にザックレー総統爆殺事件の急報が入ります。

ことぶき
リヴァイはピクシス司令がエレンを誰かに捕食させるつもりであることを見抜いています。

リヴァイはヒストリアの出産を待ち、ジークを捕食させることを独断で決定、ジークの四肢を再度切断しようとしたとき、ジークはおもむろに叫びます。

すると、ジーク警備のために集まっていた兵士たちが次々に「無垢の巨人」と化し、リヴァイに襲いかかります。

ことぶき
ジークは自分の脊髄液入りワインを見張りの兵士たちに飲ませていたんですね。だから幽閉されている状況でも落ち着いていられたのでしょう。

リヴァイが巨人化しないのは、ワインを飲んでいなかったか、アッカーマン一族のため、脊髄液入りワインを飲んでも効果がないからでしょう。

これでジークがラガコ村の巨人化に関して言っていた

エルディア人がジークの脊髄液を摂取すると硬直する

というのが真っ赤な嘘ということが判明しました。

ことぶき
やはり、脊髄液を飲んでも、特に目立った変化はなく、ジークの叫びがあると即座に「無垢の巨人」となってしまう仕様のようです。

30体近くの巨人に囲まれたリヴァイ兵長、無事に森から逃れることができるでしょうか。

ことぶき
リヴァイのデタラメな強さを考えると、普通の巨人に負けることはないと思いますが、ジークも獣の巨人と化し、襲われると危ないかもしれません。

でも、リヴァイの恐ろしさを骨身にしみて分かっているジークはリヴァイと正面から戦わず、逃走してエレンと合流する方を優先しそうです。

27巻
『進撃の巨人 27巻』表紙より引用
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